もしかして:前世?(脚本)
〇屋敷の寝室
大河内 りさ(眠れない・・・)
大河内 りさ「・・・・・・」
大河内 りさ「何処からか笛の音が・・・」
大河内 りさ「見に行ってみようかしら」
〇睡蓮の花園
大河内 りさ「あっ・・・」
???「お待ちしておりました」
???「こちらへ・・・」
大河内 りさ「でも・・・」
???「さあ──」
差し出された男性の手を取ると、そのまま池の中へと導かれる。
大河内 りさ(そうだ・・・)
大河内 りさ(私、この人と心中しないと・・・)
みるみるうちに衣が水を吸い、身体はどんどん水の中へと沈んでゆく。
息が苦しくなった瞬間に、目が覚めた。
これが、1回目の夢。
〇屋敷の寝室
数日後だったか数ヶ月後だったか、2回目の夢を見た。
大河内 りさ(眠れない・・・)
大河内 りさ「・・・・・・」
大河内 りさ「また笛の音が聞こえてくる・・・」
大河内 りさ「あの人かも」
大河内 りさ「行かなきゃ──」
〇森の中
大河内 りさ(此方のほうから聞こえてくる・・・)
大河内 りさ「あっ・・・」
???「・・・・・・」
???「お待ちしておりました」
男性は手にしていた笛を袂にしまうと、私の首に手をかけた。
ぎゅうっ・・・と喉を絞めあげる。
大河内 りさ「・・・ッ」
息苦しくなったところで、また目が覚めた。
それきり、この時代、この男性が出てくる夢は見ていない。
心中は成功したのだろうか・・・?
衝撃的な内容の夢ですね!平安時代の王朝モノに憧れる時期って皆あるので、てっきり王朝ラブストーリーかと思いきや、、、すぐさま夢占いで確認したくなる内容ですねw