立てば説教 座れば嫌味 歩く二人は薔薇の刺

もと

決色の(脚本)

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〇露天風呂
  水着? 水着ときましたか、なるほど。
マリエ「温かいとか冷たいとかは分かるのよ だから憑いて来ちゃった・・・あら?」
マリエ「そんな隅っこで何してるの? デーンとしなさいよ?」
  どうぞどうぞ。
  個室の露天風呂なんて初めてでさ、
  なんかアレだからちょうど良いよ。
マリエ「初めて? そうなの・・・」
  ホントあっという間だったね。
  後は何がしたいの?
マリエ「・・・そうね、あり過ぎちゃって 全部やって貰ったら何年かかるかな?」
  マジか。でも別にいいよ、付き合うよ。
  他人から見てブツブツ独り言に
  なってるのも出先なら気にならないし。
  逆に会社とか家の方がヤバくない?
  浮気されて頭おかしくなっちゃった、
  みたいに同情されちゃう。
マリエ「・・・そうね、うん、 ユキノが変な人になっちゃうわ」
  あ、冴島さんからメール来てました。
  まだ大丈夫って書いてあったから・・・
マリエ「じゃ明日の朝、帰ってあげましょ? 多分いっぱいいっぱいよ、ウフフ」
  え? もういいの?
マリエ「うん、本当にありがとう 楽しかった、すーっごく楽しかった!」
マリエ「だから一緒に戦場に戻るわよ! ろくでもない人間は排除! 少数精鋭で戦略を立てるわ!」
  怖いコワイ。
  じゃあそれが終わったら私、辞めるね。
マリエ「・・・そう」
  具体的には遺言書の開封ぐらいまでは
  付き合うよ。
  新社長に妻がいないのはマズいんでしょ?
マリエ「まあ・・・そうね」
  んでさ、そこそこ貯金もあるし
  二人で海外旅行でもしない?
マリエ「え?」
  どうせ遊びでは行った事ないんでしょ?
  決定ね。
マリエ「・・・うん、行こう、連れて行って・・・」
  もうー、なんでよ? 嬉し泣き?
  可愛いトコあるじゃん、うふふ。
マリエ「・・・ウフフ」
  ハイやり直し、もっと楽しそうに!
  それとも私と遊びに行くの嫌なの?
マリエ「そんな事ない! もう・・・」
  うふふ、じゃ約束ね。
マリエ「・・・うん」
マリエ「・・・ウフフ」
  よし、じゃあ戦場に帰ろっか!
  ちゃんと手伝ってよ!
マリエ「まあ偉そうに、図々しいわ」
  ホント嫌味ったらしくてワガママ!
マリエ「ウフフ」
  うふふ。

〇豪華な部屋
  たっだいまー!
冴島「お帰りなさい、早かったですね」
  でも結構楽しんでくれたみたいですよ!
マリエ「うん、楽しかった!」
冴島「・・・良かったですね」
マリエ「どう?」
冴島「社葬にはギリギリで間に合いませんね」
  なあに?
マリエ「私の遺言書の開封よ」
マリエ「まさかこんなに早く死ぬなんて 思ってなかったから 正式なのとは別に最新の下書きがあるの」
マリエ「最新の遺言書を有効にさせる為には 色々あるのよ、手続きが」
  へえ、社長って大変だね。
マリエ「のんきな子ね」
  のんき? そんな事ないから、
  もう今から出社する私って超働き者だし。
  送ってください、というか
  ちゃんと付き合ってください二人とも!
「はいはい、行きましょう」
マリエ「ウフフ」

次のエピソード:諦色の

コメント

  • 賑やかな女2人旅(傍から見たら女性1人がブツブツ言っている姿)も終わり、すっかり仲も深まった感じですね!息ピッタリの掛け合いがステキです!

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