ハピネスファイブ登場(脚本)
〇大きい研究所
ここは、とある研究所。何やらすごいことが起きそうなことがしていた。
紅城憲夫「なぜ俺、呼ばれたんだ?」
藍沢拓馬「不思議なことだなぁ」
山吹絵里奈「なんで呼ばれたっていうのよ!?」
常盤隆一郎「なぜ僕はここに向かってるのかな・・・?」
桜庭舞「なんか変な予感がするわ・・・」
5人の若者たちは、導かれるように入っていく。
〇研究所の中
サロンに呼び集められた5人。
シャンシャン「というわけですのでまずは自己紹介を。ちなみに私の名前はシャンシャン。福島博士夫婦に作られたロボットです」
紅城憲夫「俺は紅城憲夫、高校2年生」
藍沢拓馬「俺は藍沢拓馬。普段は運送会社で働いてる」
山吹絵里奈「私は山吹絵里奈。大学2年生よ。理工学部なの」
常盤隆一郎「僕は常盤隆一郎。中学校で社会科教諭やってるよ」
桜庭舞「あたし、桜庭舞。小児科で働いてるわ。子供たちからは「桜庭先生」って呼ばれてる」
シャンシャン「わかりました。それではこれより福島博士ご夫妻のところへ誘導します」
メンバーはシャンシャンに先導される形で移動した。
〇研究所の中枢
研究室にて。
福島博士「君たちに集まってもらったのは他でもない」
博士夫人「あなたたちは選ばれた存在なのよ」
シャンシャン「今日からあなたたちは、ハピネスファイブというチームの一員として活動してほしいのです」
紅城憲夫「俺らがチームを組むんですか?」
藍沢拓馬「こんなの初耳ですよ!」
山吹絵里奈「こんなの聞いてませんよ!」
常盤隆一郎「しかも初対面同士ですよ!」
桜庭舞「でもなんか面白そうですね!」
博士夫人「甘く見てもらっちゃ困るわ!」
紅城憲夫「そもそも俺らは初対面だぞ!」
桜庭舞「すみません・・・」
福島博士「君たちは選ばれた存在なんだ」
シャンシャン「これを見てください」
紅城憲夫「これは・・・!!」
福島博士「実は、この特殊ドローンで君たちの特性を探っていて、それで適合したんだよ」
シャンシャン「皆さんは選ばれた存在なのです。ダークネス団との抗争に打ち勝てるよう頑張ってください」
博士夫人「このチームのことは誰にも言わないこと。それからこれを差し上げるわ」
福島博士「メンバー専用の通信手段、ハピネススマートウォッチだ」
シャンシャン「この時計にはダークネス団のことも表示されますよ。 通信もできます」
山吹絵里奈「すごいですね!」
福島博士「それから特殊なアイテムも用意した」
常盤隆一郎「鍵、ですか?」
シャンシャン「この鍵を使えば自動的にワープができます」
福島博士「このハピネスチェンジキーを使えばワープはおろか、変身もできるのさ」
シャンシャン「このハピネスチェンジキーをこの本に差し込めばワープや変身もできます。 ワープするときは、行き先を言って下さい」
シャンシャンはハピネスブックを取り出した。
桜庭舞「この本に差し込むんですか?」
福島博士「このハピネスブックには変身機能も備わっている。ダークネス団との抗争時に使いなさい」
藍沢拓馬「わかりました」
シャンシャン「普段は見えないところに隠し持っておくといいですよ」
紅城憲夫「わかりました!」
福島博士「まあそう硬くならずフレンドリーに行こうではないか」
紅城憲夫「わかった、博士!」
博士夫人「順応が速いわね」
〇地球
宇宙に浮かぶ地球。
ダーク「地球が見えてきたか!」
フィアー「あの惑星を、恐怖の世界へと染めてやるまでだ!」
ダーク「そうだな」
ブラックウィッチ「願わくば私に行かせてくだされ」
ダーク「いいだろう!記念すべき初出陣、飾ってくれよ」
そう、ダークネス団は宇宙船からの地球侵略を目論んでいたのだ!
