NTR-KKLOT!! 寝取られた!? 拳で彼氏と愛をお前らから取り戻す!!

小潟 健 (こがた けん)

2 君にもデキる! 短期集中サイキック大特訓!! (脚本)

NTR-KKLOT!! 寝取られた!? 拳で彼氏と愛をお前らから取り戻す!!

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〇廃ビルのフロア
「か、髪が・・・」
寧々「髪が、無いなってる~~!!」
寧々「ざんばらのベリーショートに ・・・なんで?」
カメ子「何だい?朝から騒がしい」
寧々「カメ子さん、コレ!私の髪が無くなって! あと色も少し違って──」
寧々「もしかして、昨日のサイキック治療の副作用なの?私このままハゲちゃうの?」
カメ子「あぁ、アタイが夜中に切ったんだよ」
寧々「────は?」
カメ子「色が変わったのはサイキックに目覚めたからだね、そういう事がたまに有るんだよ」
寧々「チョッ、おいババア、今アンタが髪を切ったって言わなかったか?」
カメ子「長いと修行の邪魔だからね♪」

〇空
寧々「てめぇババア○すッ!!!!」

〇廃ビルのフロア
寧々「うぅ・・・サイキックには勝てなかったよ」
カメ子「フッ、コレがサイキッカーおばさんと一般アホ女の戦闘力差だよ・・・」
寧々「サイキッカーならカメ子さんが虎太郎くんを助けて下さいよぉ~」
カメ子「悪いけどアタイはサイキッカーとしては最弱クラス、トリコにも勝てないんだよ」
寧々「え? それじゃあカメ子さんに教えて貰っても意味無いんじゃないの」
カメ子「名選手と名監督は必ずしもイコールじゃあ無いだろう?アンタを鍛えるのは問題無い」
カメ子「それに、髪を切ったのにも理由は有る」
寧々「こんなになって虎太郎くんに会ったら心配されちゃうよ!」
カメ子「上級のサイキッカーになれば、自分の髪を伸ばせる様になるよ」
寧々「ウソッ!? そんなコトもできるの?」
カメ子「ソレが出来る様になる頃合いで、トリコとも互角に戦えるハズさ」
カメ子「さあ、今からビシバシねっちり鍛えるよ!」
寧々「お、押忍──」
寧々「おっと、私のスマッホゥですね」
カメ子「ご機嫌な呼び方だねぇ」
寧々「ハイホイ、寧々でやんす」
スマッホゥ「あ! パイセン!」

〇オフィスのフロア
後輩ちゃん「センパイせんぱい、パイパイセン!」
後輩ちゃん「こんな時間まで連絡しないでどうしたんですか? 拾い食いでお腹壊したんですか?」
寧々「あ~、ごめんね~後輩ちゃん 私、会社辞めるわ~( ^∀^)」
後輩ちゃん「あ、そうなんですね! 会社を辞めるんですね?」
後輩ちゃん「・・・・・・」
後輩ちゃん「ファーーッ!?!?」

〇廃ビルのフロア
後輩ちゃん「ファーーッ!?!? Σ(゚ω゚)」
寧々「いやー、婚活がこじれちゃってw」
後輩ちゃん「はわわわわっ!? ぶ、ぶちょーーッ! パイパイが、パイパイが!ご乱心ーッ!!」

〇オフィスのフロア
後輩ちゃん「ふえぇーん!?」
部長「寧々くんに繋がっているんだろう? 代わって!」
後輩ちゃん「はいぃ~~!」
部長「オイ! コラ! 寧々くん! 君ぃ、自分の立場をわかってんのかぁッ!」

〇廃ビルのフロア
寧々「あ、部長! サーセーン! 会社辞めようと思いまーす」
部長「寧々くん! 君ぃ、繰り返すけどさ、自分の立場を分かって言ってんのかぁ!?」
寧々「いや~、社員として申し訳なく──」

