きたのみ!

ましまる

第七話・華麗なる年明け(脚本)

きたのみ!

ましまる

今すぐ読む

きたのみ!
この作品をTapNovel形式で読もう!
この作品をTapNovel形式で読もう!

今すぐ読む

〇広い和室
  ── 謹 賀 新 年 ──
  お正月と言えば・・・
  数の子を食べて、お酒を飲み・・・
  昆布巻き食べて、お酒を飲み・・・
  うま煮を食べて、お酒を飲み・・・
  かまぼこ食べて、お酒を飲み・・・
  ゴマメを食べて、お酒を飲み・・・
  八ツ頭を食べて、お酒を飲み・・・
  氷頭なますで口直しし、お酒を飲み・・・
  お雑煮の汁を味わって、お酒を飲み・・・
  黒豆や栗きんとんでも、お酒を飲み・・・

〇飲み屋街
  そんな幸せな時間を過ごすも、
  数日経つと口に飽きが来てしまう。
  何と贅沢なことか
  こんな有様に対して、先人は斯く言えり。
  曰く、
  
   「おせちに飽きたらカレーもね!」

〇おしゃれなレストラン
ミチル「さあて、カレーはカレーでも・・・」
お店のスタッフさん「お待たせしました~」
お店のスタッフさん「とろとろ豚角煮のスープカレーですー」
ミチル「キタキタッ!! 北海道民の愛するスープカレー!」
ミチル「まずはスープを一口・・・」
ミチル「美味しー美味しー!! この旨味とスパイスが体中に染み渡るー!」
ミチル「食っちゃ寝でだらけ切ったこの身体が スパイスで目覚めてくる感じ!」
ミチル「そして、このスパイス一杯の鮮烈な味に 合わせるのは・・・」
ミチル「やっぱりビールでしょ! 後味スッキリ、またいくらでも食べられる」
ミチル「そうそう、スープカレーのことを、 「ルーカレーを薄めたマズいカレー」と 貶している人もいるけど、」
ミチル「その人、絶対にスープカレーを食べたこと ないよね!」
ミチル「サラサラで旨味たっぷりのスープに、 スパイスをたっぷり効かせた、 ルーカレーとは別物の一品なんだから!」
ミチル「で、スープカレーのメイン具材の定番は、 鶏レッグと豚角煮なんだけど、 私はやっぱり豚角煮派!」
ミチル「単品でも美味しいトロトロの甘い角煮に カレースープが絡むと・・・」
ミチル「これぞ幸せの味!!」
ミチル「さらに、この盛りだくさんの野菜たち! ニンジン、じゃがいも、ブロッコリー、 レンコン、ゴボウ・・もう数えきれない!」
ミチル「具材ひとつひとつの味が濃くて、 カレースープの中でも存在感バッチリ!」
ミチル「一口食べるごとに、身体がどんどんと 元気になってくる!」
ミチル「食もビールも止まらない、どうしよ💦」
ミチル「美味しかったー! ごちそうさまっ!」
  スパイシーなスープカレーによって、
  ミチルの正月気分も改められた模様。
  気分一新、新年も元気で美味しいものを!
  そう思ったのも束の間、
  帰宅後の体重計の上で茫然自失となる
  ミチルの姿があったとか。

次のエピソード:第八話・鮊鮊無窮

コメント

  • ミチルちゃん、いっぱい食べますねー。
    前回も思ったんですけど、飲み会のあとにラーメン食べられる強靭な胃腸羨ましいです🤤
    体重増加は…ミチルちゃん外回りっぽい仕事してそうなので歩けば解決ですね。

  • 素揚げとスープカレーの相性は凄まじいですよね!
    心という店によく通っていたのを思い出します。

  • 私もスープカレーの素揚げ野菜が大好きです。誰がやり始めたのかは知りませんが、素晴らしい組み合わせだと思います!
    そして私はスプーンに乗せたご飯をルーに浸して食べる派なのですが、人それぞれ食べ方も違うようですね。
    最近は家庭用のルーも販売していますが、やはりお店で食べるのが最高!!
    あー食べたい食べたい…。

成分キーワード

ページTOPへ