〇宇宙船の部屋
そしてここはダークネス団の宇宙船の中。
ブラックウィッチ「準備はすでに万端でございます」
ダーク「きちんと頑張りなよ」
イーヴィル「私もいずれは行くかもね」
〇大きい研究所
解散後。
紅城憲夫「なんか不思議だよなぁ。正義のヒーローに選ばれるなんて」
藍沢拓馬「だがダークネス団はふいに来るからなぁ」
山吹絵里奈(勉強とかも励まなくっちゃ!)
常盤隆一郎(仕事とうまく両立させねば!)
桜庭舞「でもなんかすごくワクワクしちゃうかも!」
紅城憲夫「とはいえダークネス団に対する警戒は緩めないようにしないとな!」
メンバーは各自家路へ向かうことにした。
〇ビジネス街
ダークネス団が街に襲来!
ブラックウィッチ「さあしもべたちよ!ここを恐怖の世界に染めてやれ!」
「アイアイサー!」
街は大パニックに陥った!
逃げ惑う市民を警察官が誘導していく。
警察官「皆さん、急いで安全な場所へ!」
警察官「慌てず落ち着いて避難してください!」
〇大きい研究所
紅城憲夫「これは!?」
ホログラムに博士の顔が浮かび上がる。
福島博士「ダークネス団が街を襲撃し始めたぞ!今すぐ変身してくれ!」
紅城憲夫「わかった!みんな、ハピネスファイブの初仕事だ!」
藍沢拓馬「今すぐ変身するぞ!」
「了解!」
メンバーは、鍵を取り出し、変身することに!
〇魔法陣
紅城憲夫「ハピネスキー、スタンバイ!」
紅城憲夫「ハピネスブック、オープン!」
紅城憲夫「ハピネスチェンジ、スタート!」
ハピネスキーでハピネスブックを開くと、自動的にオーラがメンバーを包み込む。
紅城憲夫「高ぶる情熱のパワー! ハピネスレッド!」
藍沢拓馬「ハピネスキー、スタンバイ!」
藍沢拓馬「ハピネスブック、オープン!」
藍沢拓馬「ハピネスチェンジ、スタート!」
藍沢拓馬「沈着冷静なるパワー! ハピネスブルー!」
山吹絵里奈「ハピネスキー、スタンバイ!」
山吹絵里奈「ハピネスブック、オープン!」
山吹絵里奈「ハピネスチェンジ、スタート!」
山吹絵里奈「ピカッとひらめくパワー! ハピネスイエロー!」
常盤隆一郎「ハピネスキー、スタンバイ!」
常盤隆一郎「ハピネスブック、オープン!」
常盤隆一郎「ハピネスチェンジ、スタート!」
常盤隆一郎「穏やかで安らぐパワー! ハピネスグリーン!」
桜庭舞「ハピネスキー、スタンバイ!」
桜庭舞「ハピネスブック、オープン!」
桜庭舞「ハピネスチェンジ、スタート!」
桜庭舞「心ときめく素敵なパワー! ハピネスピンク!」
「決してくじけない、5つのパワー!」
「ハピネスファイブ、参上!」
紅城憲夫「それじゃあ行くぞ!」
藍沢拓馬「ついて来なよ!」
「了解!」
メンバーは現場へと急行した!
〇ビジネス街
ブラックウィッチ「いやいや実に愉快だ!この調子だ!」
「アイアイサー!」
その時だった!
「そうは問屋が卸さない!」
ブラックウィッチ「何者だ!?」
紅城憲夫「ハピネスレッド!」
藍沢拓馬「ハピネスブルー!」
山吹絵里奈「ハピネスイエロー!」
常盤隆一郎「ハピネスグリーン!」
桜庭舞「ハピネスピンク!」
「人々の幸せを守る最強戦隊!」
「ハピネスファイブ、登場!」
ブラックウィッチ「お前たち、やっちまいな!」
「アー!」
紅城憲夫「俺が相手になってやる!」
紅城憲夫「喰らいな!」
ダークネス団の部下「アー!」
藍沢拓馬「こっちも行くぜ!」
藍沢拓馬「喰らえ!」
ダークネス団の部下「ワー!」
ブラックウィッチ「何をもたもたしている!」
山吹絵里奈「隙あり!」
山吹絵里奈「えいっ!」
ブラックウィッチ「しまった!」
ダークネス団の部下「ケーッケッケッケ!」
常盤隆一郎「そこだ!」
常盤隆一郎「喰らえ!」
ダークネス団の部下「わー!」
遠くに飛ばされる部下たち。
桜庭舞「受けてみなさい!」
花吹雪が舞い、部下たちをなぎ倒していく。
ダークネス団の部下「わー!」
ブラックウィッチ「なんというやつらだ!」
紅城憲夫「今のうちだ!とどめを刺すぞ!」
藍沢拓馬「ああ!」
「いつでも準備オッケー!」
〇幻想空間
紅城憲夫「ハピネスブック、オープン!」
メンバーは一斉にハピネスブックを開き始めた!