〇オフィスのフロア
部長「俺言ったよなぁ? 何度も何度も! 君に口酸っぱくさぁ──」
部長「君、自覚が無いよね──」
部長「自分が会社にとってどんな存在なのかさぁ」
部長「分かってんの!?」

〇廃ビルのフロア
寧々「えっと~、アハハ~」

〇オフィスのフロア
部長「社のエースとしての自覚を持ってよぉ! 幹部候補の自覚を持ってよぉ!!」
部長「君の担当する商談、ウチの社運がかかっているんだけど!?」
部長「僕らを路頭に迷わすつもりなのぉ!?」

〇廃ビルのフロア
寧々「ハッハッハ!大げさな! 別に私が居なくなっても大丈夫っすよ!!」
部長「寧々くんが退職したって先方に知られたらコッチの足下見られるでしょうが!」
寧々「もう相手が引き返せない所まで沈めてあるから大丈夫ですって♪」

〇廃ビルのフロア
カメ子「・・・・・・」
カメ子「・・・・・・」
寧々「ハイホイ、分っかりました~ 取り敢えずは退職じゃあなくって休職で~」
後輩ちゃん「パイパイー!!!! はやくきてくれーっ!!!!」
寧々「ではでは~」
寧々「・・・・・・」
寧々「──押忍ッ!! サイキック修行、よろしくお願いします!!」
カメ子「────やりにくいッ!!」

〇黒
  そして、カメ子の厳しいサイキック特訓が始まったのだ──!!

〇銀閣寺
寧々「ふおおぉぉぉぉ──」
寧々(変な体勢の私の頭や腕の上に、沢山の熱々のお茶が載せられてゆく──)
寧々(こ・・・香ばしい)

〇黒

〇けもの道
「しゃッ、がーむッ!」
寧々「とーぶッ!」
寧々「この罠だらけの山、カメ子さんが一人で仕掛けたの!?」
寧々「無限丸太編!?」

〇黒

〇武術の訓練場
寧々「ゼィ、ハー、ゼー、ハヒー・・・」
少佐「どうした、ボーイ?足が震えているぞ 近所の爺さんのマネでもしているのか?」
寧々「ボーイじゃねーやい!!」
寧々「こちとら一丁前の──」
寧々「レディー、だッ!!」
少佐「え゛!? 女性だったのかッ!?」
少佐「すまない、発言を撤回し謝罪をする」
寧々「素で間違っていただけかよ!」

〇黒

〇狭い畳部屋
寧々「むむむ・・・」
寧々「スペードのジョーカーだッッ!!」
カメ子「そんなカード存在しないよ!!」
寧々「ガッデム! ちくしょうが、次だ!」

〇荒地
カメ子「アラアラアラアラアラアラアラアラアラアラアラアラアラアラアラアラアラァッ!!!!」
寧々「ネリャネリャネリャネリャネリャネリャネリャネリャネリャネリャアアァァッ!!!!!!」

〇黒

〇黒

〇廃ビルのフロア
  ─サイキック修行から、三週間─
寧々「頭からエネルギーを、毛根から── ところてんを押し出すイメージ・・・!!」
寧々「────ほん──」
寧々「ほん、ぬぬぬぬーーっ!!」
寧々「どっこいしょーー!!!!」
寧々「ホアッチャーーーー!!!!!!」
寧々「──ハァ、ハァ、ハァ」
寧々「か、髪が──────生え──」
カメ子「見事だよ── これで、アンタは一流のサイキック戦士だ」
寧々「────おぉ」
寧々「おげええええぇぇぇぇッッ!!??」
寧々「ギひイイイイイィッッ!!!!」
寧々「ギモヂ悪イイイイィッッッ!!!!!??」
寧々「髪の毛生やす感覚があああああっ!!?」
寧々「毛穴の全部からムカデとかが這い出る様な──生えたのって、ちゃんと髪だよね?」
カメ子「安心しな、本物の毛だよ・・・しかし毛根の活性はサイキック48の禁手の一つ──」
カメ子「その感覚の気持ち悪さから、かつてベリーショートから腰までのロングにしようとして発狂した子も居たらしいよ」
寧々「てめえババア、コラ! 何て事させやがった!!」
カメ子「アンタの図太さなら、たとえ床まで伸ばしても死にゃしないよ」
カメ子「──それよりも、ホラ」
寧々「何じゃいコラ? 詫びの品け?」
カメ子「サイキック戦士誕生の祝いさ」
寧々「がさごそ・・・ふむ ・・・チョイと物陰に行ってきます」

