タワーディフェンス・レーヴァテイン dominate_ep8

R・グループ

第7話 夢現の楽園(リアリティ・ドリームランド)(脚本)

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〇露天風呂
北三条英雄「みんなー!! 私たちのピンチを未然に防いだヒーローの月島海斗くんだよっ!!」
北三条英雄「今日は皆でたーっぷりサービスしましょ!!」
大麻慎太郎「海斗くーん!!」
大麻慎太郎「ちゅっ!!」
銭函信二「大好き!!」
銭函信二「ちらっ!!」
月島海斗「ぶはっ!!」
S&PR500「もみもみ」
S&PR500「さわさわ」
月島海斗「ああっ!!」
S&PR500「すりすり」
月島海斗「ああぁ・・・」
北三条英雄「ふふふ、トップアイドルを集めたハーレム女湯温泉だぜー、サイコーだろ?」
北三条英雄「好きなだけ触って好きなだけ鑑賞してくれ」
北三条英雄「流出させない約束なら撮影もオーケーだ。月島くんの好きなポーズでとってね!!」
月島海斗「あわあわ」
北三条英雄「まー女の身体だとタマに性欲が溜まるとかないから」
北三条英雄「溜まったモンをシコってブッパしてスカッってワケにはいかないけどなー」
北三条英雄「女体を侍(はべ)らせたハーレムっても本番はお預けさ」
月島海斗「でも・・・この身体で肌を触れ合うととても幸せな気分になります」
北三条英雄「ああ、身体は柔らかくて気持ちいいし、幸せで満たされる気分になれるよな!」
北三条英雄「それにヌクだけなら何発もイケて余韻も気持ちいい」
北三条英雄「最高だよ、若い女は・・・」
月島海斗「・・・」
北三条英雄「明日からシオンベースで搬送作業、次にフライト訓練」
北三条英雄「そして準備ができたらいよいよアーリマン攻略に出撃だ」
北三条英雄「今はたっぷり休暇を楽しもうぜー」
月島海斗「そうですね・・・」
月島海斗「そういえば北三条さん」
北三条英雄「もー月島くんったらー "あき"でしょ?」
月島海斗「"あき"ちゃんさん、俺の呼吸が止まっているのを助けてもらったみたいで・・・」
月島海斗「命の恩人です。 本当にありがとうございます」
北三条英雄「何言ってんだよっ!! 私たち、恋人同士でしょ?」
北三条英雄「彼氏や彼女を助けるのに理由なんていらねぇって!」
北三条英雄「んー、でも人工呼吸とは別にキスしたくなったかなー」
北三条英雄「たっぷり濃厚なのいくぜ・・・」
月島海斗「はい・・・」
北三条英雄「ちゅっ!!」
月島海斗「んんんー」
「さわさわ」

〇宇宙空間

〇VR施設のロビー
アンセム・ヴォルチ「月島海斗中尉」
アンセム・ヴォルチ「君は敵衛星撃破作戦において、鋭敏な判断で極めて重要な役割を果たし」
アンセム・ヴォルチ「効果的な戦闘機動を開発して、宇宙戦闘における優位に多大な貢献をした」
アンセム・ヴォルチ「その功績は多大でありここにそれを賞する。 並びに本日をもって中尉に任ずる」
アンセム・ヴォルチ「シオンベース司令官 アンセム・デューク・ヴォルチ」
月島海斗「ありがとうございます!」
リスミー・マクマード「海斗くんのステルス衛星撃破の功績は大きいわ」
リスミー・マクマード「シオンベース最速の昇任よ。 今後ともよろしく頼むわね」
月島海斗「頑張ります!」
美唄龍馬「おめでとう、月島くん」
月島海斗「ありがとうございます、小隊長!」
カイト・カザン「おめでとう! 海斗くんの作成したマニューバは極めて効果的だったよ」
カイト・カザン「これはきっとシオンベースで多くの戦友を救うと思う」
月島海斗「いえ、カイトさんのお陰です!」
北三条英雄「おめでとう!! 月島くん!!」
月島海斗「ありがとうございます! "あき"ちゃん」
北三条英雄「おめでとうのキスだ! チュッ!!」
月島海斗「んんんー」
李維新「たった2ヶ月で昇進か。 さっそく間を開けられちゃったな」
月島海斗「維新・・・ そういや維新が昔、助けてくれた時のお礼を言ってなかった・・・」
李維新「別に? あの時は鈍(トロ)い奴を助けただけさ」
李維新「当たり前のことをしただけ、誰でもできることだよ」
李維新「俺じゃなくてもね」
月島海斗「いや、日頃から周囲に気を配るのは余裕がないとできないことだよ」
月島海斗「維新のお陰で助かったよ、ありがとう」
李維新「ま、そういうことにしとくよ。次は俺も頑張らないとな!」
善通寺正吾「海斗のお陰で俺たちも賞状貰って褒められたぜー」
善通寺正吾「次は昇進間違いなしだ」
九鬼雄太「海斗くんすごーい!」
月島海斗「いや、2人の力があったからだよ。俺独りじゃできなかった」
月島海斗「俺の単座機の成績は選考落ちだし・・・」
善通寺正吾「いや、オレ達の代わりなんていくらでもいるよ」
善通寺正吾「海斗の代わりは誰もいない。そんなのわかってるさ」
九鬼雄太「うんうん」
善通寺正吾「でも、せっかくだから海斗にくっついてウマイ汁いっぱい吸ってやるぜ──」
九鬼雄太「うまい汁美味しそう──」
月島海斗「料理じゃないって・・・」
九鬼雄太「ボクは海斗くんや正吾くんと一緒が楽しいよぉ」
月島海斗「そうだな・・・俺もみんな一緒だと楽しいよ」
月島海斗「よっしゃ! また活躍しようぜ!」
善通寺正吾「もちろんだ!」
九鬼雄太「がんばるよぉ~」
「あははははは」

