第三話「1人の日常」(脚本)
〇殺風景な部屋
甘音主乃が立ち上げたヒーロー団体だが、1人きりで活動をしているわけではなく、主乃の親友と共に活動している。
魔獣がどのような存在なのか、どこからの刺客なのか。
──魔王軍の本拠地はどこなのか。
目的、主犯、その他諸々を調べ上げた情報係。それが主乃の親友である。
その親友は戦闘員ではない為、戦闘全般は全て主乃に、現れた魔獣の情報はその都度親友が知らせてくれる。
魔獣にはそれぞれ個人で決めた「レベル」があり、高くなればなるほど危険度が高くなる。
1〜5まであり、
1は俗にいう雑魚というもの。危害を加えて来ないものまでいる。
2は本能のままに暴れてくるもの。
3になってくると攻撃の方法が複数になって来たり、少し賢くなったりする。
4では本能だけではなく、人間のように考えて行動したり感情を持つことも。
そして5。
攻撃力が高く、まるで人間だったかのように言語を発したり知識を持って動いたりする。厄介。
それを見分けるのは微妙な差なので難しいがある程度の基準として捉えておけば安心である為定めてみた。
甘音主乃「ふいぃ〜、終わった終わった!」
甘音主乃「・・・・・・って、もうこんな時間?! 夕飯の準備、それと風呂沸かさなきゃ!」
〇白いバスルーム
甘音主乃「わっかせ♪ わっかせ♪ 風呂沸かせ〜!!」
甘音主乃「よし、風呂は大丈夫! ・・・・・・夕飯どうしよっかな?」
甘音主乃「カレー! カレー良いかも✨ 作ってみよう!」
・・・・・・晩御飯が決まったようで。
〇豪華なリビングダイニング
甘音主乃「完成っ!」
甘音主乃「いっただっきまーす!!」
────
甘音主乃「ご馳走様でしたっ! よし! 風呂る!!!」
〇白いバスルーム
シャー・・・・・・
「あっつ?!?! シャワーの温度間違えたぁぁあ!」
甘音主乃「ちょ、ちょっとあったけど上がれたしよし!」
甘音主乃「・・・・・・寝るか」
甘音主乃の一日は、大体こうして終わる。