第八話「渦巻く野望と悪」(脚本)
〇おしゃれな居間
数多声野「な、なんて・・・?」
甘音主乃「ええと、 「簡易上位操作系」っていうのが声野くんの魔力の属性!」
甘音主乃「「簡易」は 魔力が比較的使いやすいものを指すんだよ。コレに関しては人の性格が反映される節があってね」
甘音主乃「声野くんは「優しい・素直・真面目」の3つを持ち合わせてるから、魔力もそれに応えてくれる」
数多声野「なるほど!」
甘音主乃「「上位」っていうのは、 その魔力を使って出来る事の位のを指す。 上位はその中でも、練習したってどうにもならない程のもの」
甘音主乃「声野くんであれば、「時間を操る」でしょ? 時間を操るっていうのは時空を操るのと同等だからね。かなり上位の魔術だよ」
数多声野「素直に喜べませんね・・・コレのせいで色々とありましたし」
甘音主乃「んで、「操作系」についてだけどね。 そのまんまだよね、時間操れるから「操作系」なのよ」
数多声野「ざっくりですね・・・」
「んま、そゆことよ。 数多の魔力・魔術は、数多が思ってるよりもずっと凄いの」
数多声野「そうなんですか・・・ありがとうございます!」
甘音主乃「よし! 今日はこれで終わり! 時間も時間だから、早く帰ってまた明日おいで」
「主乃は学校あんだろ? でも、俺は1日中ココにいるからさ。いつでも来いよ」
数多声野「・・・! はい! ありがとうございました! また明日、宜しくお願いします!」
こうして、数多声野の修行1日目が終了した。そして、数多の魔力属性が分かった。使いこなせれば、確実に強いであろう。
〇謁見の間
魔王城・玉座
マリア=ルルーシュ「──レイはいるかしら?」
赤月 零「はい、ここに」
マリア=ルルーシュ「いつ、地上の侵略ができるのかしら?」
赤月 零「少々お時間を頂けませんか」
マリア=ルルーシュ「そうやってまた時間稼ぎ? いい加減にして頂戴。そんなに弱く育てた覚えはないわよ?」
赤月 零「魔獣の量産に手こずっておりまして・・・お許し下さい、『お母様』!」
マリア=ルルーシュ「・・・行って」
赤月 零「はっ」
〇実験ルーム
赤月 零「はぁ・・・全く。人の気も知らずにさぁ?」
赤月 零「意外と大変なんだぞ・・・ 訳のわからない材料を無理矢理押し付けられたと思ったら魔獣の量産?」
赤月 零「コレマジでなんだよ・・・何から作られてんの? 魔獣のコアだけどさ・・・」
赤月 零「全ては・・・お母様のため。頑張らなくちゃ」