針が怖い!(脚本)
〇病院の待合室
俺「予防接種、緊張するな」
俺「ん?」
若い女性「・・・・・・」
俺「どうかしましたか?」
若い女性「あ・・・」
若い女性「恥ずかしいんですけど、わたし注射が苦手で」
若い女性「ここまで来たけど、勇気が出なくて」
俺「あー、わかります、体に針を刺すなんてゾッとしますよね」
若い女性「ですよね! 針、怖いです」
俺「見なければいいんですよ」
若い女性「えっ」
俺「針を見ないで、目をそむけていれば怖くないですよ。俺はいつもそうしてます」
若い女性「なるほど・・・! わたし、見ちゃってました」
俺「それから、注射が終わった後、自分へのご褒美を用意するといいですよ」
若い女性「ご褒美・・・」
俺「俺はパンケーキ食べに行こうと思ってます」
若い女性「いいですね、パンケーキ」
若い女性「どのお店ですか?」
俺「ここです」
若い女性「わあ、おいしそう! 終わったらわたしも行こうかな」
若い女性「また、会っちゃいますかね?」
俺「あ、そうですね・・・」
若い女性「へへっ」
若い女性「ありがとうございます。 わたし、注射頑張ります!」
俺「う、うん。頑張って」
俺「可愛い・・・」
俺「注射の後、また会えたら・・・」
俺「・・・」
「次の方、どうぞ」
俺「あ、はい」
俺「・・・え?」
若い女性「さっきはアドバイスありがとうございました」
若い女性「おかげで怖がらずに針が刺せそうです」
若い女性「よろしくお願いします!」
俺「待って!違う」
俺「ちゃんと見て! 針、ちゃんと見て!」
注射「する側」なら、針をちゃんと見なければなりませんね!
さすがですね 鮮やか過ぎます!!
このキレの良さを見習いたいです!
意表をつく視点が大事なんですね😆
鮮やかッッッッ!!!
落語のような切り返し、お見事でした。
「苦手すぎて危険」ってそういう意味か……笑
声出して笑うほど面白かったです!!