紅城憲夫「レッドスター!」
藍沢拓馬「ブルースター!」
山吹絵里奈「イエロースター!」
常盤隆一郎「グリーンスター!」
桜庭舞「ピンクスター!」
5人が生み出した流星が五角形を描いていく!
「ハピネスペンタゴンウェーブ!」
「ハピネスペンタゴンウェーブ!」
「ワーッ!」
吹っ飛ばされるダークネス団の面々。
ブラックウィッチ「次はそうはいかんぞー!」
〇ビジネス街
「ハピネスファイブ、」
「大勝利!」
ハピネスファイブは市民からの拍手喝采を浴びた。そしてすぐにその場を去った。
警察官「ハピネスファイブはすごいなぁ」
警察官「彼らに助けられましたね。ヒーローって本当にいるのですね、先輩」
警察官「そうだな」
子供「ハピネスファイブ、すごかったね」
子供「そうだね」
警察官「きっと君たちを見守ってくれるはずだよ」
〇宇宙船の部屋
ダークネス団の宇宙船内にて。
ダーク「何!?ハピネスファイブだと!?」
ブラックウィッチ「申し訳ありません・・・」
ダーク「まぁいい。次こそはあいつらをコテンパンにしてやるまでだ!!」
ドクター・ブラック「私もいずれは作戦に加担させていただきますので」
〇研究所の中枢
研究所に戻った面々。
福島博士「初仕事、お疲れ様!!」
博士夫人「大活躍だったわね」
シャンシャン「チームプレイがうまく活かされてました」
紅城憲夫「博士のアイテムのおかげだよ」
山吹絵里奈「すごいパワーが出たのよ!!」
藍沢拓馬「だがダークネス団はいつ来るかわかんないな」
常盤隆一郎「そのためにもトレーニングは欠かせないよね。勉強もスポーツも」
山吹絵里奈「さすが学校の先生!」
常盤隆一郎「山吹さん、それはいいよ・・・」
桜庭舞「もし怪我とかあったらあたしに任せてね!!」
藍沢拓馬「ま、期待してるぜ、桜庭看護師」
桜庭舞「いいってば・・・」
福島博士「みんなとにかくよく頑張った」
博士夫人「でもダークネス団はいつ襲来するかわからないわね・・・」
シャンシャン「日頃の勉学や運動を怠らずに精進すべきと言えますね」
紅城憲夫「そうだな」
藍沢拓馬「ま、俺は運送会社で体力つけてるから大丈夫だしな」
山吹絵里奈「気を引き締めないとね」
常盤隆一郎「常に万全でないと」
桜庭舞「健康管理もでしょ?」
こうして、ハピネスファイブのおかげで地球の平和は守られた。しかし油断は禁物だ。そして、彼らはまだ知らない。
〇地球
彼ら、ハピネスファイブが重要な役割を今後になっていくことに・・・
果たして、彼らを待ち受ける運命は!?
戦隊モノ的ツボをついた作品ですね😉✨
変身に必殺技、そして悪の組織の面々と
ハピネスファイブ!!明るく元気を貰えそうで、日曜日の朝な感じがします😆😆😆
ハピネスファイブ良いですね!変身の仕方が鍵を使うというのが良かったですね✨😊
ハピネスファイブのおかげで平和が守られて行くんだろうなぁーというのが安心して読める展開ですね✨
それぞれのメンバーの職業などもわかって、きちんと性格なども違っていて良かったです✨
変身の時にハピネスブックにキーを差し込むという方法がオリジナリティあふれる素敵なアイデアですね。グッズが発売されたら人気になりそう。それぞれの名前と髪色が担当のカラーを表しているところも凝ってましたね。