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企画書(プロット)を書こう(脚本)

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〇可愛い弁当屋(看板あり)
編集長「あけましておめでとうございます」
編集長「2023年もTapNovelをよろしくお願いいたします」
編集長「さて、本日はタイトルにもある企画書(プロット)についてお話してみようと思います」
編集長「当社は公式作品を作っていることもあり、」
編集長「当社の問い合わせフォームには日々、 様々なプロの作家さんや、作家を目指している方からの売り込みのご連絡が来ます」
編集長「また、何らかの機会で名刺交換をした際には、私のメールアドレスに直接ご連絡をいただくこともございます」
編集長「作品を作っている企業は日々新しい出会いを求めているので、こうやって売り込みをいただくことはとてもありがたいことです」
編集長「また、実際にそうやって商業デビューへの道をつかんだ作家さんも多くいることと思います」
編集長「ただ、この売り込み」
編集長「短編ならまだしも、10万文字を超える長編小説や、原稿用紙で100枚を超えるような脚本を送られてくる方が意外と多いです」
編集長「作品を読むことになる編集者やプロデューサーは当然のことながらビジネスパーソンですから、」
編集長「限られた時間の中でパフォーマンスを発揮しなくてはなりません」
編集長「また、トレンドを抑えるために日々商業作品のインプットもしなくてはなりません」
編集長「そういう人たちに、作品のすべてに目を通してもらうというのはとてもハードルが高いことになります」
編集長「何かしらの実績のある方や知人の作品ならまだしも、大抵の作品は、最初の数ページを読んだだけで判断されてしまうでしょう」

〇占いの館
編集長「一生懸命時間をかけて書いた作品が、最初の数ページしか読んでもらえない」
編集長「これは、作家にとっても、非常に残念で、且つ効率の悪いことです」
編集長「そんな時に役に立つのが企画書です」
編集長「業界や企業によってはプロットと呼ばれたりもしますが、自分が書くための設計図としてのプロットの意味合いも含まれるので、」
編集長「今回はあえて「企画書」とさせていただきました」
編集長「余談ですが、作品を求めている担当から「プロットを送って」なんて依頼されることも多いです」
編集長「この時に使われるプロットは今回話をする企画書の意味ですので、設計図の方のプロットを送ることのないようにしましょう」
編集長「企画書の多くは、ワードファイルで数枚程度ですので、これであれば編集者やプロデューサーにも読んでもらいやすく、」
編集長「また自分の作品の面白さしっかりと伝えることができます」

〇ラジオの収録ブース
編集長「さて、では企画書はどのように書けばよいでしょうか」
編集長「企画書の書き方に明確な答えはなく、ネット等を調べれれば沢山出てきますので、自分や作品にあったものを選ぶのが良いと思います」
編集長「実際プロの作家様からもらう企画書もフォーマットはバラバラです」
編集長「ただ、せっかくこのエピソードをここまで読んでいただいた方に、自分で調べて、では失礼すぎます」
編集長「そこで、当社ではこれまで1000本以上のプロットを読んでいると思いますので、」
編集長「これがあるとありがたいという要素をピックアップしてみます」
編集長「『タイトル』」
編集長「意外とタイトルのない作品が多いですが、これはもったいないです」
編集長「その作品の持つ可能性を示す重要な手がかりにもなりますので、(仮)とつけてでも しっかりと名前を付けてあげる方が良いです」
編集長「『物語の概要』」
編集長「長文だと読みにくいので、端的にそのお話を示すような短い文章があると読みやすいです」
編集長「キャッチコピーやログラインでもよいですが、できれば引きのあるイントロダクションがあると、」
編集長「その作品を読んでみたいと思わせることができるので良いかと思います」
編集長「『あらすじ』」
編集長「どんな流れで話が進んでいくのかがわかるとよいです」
編集長「必ずしも結末まで書く必要はございません」
編集長「ここで注意したいのが、話があちこち飛ぶと何の話か分からなくなるので、主人公の視点で書いていくことです」
編集長「いつも自分が言っている「行動線」に沿って、主人公の感情を入れながら書いていくのがおススメです」
編集長「『キャラクター説明』」
編集長「人々を感動させるのは、ストーリーではなくキャラクターです」
編集長「キャラクターが思い浮かぶような、簡単なプロフィールがあると望ましいです」
編集長「外見的な特徴や、性格や欲求、抱えている問題などがあるならそれも書きたいです」
編集長「印象的なセリフとかあるとイメージも浮かびやすいですね」
編集長「ただ、注意してほしいのは、キャラクターは数名に絞ること」
編集長「情報量が増えて読みにくくなりますので、主人公とヒロイン、悪役程度までに絞るとよいでしょう」
編集長「『世界観や設定』」
編集長「これは現代劇の場合は不要です」
編集長「SFとかファンタジー、その他特殊な設定のある作品において補足的に付けられます」
編集長「ただ、設定がぎっしり詰まっている企画書は嫌がる人も多いので、必要最低限にしましょう」
編集長「『ジャンル』」
編集長「これは誤読を防ぐためですね」
編集長「『作者からみた見どころ』」
編集長「これも誤読を防ぐためですが、作者が自分の作品をどうとらえているかがわかるので、企画書を読みやすくします」
編集長「ここまでは最低限欲しい情報です」

〇水族館・トンネル型水槽(魚なし)
編集長「ここからは人に差をつける、一歩進んだ企画書にするためにぜひ取り入れてみてください」
編集長「『今やる意味』」
編集長「世の中にはトレンドがあります」

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コメント

  • いつもtapnovel楽しませて頂いております。
    編集長様の作品は真面目で、時に軽妙洒脱で、分かりやすく、読みやすく、為になるので非常に助かります。
    日々のお仕事は、おそらく激務だと思いますが、
    お身体や、疲れ目等に気を付けて、これからも、頑張って下さい。
    陰ながら、応援しております。
    (もし、今出品中の作品がコンテストに受かって賞金が貰えれ
    ば、月額使用料も払おっと誰か来

  • 何故かここのツイッターからブロックされてる?

    不具合?

  • やっぱりちゃんとプロットを書かないと、ですね…

    参考になりました☺️

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