〇廃ビルのフロア
  ──10分後──
カメ子「──あの女優、やっぱり離婚したね!! ウハハッ! ざまあみろ!!」
寧々「お待たせ致しました!」
寧々「サイキック戦士、寧々、参上!!」
カメ子「──フン、サイズは合っていそうだね」
寧々「コレって何か特別な効果がある服なの?」
カメ子「ただ頑丈なだけの服さ、胸の強化アクリルは握って殴るのに良い丁度良いサイズだよ」
寧々「紐も頑丈そうだし、首を締めるのにも使えそうだね♪」
カメ子「──さて、アタイの教えられる事、やれる物はソレで最後だよ」
カメ子「後はアンタがトリコを倒して、彼氏を取り戻すだけだ」
寧々「カメ子さん──私をサイキック戦士にしてくれてありがとうございました」
寧々「必ず虎太郎くんを取り戻して 私達──結婚します!」
カメ子「あっ──コイツ、頭の中で彼氏との関係を勝手に進行してやがる」
寧々「今行くぜ糞ビ○チ! 首を洗ってまっていろ!!」

〇廃ビルのフロア
カメ子「・・・・・・」
カメ子「さて、アタイも次に行くか──」
カメ子「思ったより才能があったから、1週間しか引き伸ばせなかったけれど──」
カメ子「コレで一人だけではすまないハズだ・・・」

〇黒

〇繁華な通り
鳥李子「・・・・・・」
鳥李子「いつぶりだったかしらね?」
鳥李子「NTRがこの街を支配してから、アタシらをそうだと知って立ち塞がったヤツは」
寧々「・・・よう、私を覚えているか?」
鳥李子「覚えているような~? いないような~? 女の顔なんてどうでもいい事だろう」
寧々「この3週間、私は一度も忘れ──」
鳥李子「そんな事よりもさ、急いでいるんだ~ 通してくれない?」
寧々「通さないよ」
鳥李子「今日はすぐに帰って、お楽しみの予定なの」
鳥李子「3週間前に手に入れたオトコなんだけど~」
寧々「──3週間、前」
鳥李子「お持ち帰りした日から毎日可愛がっているお気に入りなんだ~♥️」
寧々「え、お持ち帰り、した日、から?」
鳥李子「虐めるとネネチャン、ネネチャン~って 可愛く鳴くんだよ!」
寧々「────ソレは」

〇繁華な通り
トリコ「キョウモナクマデイジメテアソブンダ」

〇繁華な通り
寧々「────それ、虎太郎くんの事か?」
鳥李子「うん?」
鳥李子「アタシのペットのこ──」

〇黒
  ─続くッ!!─

次のエピソード:3 今だ必殺サイキック! 悪をゆるすな正義のパンチ!!

コメント

  • あ、髪が伸びた!😳
    あ、表紙…🤭
    髪が伸びるとき気持ち悪くなっちゃうんですね🤮
    それはツライ💦
    面白かったです!

  • 面白かったです🤣
    そうか、1ヶ月も修行していたら、会社行かれないですよね……
    急に現実に引きもどされました😂

  • 丸太ってあーやって使うんですね🤣
    ねねちゃん自由❗そして可愛い❤️
    最後のカメ子さんがちょっと気になりましたが……とにかく直接対決、頑張れ👊😆🎵

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