どこの少女漫画?(脚本)
〇畳敷きの大広間
『予選通過のお知らせ』
大河内 りさ「やったー!!」
父「大声を上げるな、はしたない」
大河内 りさ「お父様」
大河内 りさ「ご覧になって!」
大河内 りさ「私の書いた小説が コンテストの予選を通過したのです」
父「そんなものに応募していたのか」
大河内 りさ「そんなものとは何ですか」
父「・・・まあいい。 それなら祝ってやらないとな」
父「今夜は帝●ホテルで食事をしよう」
大河内 りさ「まだ予選なのですけど」
父「いいから、着飾って来なさい。いいね?」
大河内 りさ「分かりました」
〇立派な洋館
〇ホテルのエントランス
大河内 りさ(着飾って来いと言われたけれど・・・ う〜ん、落ち着かない)
父「りさ、こちらだ」
大河内 りさ「あ、お父様・・・」
大河内 りさ「・・・と、そちらの方は?」
橘「はじめまして、橘と申します」
橘「大河内伯爵には仕事で お世話になっておりましてね」
大河内 りさ「はあ」
父「そこで偶然会ってね」
父「よかったら一緒に・・・という話になったのだよ。構わないね?」
大河内 りさ(これは・・・)
橘「いやはや、私も偶然 息子を同伴しておりまして」
橘「お嬢様とご年齢も近いので、ご挨拶だけでもとお声を掛けさせて頂いたのですよ」
大河内 りさ(やられたーっ!!)
大河内 りさ(最初から見合いさせるつもりで 呼び出したのね!!)
橘「こっちに来なさい」
橘の息子「・・・・・・」
大河内 りさ(くっ・・・イケメン!!)
大河内 りさ(でも──)
大河内 りさ「私はお見合いなんてしません!!」
父「あっ! こら、待ちなさい!!」
スマホがあるけど明治か大正っぽい時代。
伯爵令嬢の私は無理矢理お見合いさせられようとしていた。
イケメンが相手ならよくね?
と、起きてから思った夢でした。
大正期、伯爵令嬢、スマホ、小説コンテスト予選、これが1つに結びついてしまうのが夢の恐ろしさですね。客観視したら有り得なくて笑ってしまいますよね。そしてイケメンとのお見合いとは、、、ひょっとして願望、いやゲフンゲフン