エピソード1(脚本)
〇教室
アイリ「最後のチョコ取り合いじゃんけん!!」
アイリ「じゃん!」
レナ「けん!」
「ぽん!!!」
レナ「やった! えへへ、いただきま〜す」
アイリ「負けてしまった」
アイリ「思えばウチはいつも負けてばかりじゃないか」
アイリ「今日もフラれるし」
アイリ「ウチは人生の敗者・・・負け組・・・生きてるだけで生涯収支マイナス・・・・・・」
レナ「そこまで思い悩まなくても・・・」
アイリ「じゃあ最低限彼氏できるかな?」
レナ「そのうち出来るよ、頑張ろ」
アイリ「そのうちじゃねーだろウチは今ちょうど今この瞬間に男が欲しいんだよ」
レナ(どうして慰めたのに怒られなきゃいけないんだろう)
アイリ「なんで彼氏ほしいのか聞いて」
レナ「えっと・・・なんで彼氏欲しいの?」
アイリ「フッフッフッ、■■■■したいから」
レナ(あぁこの子ダメだ)
アイリ「人生の敗者だからもう欲望を隠す必要はない、ウチは最強の人になった」
アイリ「もう何も怖くない」
アイリ「ちょっと見てて」
レナ「ん?」
アイリ「ほら見て」
レナ「・・・・・・???????????」
アイリ「ウチの性欲が具現化してパワードスーツになったの」
レナ「強そう」
アイリ「性欲は強い方ではある」
レナ「戦闘力的なものの話をしてたつもりだったんだけどなぁ」
アイリ「──くっ、6秒が限界か」
レナ「戻った」
アイリ「ウチの性欲ではあの姿を長い間保てないんよ」
レナ「保たなくていいよ・・・」
レナ「アイリちゃんは、なんか人ならざるものの領域に足を踏み入れてないかな」
アイリ「将来就職するときに有利だからって、お母さんが」
レナ「そんな資格みたいなものじゃないよ変身は」
レナ「てかそんなんだからモテないんだよ」
アイリ「・・・・・・・・・・・・・・・」
アイリ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!」
アイリ「うわぁぁあっ、うわああああ!」
レナ「──真実に耐えきれずに爆発しちゃった・・・・・・」
レナ「でも明日になったら普通に登校してくるんだよね、アイリちゃん」
レナ「・・・・・・・・・わたしも帰ろ」
──つづく!!
女子高生のゆる~い日常会話に中に差し込まれる非日常的要素、いいですねー!パワードスーツはさすがに想像できませんでしたね!w