接触(1)(脚本)
〇戦場
ジークフリード「さあ、我が聖刃を喰らうがいい!」
ジークフリード「氷焔剣バルムンク!」
マウスライム「むんぎゃあー!」
MEGU「おのれ!ならばこいつで勝負だ!」
MEGU「なんか、この、強そうなヤツ!」
ダイアーゴブリン「ダイア―!」
勝「それじゃあこっちは・・・」
勝「クロウリー!君に決めたぜ!」
クロウリー「仰せのままに。マイ・マスター」
クロウリー「先手必勝!ガンビット発動!」
ダイアーゴブリン「バカなー!」
クロウリー「天衣無縫!メテオストライク!」
ダイアーゴブリン「やられたー!」
MEGU・LOSE
勝「俺の勝ちだ!」
〇古びた神社
MEGU「なぜじゃ。何故、何度戦っても勝てないのじゃ・・・」
貴志「だからゴミ神社に落ちてるカードなんか、クソキャラしかないんだよ」
勝「ダイア―ゴブリンなんてスーパーダイア―とコラボしたやつで、百万枚配布のオマケカードだもんな」
勝「その点ジークフリードは去年のゲームフェスで3時間並んでゲットした超レアカードだもんね」
勝「横浜まで片道3時間かけてやっと入手したんだぜ。多分市内じゃ俺しか持ってないぜ」
貴志「トータル6時間!カッケー!」
MEGU「何と不公平なゲームじゃ!それでは田舎者や貧乏人は勝てぬではないかえ!」
紀代子「それが、でっきのくみかたによってはかてちゃうのよ」
紀代子「もっともそのいきにたっするためにはいくたのばとるをけいけんしないといけないけどね~」
MEGU「ううむ。童の遊びと侮っておったが、実に奥が深いのう」
MEGU「よし!我ともう一勝負じゃ!」
勝「OK!何度でも相手になってやるぜ!」
〇闇の闘技場
MEGU「ええと、この、魚みたいなヤツ!」
勝「アトランティカ。ちゃんと覚えてよ。冷めちゃうだろ」
紀代子「めぐちゃん。そういうとこなおそうね」
MEGU「す、すまぬ・・・」
MEGU「アトランティカ!召喚!」
アトランティカ「ケケケケケー」
紀代子「ほらもっときもちいれて!はずかしがらないで!」
「ケケケケケエエエエッ!」
勝「よし!こっちも正々堂々水属性で勝負だ!」
勝「リヴァイアサン!君に決めたぜ!」
リヴァイアサン「我ヲ目覚メサセタハ誰ダ・・・」
「レッツ!バトル!レディ―・・・」
「GO!」
ハンザキ「ええい!やかましーーーーーーーーーー!」
〇古びた神社
勝「やっべ!ハンザキだ、逃げろ!」
紀代子「めぐちゃん、またねー」
ハンザキ「クソガキどもが。尖ってるものとかもあるんだぞ」
ハンザキ「ケガしたらどうするんだ、全く」
MEGU「なかなかよいところがあるではないかえ、家主」
MEGU「ここらでそういう別の一面も見せておかないと、来るべき大団円でいきなりいい人になっても説得力が持てぬからのう」
MEGU「むっふっふっふ」
ハンザキ「薄気味の悪い笑い方をするな」
ハンザキ「あとなんだその話し方は」
MEGU「あの童達に習ったのじゃ」
MEGU「神ならば、それらしい話し方をしたほうが良いとな」
MEGU「安易なキャラ設定という意見に怯む事なく恥ずかしさを解き放って思い切りやれと!」
MEGU「てへっ!」
MEGU「そのうち謎にインチキ関西弁を使い出すかも知れんが大目にみるがよいぞ」
ハンザキ「・・・お前、何か思い出したのか?」
MEGU「・・・」
MEGU「な~んにも」
MEGU「されど家主にとってはそっちの方が都合がよいのじゃろう?」
MEGU「こんな美少女がノーギャラで『御神体』のアルバイトをしてやるのじゃ」
MEGU「三食昼寝つき程度で皮かぶりの変態ジジイの戯事につきあってやるのじゃ」
MEGU「感謝せよ」
MEGU「そしてひれ伏せ」
ハンザキ(チッ、ノ○ローゼ女が・・・)
ハンザキ「いいか。お前はただのバイトだ」
ハンザキ「社務所に寝泊りして電話番でもやってりゃいい」
ハンザキ「役場だの青年団だのが来たら追い返せ」
ハンザキ「それと・・・」
MEGU「ああーーーーーーーーッ!」
ハンザキ「なんだようるせえな・・・」
MEGU「今、既に1000字を越えておるぞ・・」
ハンザキ「はあ?」
MEGU「今週は終わりじゃ。BGMも止めろ」
ハンザキ「お前、何言ってんだ?」
MEGU「知らぬのか?いまは『タイパ』の時代なんじゃ」
MEGU「それでなくても緊張感のない内容なのに、この上ダラダラダラダラ話を紡いでいては、たちどころに見放されてしまうのじゃ」
ハンザキ「・・・?」
MEGU「まあもっともこんな話誰も読んでないがな」
Yまもと「・・・!」
MEGU「というわけで、また来週じゃ」
つづく
ハンザキ「口調、直しとけよ」