〇宇宙空間
サイファ「こちらは地球連邦艦隊所属、航宙母艦インディペンデンスです。 これよりシオンベースに帰港します」
オペレーター「こちらはシオンベース管制 航宙母艦インディペンデンス、入港スタンバイOK」
オペレーター「誘導線に沿って入港してください」
サイファ「了解しました」
  最果ての宇宙基地に強大な宇宙母艦が寄港しようとしている。
  航宙母艦インディペンデンス。シオンベースに匹敵する規模と機能を持った巨大な宇宙船だ。
  これほど巨大な艦は、シオンベース内に収容することはできないため、基地に接続して寄港する。

〇コックピット
サイファ「初めまして、シオンベースの皆さん」
サイファ「私は地球連邦軍所属、航宙母艦『インディペンデンス』の艦長サイファです」
サイファ「よろしくお願いいたしますね」
リスミー・マクマード「初めまして、ようこそシオンベースへ。私は教養課長、リスミー・マクマードです」
ユニックス「技術課長のユニックスよ」
サイファ「伝説の幻想使いと、地球を救ったAIに直接会えて嬉しいわ」
ユニックス「サイファ艦長、詳細なデータのやりとりは事前に連絡した通りよ」
サイファ「量子通信の細い回線じゃあなたの意思は伝わらないわ」
サイファ「光回線を直接繋いでやり取りしましょう」
ユニックス「わかったわ」
ユニックス「リスミー、私はサイファ艦長と打ち合わせをしてくるわ」
リスミー・マクマード「よろしくね」
リスミー・マクマード「アーリマン攻略部隊の皆さん これが航宙母艦インディペンデンスよ」
リスミー・マクマード「この母艦にカレイジャスを搭載してアーリマン攻略作戦を実施します」
リスミー・マクマード「来週からは離発着訓練、宇宙航行訓練も開始しますので、よく研修してくださいね」
善通寺正吾「これが宇宙空母かー でっけー、かっけー」
月島海斗「エンタープライズ級2番艦インディペンデンス・・・」
月島海斗「本物の宇宙空母・・・」
月島海斗「へーっ、あれか最新の1Gエンジンか~」
月島海斗「他にも知らない加速装置が付いてるみたい」
善通寺正吾「1Gエンジン? なんか新しいゲームマシン?」
月島海斗「核融合と超電導を利用して、常に1Gの出力で加速推進できるエンジンだよ」
月島海斗「常に絶対零度に近い温度の宇宙空間でしか使用できないんだ」
月島海斗「超伝導体はマクロレベルでもトンネル効果を起こすことを利用して・・・」
善通寺正吾「トンネルを走りやすいエンジン?」
月島海斗「違うけど・・・」
善通寺正吾「なんだ、オレのバイクに搭載は無理っぽいな!」
アルベルト・カザン「さっきのサイファ艦長は独りでこの巨大な船を操縦してきたのですか?」
アルベルト・カザン「他に乗組員はいないようだけど・・・」
リスミー・マクマード「作業用のT属ドローンがいるわよ。 サイファ艦長がそれらを統制しているの」
リスミー・マクマード「タイキ族のように人型ではないからわかりにくいかもしれないわね」
リスミー・マクマード「アーリマン攻略作戦には、シオンベースからもタイキ族の整備兵が乗り込んで参加するわ」
月島海斗「サイファ艦長は雰囲気がタイキ族っぽくないですけど・・・」
リスミー・マクマード「サイファ艦長はプロテウス族というT属よ。 好きな姿に変身できるの」
リスミー・マクマード「固体と液体の形を自由にとることができるのね」
善通寺正吾「それってなんかの映画で見た能力だなー」
九鬼雄太「ボクの持ってる育成ゲームにもいるよ──」
李維新「あれが浮遊惑星軌道修正ミサイルか・・・」
李維新「巨大ガス惑星を破壊するクラスになるととんでもない大きさですね」
  宇宙母艦は超大型ミサイルを抱えていた。
  艦と同じぐらいの大きさがある。
  弾頭の部分が>の字になっておりモンロー効果で衝撃波に指向性を持たせているようだ。
リスミー・マクマード「あの大きさのミサイルでも、アーリマンを壊すことはできません」
リスミー・マクマード「適切な角度で命中させて、わずかに軌道を逸らすだけよ」
リスミー・マクマード「それでも、この太陽系の果てで軌道を逸らせれば、海王星以内に侵入することは無いでしょう」
李維新「ガス惑星の周囲に配置されている脅威を排除し、空母とミサイルを守るのが次のミッションか・・・」
月島海斗「本格的に宇宙戦争っぽくなってきたなぁ・・・」

