第3話 またもや家族のピンチ!!私が守らなきゃ!!!(脚本)
〇おしゃれなリビングダイニング
数年後
遠野 雅(みやび)「まぁーーーーーまぁーーーーー!!!!!」
遠野 雅(みやび)「ねーちゃんがみあびのとったーー!!」
遠野 海亜(ミア)「とってないもん!!あたしがさきに使ってたもん!!!」
遠野 雅(みやび)「みあびがさぁーきぃー!!」
遠野 奏(カナデ)「よしよし、さくまどっちが先だった?」
遠野 朔馬(サクマ)「おにーたんがさきらったよぉー」
遠野 海亜(ミア)「あたちがさきぃ!!!」
遠野 雅(みやび)「みあびだったもーーん!!」
遠野 奏(カナデ)「でもみやびが先に使ってたって言ってるよ?みあ?」
遠野 海亜(ミア)「ごめんなさい!!!」
遠野 海亜(ミア)「うわあぁぁんん」
遠野 奏(カナデ)「よしよし、2人とも泣かないで」
遠野 奏(カナデ)「さくま、ありがとう」
遠野 朔馬(サクマ)「うん!」
遠野 朔馬(サクマ)(どうも、さくまくんをしてる)
藤崎 実莉(ミノリ)(みのりです)
藤崎 実莉(ミノリ)(あれから私は成長し、さくまくんは来年年長さんになります)
藤崎 実莉(ミノリ)(みやびくんは小学生)
藤崎 実莉(ミノリ)(みあちゃんは2年生です)
藤崎 実莉(ミノリ)(信じられないでしょ?)
藤崎 実莉(ミノリ)(大丈夫、私もです)
藤崎 実莉(ミノリ)(まあ中身が中学生なので少し大きく見えますが精神年齢は5歳児と一緒です笑)
藤崎 実莉(ミノリ)(頭脳は小学生の高学年ぐらいですかね)
藤崎 実莉(ミノリ)(あ!もちろん私にも考えてることがありますよ!)
藤崎 実莉(ミノリ)(大きくなって現在東京なのですが、大阪に行って母に会いに行こうと言う作戦です!)
藤崎 実莉(ミノリ)(無謀ではありますがきちんと家は覚えているのでご安心を!)
遠野 奏(カナデ)「今日のお昼は冷やし中華でーす!」
遠野 奏(カナデ)「ほらみやび!泣き止んで!食べよう!」
遠野 雅(みやび)「ぐすんっ...わかった」
藤崎 実莉(ミノリ)「あーーーー!!!!みやびくんをお昼ご飯にしちゃいたいーー!!!!!」
藤崎 実莉(ミノリ)(そんな気持ちを抑えながら日々楽しく暮らしています)
遠野 奏(カナデ)「みんなでー」
「いただきまーす」
遠野 奏(カナデ)「どう?美味しい?」
遠野 雅(みやび)「美味しい!」
遠野 海亜(ミア)「おいしーー!」
遠野 奏(カナデ)「よかったー」
遠野 奏(カナデ)「今日はご飯食べてお片付けしたらスーパーに買い物に行くからねー」
「はーい!」
遠野 奏(カナデ)「ケチャップ買うの覚えててねー」
遠野 雅(みやび)「わかった!!!」
遠野 海亜(ミア)「うん!」
〇華やかな裏庭
遠野 雅(みやび)「さくま!にーちゃんとパクパクレンジャーごっこしよー!!」
遠野 朔馬(サクマ)「うん!」
遠野 海亜(ミア)「あたしもするー!!あたしティンク様ーー!」
遠野 雅(みやび)「じゃあみあびはー!ブレッドこくおー!」
遠野 朔馬(サクマ)「じゃあ僕はディミトリへいしー!」
遠野 雅(みやび)「ふくもってくるー!!」
遠野 海亜(ミア)「あたしもー!!」
藤崎 実莉(ミノリ)(いつ見てもすごいなー!この家はー)
藤崎 実莉(ミノリ)(どうやらパパさんは有名会社の7代目会社らしいのだか...車の東雲(しののめ)って会社らしい。まあ聞いた事ぐらいはある)
藤崎 実莉(ミノリ)(よくパパさんはテレビにも出ているしな。すごい人なんだろう)
遠野 雅(みやび)「持ってきた!着替えよう!」
遠野 朔馬(サクマ)「うん!」
藤崎 実莉(ミノリ)(正直幸せすぎてずっとここにいたいと思っている。鏡を見るだけで元気が出るって...)
藤崎 実莉(ミノリ)(最高かよっ、!)
