1章-18.姉が目覚める!(脚本)
〇おしゃれな教室
橘 優人「よし!!!!!! 成功した!!!!!!」
橘 貴也「・・・すごいな・・・ 全部ユウトが考えたのか!?!?」
橘 優人「うん・・・!!!!!! どんな魔法使ったか聞きたい!?!?」
橘 貴也「お、おう!!!!」
橘 優人「やっぱ聞きたいよね!! あのね! 【幻覚《イリュージョン》】で学校の中の1階全体に幻覚を見せるようにしたんだ!!」
橘 優人「そして骸骨の幽霊に触れられた瞬間、【恐怖《フィアー》】が発動して、恐怖を植え付けるんだ!!」
橘 優人「そして、気絶したタイミングで学校の入口へ強制転移!!だよ!!」
橘 優人「あ!!まだ魔法解いてないから何回侵入しても同じ現象になるよ!!!!」
橘 貴也「・・・」
橘 優人(あれ!? こんな復讐方法はあまり好きじゃなかったかな・・・!?!?)
橘 貴也「あはははははははは!!!!」
橘 貴也「ゆ、ユウト!!!!!! 怖いの苦手なのに・・・!!!!!! これはいい!!!!!!」
橘 貴也「あいつらのあの顔!!!!!! スカッとしたよ!! ありがとうユウト!!!!」
そう言いながらタカ兄はユウトの頭をなでた。
その後・・・
しばらくの間、タカ兄は笑いが止まらなかった。
〇おしゃれな教室
タカ兄が笑っている間、ユウトは他に生存者はいないかを調べていた。
橘 優人「うーん・・・ この辺は全滅っぽいな・・・」
橘 貴也「はぁーーー。 ユウト・・・すまんな!!!!」
橘 優人「もう大丈夫!?!?」
橘 貴也「お、おう!!!!!!」
橘 優人「・・・本当かなぁ!?!?」
橘 結奈「う・・・・・・ん・・・・・・」
橘 優人「ユナ姉が起きる!!!!!!」
橘 結奈「ん・・・ あれ・・・!?!?」
橘 結奈「・・・!?」
橘 優人「ユナ姉!!!!!!!!」
橘 貴也「ユナ!! 体調大丈夫か・・・!?」
橘 結奈「うん・・・ 頭ももう痛くないし、身体もだるくないよ・・・」
橘 結奈「・・・ユウト!?」
橘 結奈「ユウト?ユウト・・・・・・。!!!!!!」
橘 結奈「ユウウウゥトォォォォォォ!!!」
橘 優人「うお!!!」
ユナ姉が飛びついてきた!!
ユナ姉は、大絶叫のあと大号泣して、僕をずっと抱きしめ続けた。
橘 優人「ユナ姉。心配かけてごめんなさい」
橘 結奈「グス・・・ ユウト・・・ どこ行ってたの・・・!?」
橘 優人「・・・」
橘 優人「僕・・・実はね・・・!!!!」
そうして・・・
ユウトはユナ姉に、自身に起きた内容を──
タカ兄に話した内容と同じように話し始めたのだった。
〇おしゃれな教室
話が終わった頃には外は暗くなっていた。
橘 結奈「うーん。うーん・・・・・・」
橘 結奈「厨二病ってこと・・・!?!?」
橘 優人「違う!!!!!!!!」
橘 貴也「俺も最初は信じられなかったけどな・・・!!」
橘 貴也「【水生成《ウォーター》】」
橘 結奈「ぬぉぉ!!!!!!!!」
橘 優人(ぬおぉ?)
橘 結奈「え??え?? すごいすごーい! 私もやってみたい! 私にも教えて!?!?!?」
橘 貴也「・・・とりあえず、家に帰るか・・・」
橘 結奈「まさか!? まさか!?!?」
橘 優人(・・・ユナ姉大興奮中だ・・・)
橘 優人「じゃ、僕の魔法で帰るね!!!!!!」
橘 貴也「よろしく!!」
橘 結奈「はぁい♡」
橘 優人(その前にこの学校1階の魔法を解除──。 ・・・結界は・・・3日で切れるみたいだしそのままにするか・・・)
橘 優人「【転移《ムーヴ》】」
橘 結奈「ぬぉぉぉぉ!!!!!!」
橘 優人「・・・」
橘 貴也「・・・」