〇秘密基地のモニタールーム
オペレーター「そのコンテナは第三倉庫へ運んでください」
月島海斗「はい!!」
オペレーター「そちらのタンクは第12燃料パイプに接続してください」
善通寺正吾「搬入作業は人力なんて・・・ドックは無重力でもキツゥイ!!」
月島海斗「質量はあるからなぁ・・・」
九鬼雄太「通路は重力があるから運ばないといけないのに・・・」
善通寺正吾「とほほ・・・最新の基地なのにローカルすぎる!!」
善通寺正吾「こんなの密林とかだって自動化されてるだろうに・・・」
美唄龍馬「αラグナ族には"VAF"を利用した"パワステ"という能力がある」
美唄龍馬「重い物を軽い力で動かすことができるんだ」
美唄龍馬「バトルコスチュームにはその力を引き出す機能が備わっているよ」
月島海斗「昔は種族ごとにバラバラだった"VAF"の特殊能力がほとんど全て備わっているなんてすごいなぁ・・・」
善通寺正吾「それでも肉体労働がキツイのに変わりはないぜ・・・」
九鬼雄太「こっちのコンテナは何が入っているんだろう?」
オペレーター「それには食肉や野菜の類が入っているわ」
九鬼雄太「じゃあもう、あの味のしないチューブゴハンじゃなくて済むの!?」
オペレーター「今後も補給コンテナは追加で到着します。食糧事情はいずれ改善されるでしょう」
九鬼雄太「やったー!」
月島海斗「地球にいるときはいつも好きな物食べてるじゃないか・・・」
九鬼雄太「えー、だって。いつもどこででも美味しい物は食べたいでしょ?」
月島海斗「そういうもんかぁ・・・」