遠野 雅(みやび)「さくまは髪がディミトリそっくりだ!」
遠野 朔馬(サクマ)「えへへ」
遠野 海亜(ミア)「ブレッドこくおー!助けてー!」
遠野 雅(みやび)「いまたすけるー!!」
遠野 雅(みやび)「すーぱー人参あたーく!」
遠野 朔馬(サクマ)「トロピカルウォーターメローンビーム!!」
遠野 海亜(ミア)「助かりました!ありがとうございました!」
遠野 奏(カナデ)「片付けおわったわよー!行きましょ」
「はーい!」
〇車内
遠野 雅(みやび)「すーすー」
遠野 奏(カナデ)「今日の晩御飯なーんだ」
藤崎 実莉(ミノリ)(ママさん、ケチャップ買うつもりやったからー)
遠野 朔馬(サクマ)「オムライスー!」
遠野 奏(カナデ)「せーかい!すごいねー」
遠野 朔馬(サクマ)「えへへー!」
藤崎 実莉(ミノリ)(お母さんが些細な言葉で察しろって言ってたもんなー。こんなとこで役に立ったよ笑)
遠野 奏(カナデ)「さ!着いたわ!みんなを起こしてくれる?」
遠野 朔馬(サクマ)「わかった!」
遠野 朔馬(サクマ)「おきてー!ついたよー!」
遠野 雅(みやび)「んー」
遠野 雅(みやび)「うー!」
藤崎 実莉(ミノリ)(あ!もしかしてこれは...)
遠野 雅(みやび)「うえーん!!ねむたいよーー!!」
藤崎 実莉(ミノリ)(やっぱりか!)
遠野 奏(カナデ)「おかしいらないのー?」
遠野 雅(みやび)「おかし?」
遠野 雅(みやび)「...たべる」
遠野 奏(カナデ)「じゃ一緒いこ」
遠野 雅(みやび)「うん!」
藤崎 実莉(ミノリ)(さすがママさん!めっちゃ丸くなった!)
遠野 雅(みやび)「おねーちゃん!おきてー」
遠野 海亜(ミア)「ふぁ──」
遠野 奏(カナデ)「行くよー!」
「はーい」
〇スーパーの店内
遠野 奏(カナデ)「んー何がいいかなー」
遠野 海亜(ミア)「あははっ!!」
遠野 雅(みやび)「えへへへ!!」
遠野 雅(みやび)「あ!おねーちゃん!」
遠野 朔馬(サクマ)「ママっ!」
遠野 奏(カナデ)「こら!待ちなさい!!」
遠野 奏(カナデ)「あなたたちはここで待ってて」
遠野 雅(みやび)「おねーちゃんばかだなー」
???「犬が外で待ってるから君たち見ててくれない?」
遠野 朔馬(サクマ)「僕達は此処で待ってなきゃ行けないからごめんなさい」
???「犬と遊んでるだけでいいから」
???「見て、私こんなの持ってるのよ」
遠野 雅(みやび)「パクパクレンジャーのはち!」
???「そう!これあげるから着いてきて!」
遠野 雅(みやび)「わかったー!」
遠野 朔馬(サクマ)「おにーちゃん!だめだよ!」
遠野 雅(みやび)「この人女の人だよ!大丈夫!」
遠野 朔馬(サクマ)「でもっ!」
???「大丈夫、私は何もしないわ」
???「ほらいらっしゃい」
遠野 雅(みやび)「わーい」
遠野 朔馬(サクマ)「まってよー!」
〇スーパーの店内
遠野 奏(カナデ)「あれ?どこいったー?」
遠野 奏(カナデ)「居ない...」
遠野 奏(カナデ)「探さなきゃ!」
遠野 奏(カナデ)「さくまー!みやびー!!」
遠野 奏(カナデ)「定員さんに!」
〇キャンピングカーの中
遠野 雅(みやび)「おばさん!ちょーだい!」
???「はいどーぞ!」
遠野 朔馬(サクマ)「どこ行くの!おばさん!!」
「んー?いい所よー」
遠野 雅(みやび)「さくまぁ!!」
遠野 朔馬(サクマ)「大丈夫!おにーちゃん!」
遠野 雅(みやび)「こわいよぉ!どうしよう」
遠野 朔馬(サクマ)「大丈夫だから!」
藤崎 実莉(ミノリ)(誘拐だ!!お金持ちだからやと思う。どうしよう)
藤崎 実莉(ミノリ)(きっと5歳児のパンチなんで痛くもない。逆に反撃される。落ち着いて。冷静に)
藤崎 実莉(ミノリ)(あ!そうだ!)
藤崎 実莉(ミノリ)(持ってきたこれで・・・・・・)
〇廃ビル
遠野 雅(みやび)「こわいよぉ」
???「かわいい感じの子じゃねえかぁ」
???「中身を売るかふつーに金よこされるかだなー」
???「中がええかもなあ」
???「ばっか!どっちもだろうがぁ?あ?」
遠野 雅(みやび)「っ!うぁぁあぁぁ!!ままぁーーー!!」
遠野 朔馬(サクマ)「しー!」
???「うっせーぞごらぁ!!」
???「脱がせろ」
???「はい!」
遠野 朔馬(サクマ)「やめてよ!!」
藤崎 実莉(ミノリ)(こわいっ!こわすぎるよー!)
