31歳OL、裏切られたのでもう知りません

ヒナタクチ

第ニ話 証拠集め(脚本)

31歳OL、裏切られたのでもう知りません

ヒナタクチ

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〇アパートのダイニング
  復讐をする事にした私は
  .上司が私にしてきたパワハラ
  
  .後輩がやらかした大きなミス
  それらをエクセルでまとめた

〇オフィスのフロア
  2日目、何事も無かったように通勤。
鈴木ツムギ「おはようございます」
上司「フンッ」
後輩「先輩おはようございまーす!」

〇シックなカフェ
  3日目、会社の近所のカフェでランチ
  普段はお弁当派だけど理由があって
  このカフェでお昼を過ごす事に決めた
鈴木ツムギ(アイツらと過ごす時間が1時間だけ減るから気分転換にはなるよね)
鈴木ツムギ(来た...!)
  私が待っていたの親友ヒロミからのメール。ヒロミはネットのトラブルメインに活躍している弁護士だ
  ツムギへ
  
  例の人達の事について調べたよ。
  上司さんはFacebookとTwitter、後輩さんはInstagramのアカウントを特定できた。
  見事に真っクロだったよ。
  証拠は来週に見せるからね。
鈴木ツムギ(呆れた... 薄々そんな気はしていたけどまさか本当に していたなんて)

〇おしゃれな食堂
  ーこの前の飲み会ー
後輩「キャハハ〜」
鈴木ツムギ「ちょっと飲み過ぎよ...」
社員B「私、お冷持ってくるね」
後輩「そういえば! せんぱーい、最近ハマってる事あるんでーす」
鈴木ツムギ「何?」
鈴木ツムギ(酔っ払いに絡むと余計な事になるから適当にあしらおう)
鈴木ツムギ(うわぁ...スマホのインスタの画面見せびらかしてる...。アカウントバレたらどうするのよ)
後輩「裏アカでー有名人ぶってる人をディスるの 最高なんですよ〜」
鈴木ツムギ「!?」
後輩「コイツ〜投稿クソつまらないのに900人もフォロワーいるんですよね〜」
後輩「だから〜コメントでー調子乗るなよって お仕置きしてるんですよ〜」
鈴木ツムギ(え、嘘...そっそれとも、酔っ払うと狂言癖でもあるの?まさか、後輩が、誹謗中傷に ハマってるなんて...)
社員B「お待たせー、お冷持ってきたよ! あれ?鈴木さん、顔色悪いよ」
鈴木ツムギ「な、何でもないの。 早くあの子にお冷渡して」

〇オフィスのフロア
  ー数年前の昼休みー
上司「鈴木さん、私のデスクにある仕事 やっておいて。私はお昼に行くから」
鈴木ツムギ「...ハイ、わかりました」
鈴木ツムギ(そもそも、コレ貴方の仕事ですよね! 私に押し付けるのが本当に理不尽...)
鈴木ツムギ「ん?パソコン画面になんでTwitterの画面が」

〇SNSの画面
  画面を見るとそこには見たくも無い上司のプライベートな書き込みがあった...。
鈴木ツムギ(うわっ仕事中に何してるんだこの人)
鈴木ツムギ「ん?」
鈴木ツムギ(『新事業の件について』の内容はもう外部に出して大丈夫な情報だっけ?)
鈴木ツムギ(流石にそんなバカなマネするわけないか。 多分やり取りしてるのは社内の人だよね...)
鈴木ツムギ(早く仕事片付けなくちゃ)

〇黒背景
鈴木ツムギ(気になった事があったからミチルにSNSの調査を依頼したけど...ドン引き)
鈴木ツムギ(何事もなかったら今まで上司が私に押し付けた仕事内容と後輩のやらかしについて部長に報告するつもりだった..)
鈴木ツムギ(良くて左遷、最低でも部署異動くらいはしてもらおうと思っていたけど... これは徹底的にやらないと会社の為にもならないよね)

〇アパートのダイニング
  -仕事が終わり、帰宅-
鈴木ツムギ(今日教えてもらった事もエクセルで まとめよう)
鈴木ツムギ(誰?この電話番号)
「ツグミ、久しぶりね?何でお母さんに連絡しないの」
鈴木ツムギ(ゲッ)
  絶対に親からの「結婚はまだしないのか」という催促の連絡だと思った私は直ぐに電話を切った。
  そして着信拒否に設定した
鈴木ツムギ(ハァ...何でこんな時にあの人から連絡が来たんだろう)

次のエピソード:第三話 ツムギの過去と今

コメント

  • 後輩ちゃんの裏アカでのディスり対象が作者様本人という芸の細かさに笑ってしまいました。ラストの母親との確執を思わせるシーンが何だか気になります!

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