〇VR施設のロビー
サイファ「初めまして、アンセム司令官。著名な大戦の勇者にお会いできて光栄ですわ」
サイファ「今後は基地駐留艦として、司令官の指揮下に入ります」
アンセム・ヴォルチ「ああ、よろしく頼むよ」
サイファ「しばらくはカレイジャスやクルーを搭載するために艦内の整備が必要です」
サイファ「それではユニックスと一緒に作業を進めますので」
サイファ「今後ともよろしくお願いいたしますね」
アンセム・ヴォルチ「ああ、よろしく頼む」
夕張万里「司令かーん!! 私にもっと命令を与えてくださーい!!」
夕張万里「もっと司令官のために働きたーい!!」
アンセム・ヴォルチ「私も搬送作業を手伝いたいが、ドックは宇宙放射線の強い外郭に位置している」
アンセム・ヴォルチ「"VAF"のない男の身体では行くことができない」
夕張万里「はい! 我々にお任せを!!」
アンセム・ヴォルチ「やっと軌道上にいた敵衛星を排除して補給を受けられるようになったんだ」
アンセム・ヴォルチ「輸送の自動化システムが完成するまでよろしく頼むよ」
夕張万里「わかりました! 第11小隊小隊長、夕張万里、脱ぎます!」
アンセム・ヴォルチ「え!?」
夕張万里「この身体で日頃の疲れを癒してください! 司令官、俺を好きにしてぇ!!」
美唄龍馬「司令官、私にもご命令を。 どのような命令でも犬のように従います」
美唄龍馬「ぜひ司令官の為にこの犬めを使い捨てにしてください!!」
サクチャイ・ラオバン「司令官大好きです!! 股を開きます!!」
サクチャイ・ラオバン「司令官の子を100人ぐらい産みたいです!! 種をください!!」
アンセム・ヴォルチ「あ・・・」
月島海斗「アンセム司令官を見ていると・・・ 身体が熱く・・・」
  海斗は身体の奥から経験したことのないほど強い欲望が沸き上がるのを感じる。
  目の前の男性にすべてを委ね、信頼し、尽くしたい。
  さらに、海斗の身体に備わっている女性器や乳房からは、目の前の男性に抱かれたいという強い欲求状態を示している。
  その身体から湧き出る命令は強烈で、精神が逆らえるようなものではなかった。
月島海斗「し、司令官・・・ す、好きです・・・ 手を繋いでください・・・」
九鬼雄太「司令官大好きー!!」
善通寺正吾「オレを本物の女にしてくれー!」
  明らかにおかしい状況であった。
  シオンベースのクルー達は、全員アンセム司令官に惚れ、絶対唯一の奉仕対象のように慕っている。
  視線も仕草も女性の身体を使っている男性ではなく、女性として男性を求める状態になっていた。
アンセム・ヴォルチ「ま、まずい・・・逃げないと・・・」
夕張万里「司令官まってぇー 俺をめちゃくちゃに犯してー」
サクチャイ・ラオバン「種をくださいー」
美唄龍馬「司令官、この犬めにご命令を!!」
「司令官まってー!」
  狭いシオンベース内である。アンセムはたちまち女の子達に囲まれて逃げ場を失ってしまう。
「大好きですー!!」
「抱いてくださいー!」
  もっとも、そこは男と女である。無理やり押し倒されたり、強制的に何かされたりはしない。
リスミー・マクマード「アンセム!! あなた・・・アンチ・テンプテーションが切れているじゃないの!!」
アンセム・ヴォルチ「すまない、油断した。更新を忘れていたんだ」
リスミー・マクマード「どうするのよ!! この子たち、あなたに惚れたまま戻らないわよ!!」
アンセム・ヴォルチ「まぁ、このままでも任務に支障は・・・」
リスミー・マクマード「大ありよ!! 勇気は自分の意志で湧き起らないといけない。あなたも一番知っているでしょう!!」
リスミー・マクマード「あなたに惚れさせられたまま戦うなんて、ただの捨て駒だわ。 私は許さないわよ!!」
アンセム・ヴォルチ「ううむ・・・」
リスミー・マクマード「仕方がないわ・・・私のポゼッション・システムを使いましょう」
アンセム・ヴォルチ「また借りができてしまったなぁ・・・」
リスミー・マクマード「いくつ借りがあるかもう覚えていないわ」
リスミー・マクマード「とにかく、女の子たちをそこでじっとさせていてね」
アンセム・ヴォルチ「ああ・・・」
アンセム・ヴォルチ「みんな、リスミー教官から指示があるから一列に並んでくれ」
「はぁーい!!」
「並びまーす!!」
「抱いてくださいー」
リスミー・マクマード「じゃ、始めるわよ」

