さいごのネフテとさよならのレドイ

宇野木真帆

41再醒:レドイの決心(脚本)

さいごのネフテとさよならのレドイ

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〇ファンシーな部屋
  コン、コン...
  レドイちゃん...
  レドイちゃん...!
ハウス型ロボット「勝手にごめんなさいね。」
レドイ「...」
ハウス型ロボット「でも、もうお昼なのよ。」
ハウス型ロボット「あなたは昨日の昼から、ずっと部屋に籠りっきり。」
ハウス型ロボット「さすがに心配だわ。」
レドイ「...」
ハウス型ロボット「それに今日は、外へお出かけしようと思っているのよ。」
ハウス型ロボット「レドイちゃん、どうかしら?」
ハウス型ロボット「起きられる?」
レドイ「...」
レドイ「うん。」
ハウス型ロボット「それなら行きましょうか。」

〇黒

〇森の中の小屋
ハウス型ロボット「久しぶりの外はどうかしら?」
ハウス型ロボット「空気が美味しいとか、空が綺麗とか...」
レドイ「...」
ハウス型ロボット「...」
レドイ「あそこにあるの...」
ハウス型ロボット「え、どれどれ!?」
ハウス型ロボット「あぁ! あんな所にエッグがあるわね!」
ハウス型ロボット「あれは」
レドイ「私が返し忘れたエッグだ...」
レドイ「そう。ここで...」
レドイ「ネフと...」

〇黒

〇森の中の小屋
ネフテ「私はね...」
ネフテ「人間に造られたロボット兵器なのよ!!」
ネフテ「この辺り一帯を消し炭にできるようなモノ、体中にたくさん持っているわ!!!」
  この時のネフは、とても苦しそうだった。
ネフテ「ハッタリじゃないわよ?」
ネフテ「3秒数える内に出てこなければ...」
ネフテ「ここを火の海にするわよ!!!!」
  こんなに怖くて悲しいネフは初めて見た。
ネフテ「はぁ!?」
  ふふ。ネフは本当に驚いていたね。
ネフテ「なんであんたがここに!?」
  私は恥ずかしさで顔も上げられなかった。
  ネフを守るヒーローみたいに、
  かっこよく登場するハズだったのに...
ネフテ「あんたってば...」
  呆れられて...
ネフテ「...」
  嫌われて...
ネフテ「本当にばかね。」
  でも、その言葉は、
  なんでかあったかくて...
ネフテ「あそこまで言われているのに、どうして着いてくるのよ。」
ネフテ「...」
ネフテ「ごめん、じゃなくて...」
ネフテ「一体どうしたら...」
ネフテ「どうしたら、あんたは着いてこなくなるの...?」
  私が死ぬくらいじゃないと...
  あれは本心だ。
  比喩でもなんでもない。
  でも、今は...?
  いまは...
  ロボットに意志を持たせてあげたい、って言って...
  ネフが、素敵ね、って言ってくれて...
  頑張ろうとした。
  それなのに私は...
  私は、動けない...
ネフテ「本当にばかね。 私なんかに命懸けんじゃないわよ。」
  そんなことないよ!
  ネフがいないから、ほんとに、
  ほんとに、私の心は死んじゃって...
  眠っちゃって...
  動けないよ...
ネフテ「...」
ネフテ「そんなの、私だって...」
ネフテ「...」
  ネフも?
  じゃぁ、なんで...
  なんで、私から離れられるの...?
ネフテ「もう、本当にばかなんだから。」
ネフテ「あんたのばかさ加減には負けたわよ。」
ネフテ「私にはもう、あんたを振り払う術はない。」
ネフテ「着いて来るなら、勝手に着いて来なさい。」
  ついてくるなら...
  かってについてきなさい...
ネフテ「どうなっても知らないんだからね!!」
  どうなっても、しらない...
  そうか。
  そうだった。
  ばか過ぎるのがわたしだった...
  ...
  またネフにばかって言われるかもしれないけど...
  うん。
  そうしよう。

〇黒

〇森の中の小屋
ハウス型ロボット「れ、レドイちゃん!?」
レドイ「うう...」
ハウス型ロボット「大丈夫!?どうしたの!?」
レドイ「ハウスー...」
ハウス型ロボット「なに!?どうしたの!?」
レドイ「デミルさんいる?」
ハウス型ロボット「デミルさんね!すぐに連絡を取るわ!」

〇黒

次のエピソード:42再醒:【最終回】さらなる世界へ...

コメント

  • 眠が醒になって、再醒になってる!
    レドイちゃんの中でネフテの存在がすごく大きくなっていて、だからこそネフテが心を眠らせてしまう原因にもなるし、再起の力にもなっていますね。そういうのも縁(エニシ)でしょうか。

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