第1話「私の嫌いな彼女」 (脚本)
〇高級マンションの一室
一木真央「返して!」
一木真央「私の旦那を返して!」
水瀬加菜「幸せな人生だったんですね」
水瀬加菜「泣くことで、どうにかなる人生って楽で素敵ですね」
水瀬加菜「真央さん、子どもみたいです」
水瀬加菜「勘違いしているみたいですけど・・・・・・」
水瀬加菜「壮太さんは、あなたの夫ではありません」
一木真央「酷い・・・・・・」
水瀬加菜「本当に酷いのは、真央さんですよ」
水瀬加菜「壮太さんを自分の玩具にしたかっただけなんですよね」
一木真央「酷い!」
一木真央「酷いっ!」
一木真央「酷いっっっ!!」
水瀬加菜「泣いて喚くだけなら、子どもでもできます」
水瀬加菜「特に用がないみたいなので、帰りますね」
私は絶対に
謝らない
〇異世界のオフィス
市川真央「加菜ちゃん」
市川真央「ここの色指定のことなんだけど・・・・・・」
一木壮太「市川さん!」
市川真央「はいっ!」
一木壮太「少し時間をください」
市川真央「すみません」
市川真央「私、また何かミスを・・・・・・」
一木壮太「そのミスの件で、お話があります」
市川真央「申し訳ございませんでした!」
一木壮太「水瀬さんがカバーしてくれたおかげで、問題が起きる前になんとかなりました」
市川真央「ありがとう、加菜ちゃん」
水瀬加菜「真央さんだけの責任じゃないですよ」
水瀬加菜「ゲーム製作は、みんなで行うものです」
水瀬加菜「みんなでミスをカバーし合って」
水瀬加菜「みんなで成功を分かち合いましょう」
一木壮太「いい後輩に恵まれたな」
市川真央「本当に」
一木壮太「だが」
一木壮太「始末書1歩手前だから、別室で反省」
市川真央「はーい・・・・・・」
一木壮太「水瀬さんには、これ」
水瀬加菜「可愛い・・・・・・」
水瀬加菜「ありがとうございます」
市川真央「壮太にしては、センスいいね」
一木壮太「はいはい」
一木壮太「どうせ俺はセンスありませんよ」
水瀬加菜「一木さん」
一木壮太「ん?」
水瀬加菜「贈り物を貰った私が、こんなに喜んでいるんです」
水瀬加菜「もっと自信持ってください」
一木壮太「ありがとう、水瀬さん」
一木壮太「水瀬さんがいると、仕事しやすい環境が整って助かるよ」
市川真央「私も!」
市川真央「いつも助けてくれてありがとう、加菜ちゃん」
水瀬加菜「私は、みなさんと一緒に作品を作る仲間ですから」
「水瀬さん、市川さんの面倒係お疲れ様ー」
「市川さん」
「こっちが、どれだけカバーしてるか分かってるのかなー」
「そこを理解できてないから、いつまで経っても仕事できないんだよ」
「あんな先輩がいる会社で、ごめんねー・・・・・・」
水瀬加菜「先輩方が手伝ってくれたおかげで、今回の件も乗り切ることができたんです」
水瀬加菜「私なんて、まだまだ経験が浅いので・・・・・・」
水瀬加菜「これからも、ぜひともご指南いただければ幸いです」
〇異世界のオフィス
「お疲れ様です」
「お疲れ様」
一木壮太「水瀬さん」
水瀬加菜「一木さん、お疲れ様でした」
水瀬加菜「私もすぐ終わらせるので、残業代の心配は・・・・・・」
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こういうタイプ、既視感しかない...😆
彼女らの本音と建前にとても共感できます🙌
冒頭シーンから想像すると、できない彼女のほうに壮太さんもっていかれた状態だったんですね。結構、こういうタイプの女性ってしたたかで、男性に漬け込むのだけは才能あったりしますものね。次の展開がきになります!