第十話「夢の授業」(脚本)
〇おしゃれな教室
──次の日
生徒A)甘音さーん!
甘音主乃「んー?」
生徒A)次の授業って理科・・・ですよね?
生徒A)何故こんなにも先生方がいらっしゃるのですか?
甘音主乃「あー、それなんだけどね、色々事情があって・・・」
教頭)皆さんこんにちは。
本日の理科の授業は、別の方がやって下さいます。
教頭)しっかりといつも通りに受けるようにしてください。後に感想を聞きます。
猫野先都「ええと・・・皆さん、はじめまして」
猫野先都「本日、理科の授業を担当させて頂きます。猫野先都と言います。どうぞ宜しくお願いします」
猫野先都「現在やっている範囲は先生からお聞きしていますから、その続きから、入っていきます」
こうして、先都の授業が始まった。
〇おしゃれな教室
キーンコーンカーンコーン──
猫野先都「では、これにて授業を終わります。 本日はありがとうございました!」
生徒A)甘音さん! あの方はお知り合いだったんですか?
甘音主乃「そうなんだよ〜! にしても先都、わっかりやすい授業だったね〜」
甘音主乃「理想の先生な気がするよ」
生徒A)ですよね・・・来てくださったら嬉しいです!
生徒B)ぼ、僕もです! 甘音さん、教頭先生に頼んでみてはくださいませんか!
甘音主乃「あっはは! みんな先都気に入ったみたいだね! よし、俺もやってみるよ」
〇役所のオフィス
──職員室
甘音主乃「・・・てな感じで、生徒からの要望が多いです。先生方からの支持も厚い場合は是非許可してあげてください」
教頭)そうか・・・私も猫野さんがウチに来てくれたら嬉しいよ。
ありがとう、甘音生徒会長。
甘音主乃「いえいえ〜」
甘音主乃「よろしくね、教頭先生」
果たして先都は、教師生活を始めることができるのだろうか・・・