〇教室
月島海斗「あ、あれ? ここは・・・学校?」
九鬼雄太「ボク達、シオンベースにいたはずなのに・・・」
善通寺正吾「お、おい!? チン〇があるぞ!?」
「男に戻ってる!?」
善通寺正吾「タマもあるし・・・偽物じゃねーな」
月島海斗「どうなっているんだ・・・」
リスミー・マクマード「ふふふ、男の子に戻った感想はどうかしら?」
  見ると、教壇の上にシオンベースのリスミー教官がいた。
  本来なら地球から光の速さで14日もかかる場所にいる者だ。
月島海斗「どうしてリスミー教官が俺たちの学校に・・・」
リスミー・マクマード「ここは明晰夢(めいせきむ)の世界」
リスミー・マクマード「明晰夢とは夢だと認識して夢にいる状態の事だけど・・・要するに現実感のある夢の世界ね」
月島海斗「これが夢!? ずいぶんとリアルですけど・・・」
  夢と説明されて周囲をよく見ると、窓の外は視界がぼやけ景色がわからない。
リスミー・マクマード「景色は時間、天候、季節で変わるから記憶が朧気(おぼろげ)になるのよ」
リスミー・マクマード「ここはあなた達の夢の世界、そこにあなた達を導いたってことね」
善通寺正吾「オレ、マンガで見たぜ!! 夢の世界で死んだら現実の世界でも死んじゃうとか!!」
リスミー・マクマード「そんなことはないわ」
九鬼雄太「ゲームの世界で死んじゃうと、現実世界でも死んじゃうとか!!」
リスミー・マクマード「そんなこともありません」
善通寺正吾「なんだー夢の世界楽勝じゃん!」
九鬼雄太「美味しい物食べ放題だね!」
月島海斗「でも、どうして俺たちをこんな世界に連れてきたんですか?」
リスミー・マクマード「実はアンセム司令官のせいなの・・・」
リスミー・マクマード「シオンベースのαラグナ族はね・・・全員、基地唯一の男であるアンセム司令官にベタ惚れして絶対服従する女の子なの」
月島海斗「な、なんなんですかそれ・・・」
リスミー・マクマード「生理的にそういう身体の造りなの」
リスミー・マクマード「だから一度恋に落ちると、アンセム司令官のことしか思い続けることはできないわ」
リスミー・マクマード「しかも、一生よ。普通の方法では解除できません」
月島海斗「俺たち男なのに・・・」
リスミー・マクマード「強力に刷り込まれた身体の先天的反応だから、逆らいようがないわね・・・」
月島海斗「今まで何度もアンセム司令官と会っているのに、何も感じなかったですけど・・・」
リスミー・マクマード「アンセム司令官は普段、誘惑遮断システムを使っているの」
リスミー・マクマード「だから、傍にいても女の子達にはいないように認識されているのよ」
リスミー・マクマード「でも、今回は来客があったので司令官が更新を忘れていたの 新しい人は来ない場所だし」
月島海斗「そ、そんなことが・・・」
月島海斗「男に惚れたまま一生元に戻れないなんて・・・」
リスミー・マクマード「惚れたままでいたいというなら別に構わないわ、アンセムはあれでイイ男よ」
リスミー・マクマード「女としてアンセムのハーレム要員になって幸福に生きるという歓びはあります。でも、あなた達にはお勧めしないわ」
月島海斗「どういうことですか・・・」
リスミー・マクマード「永遠にアンセムの傍にいたくなって、彼に尽くすだけで幸せになり、もう地球に帰りたくなくなるわ」
リスミー・マクマード「趣味や娯楽もほとんど興味なくなります。完全な愛の奴隷ね」
九鬼雄太「えーっ!! ゴハンも!?」
リスミー・マクマード「ええ」
善通寺正吾「バイクも!?」
リスミー・マクマード「もちろん」
月島海斗「ゲームも!?」
リスミー・マクマード「当然」
月島海斗「それは嫌です・・・」
リスミー・マクマード「それを解除する為、私の力で明晰夢の世界に来てもらったわけ」
月島海斗「どうすれば元に戻れるんでしょうか・・・」
リスミー・マクマード「ここでは、精神の姿が実体、つまり君たちは男の子ね」
リスミー・マクマード「男であることを思い出し、女の子では絶対にできないことをすれば、女の子として魅了されている状態は解除されるわ」
月島海斗「男であることを思い出す事って?」
善通寺正吾「立ち小便とか?」
リスミー・マクマード「一番いい方法なら・・・あなたが好きな女の子と寝なさい。そうすれば男を思い出すわ」
リスミー・マクマード「男の性機能による生殖行為は男しかできないわ」
月島海斗「ね、寝るって・・・」
善通寺正吾「なんだ、簡単じゃねーか!」
リスミー・マクマード「明晰夢の身体はあくまで精神の想像物、実体がない以上、性欲はあくまで精神的な力でしか起こせない」
リスミー・マクマード「男性の身体に生理的に溜まった性欲の勢いでどうにかなるものではないわ」
善通寺正吾「オナ禁してもヤリたい欲求は溜まらないってことか・・・そりゃそうだよな。オレの今の身体は女の子なんだし」
リスミー・マクマード「だから女の子との恋愛をイメージして、男性としての性欲を醸成し、女の子への興味を思い出していくしかないの」
リスミー・マクマード「なかなか大変よ。 でも、これに成功しないと、元には戻れないわ」
月島海斗「大丈夫かな・・・」
善通寺正吾「よし、わかったぜ!」
浅利朱莉「ちょっと善通寺くん! 自転車改造しているでしょう!! 風紀違反よ!!」
善通寺正吾「突然、浅利が現れたぞ!?」
リスミー・マクマード「夢の世界でも人は登場するわ。あとはあなた達の想像力次第ね」
善通寺正吾「自分の身体として隅々まで見て、好き放題楽しんでいるのに客観的にみると変な気分だな・・・」
浅利朱莉「ネクタイも乱れているわ! ちゃんと風紀を守りなさい!」
善通寺正吾「浅利。俺、二輪の免許取ったんだ。 俺のバイクでツーリングに行かないかい?」
浅利朱莉「2人乗りは1年以上の経験が必要でしょう!! 交通ルール違反は退学処分になるわよ!!」
善通寺正吾「俺のバイクはサイドカー付きなんだぜ。サイドカーにタンデム規制は無いよ」
浅利朱莉「えっ・・・」
善通寺正吾「オレのバイクで一緒に樺南を廻ろうぜ!」
浅利朱莉「わ、わかったわよ!! 一緒に乗ってあげるんだから、安全運転で頼むわよ!!」
善通寺正吾「よーし、さっそく出発だぜ!」
浅利朱莉「でも、ヘルメットに・・・お洋服も必要ね!一緒に選んでくれるんでしょうね!」
善通寺正吾「おう!! じゃ、海斗、雄太、オレは行ってくる!!」
浅利朱莉「ちょっと!! 手を繋ぎなさいよ!! 優しくリードしなさいよね!!」
月島海斗「風紀委員長があんなに素直なはずは・・・」
リスミー・マクマード「ここは夢の世界だから、不自然の無い範囲で理想的な反応があると考えていいわ」
リスミー・マクマード「でもどうかしら? 現実もあの通りかもしれないわよ?」
リスミー・マクマード「ただしこの世界で記憶にない事をするのは難しいし、自分を偽る対応もできません」
月島海斗「夢なのに現実性が大事・・・嘘がつけないなんて・・・」
九鬼雄太「じゃあボクは岩城さんを誘っちゃお!!」
九鬼雄太「ねぇ、ボク、今日うちでお菓子を作るんだ。岩城さんも一緒に作ろうよ!」
岩城榛名「まぁ楽しそうですね」
九鬼雄太「ボクの家には楽しい動物たちもいっぱいいるよ!!」
九鬼雄太「モルモットに新しい子供が産まれたんだ! とってもかわいいよ、見においでよ!」
岩城榛名「雄太さんはとても優しいのですね。 ぜひ、お邪魔させてください」
九鬼雄太「うん! じゃあ、いこう!」
月島海斗「雄太まで・・・」
リスミー・マクマード「海斗くんは誰か好きな人はいないの?」
月島海斗「俺は・・・」
筑波神楽耶「月島くん、これはどういうことなの!?」
筑波神楽耶「あなたの成績はもっといいはずよ。 ゲームばかりして・・・もっと将来に真剣になりなさいよ!」
月島海斗「生徒会長・・・」
エリス「いいんですよ。海斗様はそのままで・・・」
エリス「私はありのままの海斗様が好きです。もっと好きなことをし続けてください」
エリス「私は海斗様のすべてを受け入れます」
月島海斗「エリス・・・」
白石愛生「月島くん!! おはよう!!」
白石愛生「ねぇ"あき"と一緒に遊ぼうよ!! あなたは私の彼氏でしょう?」
月島海斗「"あき"ちゃん・・・」
白石愛生「私、月島くんのこと大好きなの。だからずっと一緒にいたいな!」
白石愛生「月島くんが悦ぶこと、なんでもしてあげるよ!」
月島海斗「・・・」
リスミー・マクマード「いろいろ迷いがあるようね。 若くていいんじゃないかしら」
リスミー・マクマード「夢の世界では場所も時間の流れもある程度は自由になるわ」
リスミー・マクマード「とりあえず、この子たちと一緒にデートしてきて、本当に好きな子を見つける事ね」
月島海斗「誰か一人に決める・・・」
リスミー・マクマード「いい? 男女は1組ずつでしか繋がれない。性別の生殖はそういう仕組みになっているのよ」
リスミー・マクマード「もちろん、男性は時間をずらせば何人もの女性と繋がれるわ」
リスミー・マクマード「でも、それはペアを変えているにすぎない。原則は変わらないの」
リスミー・マクマード「あとは海斗くんが決める事よ」
月島海斗「俺が・・・」
筑波神楽耶「月島くん、しっかりしなさいよ!!」
エリス「海斗様のご意志に従います」
白石愛生「さっ月島くん、"あき"と一緒にデートしよっ!!」
月島海斗「あ、ああ・・・」