藤崎 実莉(ミノリ)(流石に羞恥心くらいあるし!嫌だ!)
???「うっせえ!黙ってろ!!」
???「一発やってみっかな」
???「ア○ル使いもんになんねーようにガバッガバにしてやろうか」
???「まずはお前からな」
遠野 朔馬(サクマ)「やめてよ!!!」
???「うっせえ!捕まえとけ」
遠野 雅(みやび)「やめてっ!!」
???「んな怯えんな、気持ちいいぞ」
???「シャ○セクにするか?」
???「おいもってこい」
遠野 雅(みやび)「ぁ...いやだ...こわい...」
遠野 朔馬(サクマ)「おにいちゃん!!!」
???「その弟の方には玩具でもぶち込んでやれ」
遠野 朔馬(サクマ)「!!」
遠野 朔馬(サクマ)「こんなの入らないよ!!」
???「媚薬も忘れんなよ」
遠野 朔馬(サクマ)「っ!!」
遠野 雅(みやび)「さくまぁ...」
遠野 朔馬(サクマ)「おにーちゃん、大丈夫、もう慣れっこだから」
遠野 雅(みやび)「...え?」
???「は?」
警察官「警察だーー!!!」
遠野 雅(みやび)「助け...」
???「近寄んなー!!こいつ殺すぞ!」
警察官「刃物を置きなさい!!」
???「うっせえ!てめえから殺してやるー!!」
???「っ!」
警察官「16:36暴行罪!」
遠野 奏(カナデ)「みやび!さくま!!」
遠野 雅(みやび)「ママぁーーー!!」
遠野 奏(カナデ)「よかった、ほんとによかった。ごめんね」
藤崎 実莉(ミノリ)(よかった。ほんとによかったよぉぉぉぉ)
藤崎 実莉(ミノリ)(死んじゃうと思ったよおおお)
遠野 奏(カナデ)「さくまもおいで」
遠野 朔馬(サクマ)「うぅ...」
警察官「機転を利かせてケチャップを流したのがすごいね!」
藤崎 実莉(ミノリ)(ケチャップをドアの隙間からずっと流してて良かった!しかも大きめのケチャップ!)
警察官「何があったか後でお話聞かせてくれる?」
遠野 雅(みやび)「うん...」
〇取調室
警察「何があったか聞かせてくれる?」
遠野 朔馬(サクマ)「まず、犬を外に置いてるから見てて欲しいって言われて断ったんだけど、パクパクレンジャーのフィギュアをみれされて」
遠野 朔馬(サクマ)「車に乗せられてあそこにいった」
遠野 朔馬(サクマ)「内蔵を売るか、身代金をよこさせるかとか言ってた」
遠野 朔馬(サクマ)「そしたらハゲの人が怒って僕達の服を脱がせた。僕は変な薬を入れられた」
遠野 朔馬(サクマ)「みやびはなんか変な注射を打たれそうになった」
遠野 雅(みやび)「はぁ、はぁ、こわい」
警察「ちょっとまってて」
遠野 朔馬(サクマ)「みやび、大丈夫。あの人は捕まったんだよ」
警察「みやびくん、さきにお母さんところにいってていいよ」
遠野 雅(みやび)「うぅ...」
藤崎 実莉(ミノリ)(そりゃそうもなるよね。私もあの日のことを思い出すだけで吐き気がするもん)
警察「ごめんね、続けてください」
遠野 朔馬(サクマ)「そしたら警察がきた」
警察「そっか、さくまくんはどこから変な薬を入れられたのかな?」
警察「薬は粉?粒?液体?」
遠野 朔馬(サクマ)「...おしりから液体を入れられた」
警察「容器はこれかな?」
遠野 朔馬(サクマ)「これ」
警察「ありがとう」
警察「さくまくんもお母さんのところに行こっか」
遠野 朔馬(サクマ)「はい」
〇おしゃれなリビングダイニング
遠野 海亜(ミア)「ごめんなさい」
遠野 雅(みやび)「ねーちゃんは悪くないからいいよ!」
遠野 朔馬(サクマ)「そうだよ」
遠野 海亜(ミア)「ありがとう」
遠野 海亜(ミア)「寝よう」
遠野 雅(みやび)「うん、」
遠野 朔馬(サクマ)「わかった」
〇古風な和室
遠野 朔馬(サクマ)「苦しかった。辛かった。でも生きて帰ってこれたから。大丈夫」
遠野 朔馬(サクマ)「お母さん。お父さん。私はここで元気に暮らしてるよ。心配しないで」
遠野 朔馬(サクマ)「会いたいな」
遠野 朔馬(サクマ)「お母さんのオムライス、食べたい」
遠野 朔馬(サクマ)「お父さんとゲームしたいな」
藤崎 実莉(ミノリ)「会いたいよ」