できない彼女と、できる私

再始動の準備中

第3話「私が嫌いな彼女は」(脚本)

できない彼女と、できる私

再始動の準備中

今すぐ読む

できない彼女と、できる私
この作品をTapNovel形式で読もう!
この作品をTapNovel形式で読もう!

今すぐ読む

〇個別オフィス
水瀬加菜「今度も、この会社で得た経験を生かして頑張っていきます」
水瀬加菜「失礼しました」

〇異世界のオフィス
「水瀬さん、お疲れ様」
水瀬加菜「なんとか円満に退職できそうです」
水瀬加菜「みなさんから教えていただいたことを生かしながら」
水瀬加菜「残りの期間も頑張りたいと思います」
「水瀬さんがいなくなると寂しくなるなー」
「でも、水瀬さんには描く力があるから」
「確かに!」
「水瀬さんには、キャラデザに集中してほしいもんなー」
「企業務めだと、キャラデザ以外にも仕事しないといけないからねー・・・・・・」
水瀬加菜(結局)
水瀬加菜(ご飯、1度も行けなかったなー・・・・・・)
水瀬加菜(残りの日数で、なんとか告白まで持ち込めたら・・・・・・)
市川真央「加菜ちゃん、加菜ちゃん」
水瀬加菜「どうかしましたか?」
市川真央「フリーランス、おめでとう」
水瀬加菜「ありがとうございます」
市川真央「加菜ちゃんの実力があれば、依頼も殺到だね」
水瀬加菜(普通にしてれば、いい先輩なのに・・・・・・)
市川真央「まだみんなには言ってないんだけど」
市川真央「実は私も・・・・・・」
「市川さん」
「今日までのデータ、もしかして遅れてる?」
市川真央「え」
市川真央「まだ期限まで余裕がありましたよね」
「あー、今2作品同時進行だからかなー・・・・・・」
水瀬加菜「勘違いは誰にでもあります」
水瀬加菜「急いで完成させましょう」
「そうですよね!」
「早く作業終わらせられる人を探して・・・・・・」
水瀬加菜「私にデータを送ってください」
水瀬加菜「真央さんと村岡さんは、進められるものを進めてください」
市川真央「うん、ありがとう」
「できるところまで進めてみます!」
市川真央「加菜ちゃん・・・・・・」
水瀬加菜「みんなで乗り切りましょう」
市川真央「うん!」

〇異世界のオフィス
水瀬加菜(終わった・・・・・・)
水瀬加菜(やっと帰れる・・・・・・)
市川真央「加菜ちゃん!」
市川真央「良かった、まだ残ってて」
市川真央「お詫びに、持ち帰って」
水瀬加菜「ありがとうございます」
水瀬加菜「それじゃあ、お疲れ様で・・・・・・」
一木壮太「お疲れ様!」
一木壮太「帰ったら、ちゃんと休むように」
「はーい」
「お疲れ様でした」
一木壮太「あとは・・・・・・」
一木壮太「市川さん」
市川真央「はい」
一木壮太「俺が送ります」
市川真央「ありがとうございます」
水瀬加菜「・・・・・・・・・・・・」
「えー、一木さん」
「市川さんだけ特別待遇ですかー?」
一木壮太「俺は、社員みんなが大切だよ」
一木壮太「ほら、さっさと帰る」
「はーい」
水瀬加菜「・・・・・・・・・・・・」
一木壮太「・・・・・・お疲れ様、水瀬さん」
水瀬加菜「・・・・・・お疲れ様でした」

〇オフィスビル前の道
水瀬加菜(もうすぐで退職する私は)
水瀬加菜(可愛い後輩じゃなくなったのかもしれない)

〇異世界のオフィス
一木壮太「俺は、社員みんなが大切だよ」

〇オフィスビル前の道
水瀬加菜(社員じゃなくなる私は・・・・・・)
水瀬加菜(一木さんの『大切』にはなれないってことかな)
水瀬加菜(もっと早くに告白しておけば良かった・・・・・・)

〇綺麗な会議室

このエピソードを読むには
会員登録/ログインが必要です!
会員登録する(無料)

すでに登録済みの方はログイン

次のエピソード:第4話「私の好きな人が」

成分キーワード

ページTOPへ