〇遊園地の広場
  札幌ドリームランド、通称SDL。
  水族館、動物園、アトラクション、飲食店、海水浴場、プール、ホテルなどが揃っている複合型のテーマパークだ。
  札幌と名前がついているが実は隣の小樽市にある。
月島海斗「"あき"ちゃんと、アバターのエリスと、生徒会長と一緒にSDLに来るなんて・・・」
白石愛生「この中で、月島くんがやった子が真の彼女ってわけでしょ?」
月島海斗「やった子って・・・」
白石愛生「なら"あき"で決まりね。 リアルで彼女だし、もう一緒に寝たし、男の時はオカズにしてたんでしょ?」
白石愛生「はやく私に決めちゃっていいわ、初めてだから優しくしてね」
月島海斗「・・・」
エリス「海斗様は私の身体を使っています。 もう男には戻れません」
エリス「だから、あなたが身体が男として為せるのはこの夢の中の一回だけです」
エリス「ここにいる私たちは海斗様を愛しています」
エリス「私たちは海斗様が選んだ事実をすべて受け入れます」
筑波神楽耶「私は選ばれても選ばれなくても私の人生は変えないわよ」
筑波神楽耶「身体が変わったって私は私」
筑波神楽耶「それでも、私の身体で好き放題したんだから責任はとって欲しいわね」
月島海斗「・・・」
月島海斗「じゃ、じゃあ水族館へ行こうか・・・」
白石愛生「いきましょ! ダーリン」
筑波神楽耶「男の子ならちゃんとリードしてよね」
エリス「海斗様と地球の水族館にいけるなんて幸せです」

〇水中トンネル
白石愛生「お魚がいっぱーい!!」
エリス「これが地球の魚なのですね。 初めて見ました」
筑波神楽耶「なかなかロマンチックじゃない、素敵なところだわ」
月島海斗「地球の魚類は化石文明時代の崩壊と共にほとんど死滅してしまったんだけど」
月島海斗「フグ、タイ、サケ、ヒラメ、ウナギ、マグロなどの養殖魚は人類に管理されて生き残ったんだ」
月島海斗「それらは地球の回復と共に爆発的に繁殖して、今ではその系統の魚ばかりになってしまっている」
月島海斗「養殖用種苗は品種改良されていて成長がとても早いんだ」
月島海斗「昔の海はもっと生物の多様性が豊かだったらしいけど・・・今は画一的になってしまったんだ」
エリス「海斗様は海の生き物に詳しいんですね!!」
白石愛生「デートで知識自慢してると女の子に嫌われるよ?」
白石愛生「ま、私はそれでも月島くんの事が大好きだけどね!」
筑波神楽耶「月島くんらしいというか・・・」
美唄渚「相変わらず、蘊蓄(うんちく)語りが好きなのね。海斗兄さんは」
月島海斗「えっ、小隊長!?」
  突然現れた女の子
  姿形は海斗の上司である小隊長、美唄龍馬(びばいりゅうま)の地球の姿にそっくりである。
  だが、海斗はそれとは別に何かとても懐かしいものを感じた。
美唄渚「私は美唄渚(びばいなぎさ)」
美唄渚「昔、近所に住んでいた幼馴染なのに忘れちゃった? 海斗兄さん」
月島海斗「たしか小学生の頃、同じアパートに住んでいた、俺の1歳年下の・・・」
美唄渚「そう、あなたの小隊長の妹、美唄渚よ」
月島海斗「ぜんぜんわからなかった・・・」
  海斗が札幌に住んでいた時、同じアパートに女の子がいた。
  小学生の頃の話であり、互いに性はまだ意識していない。
  だが記憶を辿ってみると確かに札幌で会った美唄龍馬の身体は、幼なじみの女の子の面影がある。
美唄渚「幼なじみの女の子の姿を興味なくて忘れちゃうなんて、海斗兄さんらしいね」
美唄渚「どうせ豊原に引っ越した後も家でゲームばかりしているんでしょう?」
月島海斗「そうだけど・・・どうして俺の夢の中で渚が・・・」
美唄渚「この明晰夢の世界は、海斗兄さんが恋人にしたい女の子を自動的に思い出しているの」
美唄渚「海斗兄さん、私の母と一緒に家族でここに遊びに来たでしょう?」
美唄渚「ずっと手を繋いでくれて、今みたいに知識自慢を語っていたわよね」
月島海斗「そんなこと・・・あったっけ・・・」
美唄渚「あったの。だから思い出したのよ」
美唄渚「というわけで、私も恋人選び候補に参加するわね」
月島海斗「・・・」
白石愛生「幼馴染とは手強いわねー」
白石愛生「ま、ここは月島くんの夢の世界だから、私達は互いにケンカしたりしないわよ、安心して」
エリス「夢は虚構ですが、嘘はつけません。 海斗様の本心も女性に対する考え方もすべてです」
筑波神楽耶「男の人ってこういうハーレムみたいな夢をみるのね」
筑波神楽耶「下品だけど・・・それが月島くんの本当の気持ちなら受け入れるのも宿命だわ」
月島海斗「・・・」
美唄渚「海斗兄さんは水族館に来たら、次はあそこよね? いきましょう」
月島海斗「あ、ああ・・・」

〇宇宙空間
筑波神楽耶「プラネタリウム・・・月島くんのことだから、ゲームセンターか射的かと思ったわ」
美唄渚「海斗兄さんは海と宇宙が好きなのよ」
筑波神楽耶「そうなんだ・・・私、全然知らなかった・・・」
月島海斗「全天で一番明るいの星は、あの赤い星アアル、"グリーゼ710"とも呼ばれている」
月島海斗「次がりゅう座のエルタニン、ぎょしゃ座のメンカリナン、りゅうこつ座のカノープス、と続くんだ」
月島海斗「この中で、人類史が始まった時から変わらず明るいのはカノープスだね」
月島海斗「昔はもっと明るい星が多かったらしいけど、どんどん減ってしまった」
月島海斗「化石文明時代の人はきっともっとたくさんの綺麗な星が輝く夜空をみていただろうね」
美唄渚「空の綺麗な星が少なくなってしまうなんて残念ね」
筑波神楽耶「月島君は解説だけして星空の雰囲気を楽しむとか、そういうのはまったくないのね・・・」
白石愛生「もー、筑波さんったら雰囲気台無しー 月島くんが好きようにさせなよ!」
白石愛生「そんなことを言うとこうだぞ!!」
白石愛生「チュッ!!」
筑波神楽耶「んんん・・・」
月島海斗「あ、あれ・・・生徒会長と"あき"ちゃんがキスをしているのに自分がしているみたいな感覚が・・・」
エリス「ここは夢の世界ですから、海斗様が経験した事のある感覚は流れ込んできます」
エリス「私の身体でした経験も、海斗様が思えば感じることができますよ」
月島海斗「そ、そうなんだ・・・夢の世界凄い・・・」
月島海斗「いや・・・人間の脳は夢の中で経験した事を整理し、反復して記憶力を高めているって聞いたことある」
月島海斗「思い出を繋ぎ合わせた世界が夢の世界なのか・・・」
エリス「ふふふ、やっぱり海斗様らしいですね」
美唄渚「昔から変わらないなぁ・・・海斗兄さんは」
筑波神楽耶「んんん・・・」
白石愛生「ん──」
美唄渚「これって、海斗兄さんの記憶ではプラネタリウムで彼女とディープキスしている感覚になってるってこと?」
エリス「そうなりますね」
美唄渚「それはそれでロマンチックかも・・・」
月島海斗「身体は女の子同士だけど・・・」

〇シックなカフェ
白石愛生「遊園地で彼氏と食べるアイスはおいしいね!」
月島海斗「夢の中でも味は感じるんだ・・・」
月島海斗「いくらでも食べられるなんて・・・雄太なら食べまくるだろうな・・・」
白石愛生「はい、ダーリン。 あーん」
月島海斗「恥ずかしいよ・・・」
白石愛生「夢の中で誰に恥ずかしがる必要もないのに、面白ーい!」
筑波神楽耶「で、月島くん。次はどうするの?」
月島海斗「もう特に行きたいところは無いよ。 アミューズは独りで遊ぶゲームしか興味ないし・・・」
白石愛生「海とか山とか、スポーツとかは?」
月島海斗「興味ない・・・」
筑波神楽耶「月島くんらしいというか・・・」
月島海斗「皆は行きたいところは無いの?」
月島海斗「ああ、夢の中だからダメか・・・」
エリス「そんなことありませんよ。 夢の中でも、私達の希望を聞いて、その場所にいけます」
月島海斗「俺が知らない場所でも?」
エリス「それは無理ですね。海斗様が知っている範囲内になります」
白石愛生「へーっ、そんなことできるんだー」
筑波神楽耶「私の行きたい場所・・・」
月島海斗「じゃあそれぞれ一人づつ希望の場所に行ってみようよ」
白石愛生「じゃ、月島くんの彼女の私からね」
白石愛生「やっぱり彼氏とデートと言ったらあそこよね!!」

〇海水浴場
白石愛生「やっぱ海でしょ? 月島くん、水着の女の子好きでしょ?」
月島海斗「水着は好きだけど・・・」
美唄渚「海斗兄さん、泳げるようになったの?」
月島海斗「・・・」
筑波神楽耶「ちょっと・・・私の身体で泳げないとか恥ずかしいからやめてくれる?」
筑波神楽耶「私はこれでも幼稚園からスイミングスクールに通っているのよ」
白石愛生「ちゅっ!!」
筑波神楽耶「んんん──」
エリス「これが地球の海なのですね」
エリス「水族館とは違う感じ・・・渚の香りがします」
美唄渚「小樽は水が冷たいから長く水に入る人は少ないのよ」
美唄渚「海斗兄さん、南国の海とかにも興味はなさそうだけどね」
白石愛生「月島くん、今度撮影でテルテナ島へ行んだ」
白石愛生「一緒に行こう! 暖かい海と綺麗なビーチが最高よ!」
月島海斗「泳ぐのはちょっと・・・」
白石愛生「建設中の宇宙エレベータ六号基が見れるよ!」
月島海斗「それは是非見に行きたいね」
筑波神楽耶「宇宙エレベータを見るために行くって・・・」
筑波神楽耶「女の子と海に行くのを何だと・・・」
白石愛生「チュッ!」
筑波神楽耶「んんん──!!」
美唄渚「泳いだり女の子と楽しんだりするより、建物の方がみたいなんて、海斗兄さんらしいね」
月島海斗「アマゾンにある宇宙エレベータ三号基」
月島海斗「化石文明時代から唯一生き残った人類の遺産・・・」
月島海斗「宇宙エレベータは宇宙と地上の両方から建設すると作りやすいんだ」
美唄渚「どうして?」
月島海斗「地上からケーブルを伸ばすより、宇宙から垂らす方が遥かに簡単に作れる」

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