外れスキル「ハキ」が覚醒したら世界最強になった件 ~パーティを追放されたけど今は楽しくやってます~

猪木洋平

エピソード18 ダンジョン発見(脚本)

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〇湖畔
  カイルとエミリアはペガサスに乗り、湖の上を飛ぶ。
カイル「ふうむ。 湖の中にあるあの建物は何だろうか?」
エミリア「さぁ・・・。 見たことがないですね」
カイル「とりあえず近づいてみるか」
  ペガサスがゆっくりと建物に近づいていく。
エミリア「出入り口も水没してますね。 中には入れなさそうです」
カイル「うーん。 これは、もしかすると・・・」
エミリア「何か心当たりが?」
カイル「ああ。 この建物の造り、そして漏れ出る魔力の雰囲気。 おそらくダンジョンの一種だと思う」
エミリア「ダンジョンですか!?」
カイル「俺の予想だが、ここは恐らく水棲型の魔物の巣窟だな」
エミリア「ええっ! ど、どうしてこんな場所に!?」
カイル「わからない。 ただ、このあたりに来る冒険者はほとんどいないはずだし、発見が遅れたのも仕方がないだろうな」
エミリア「た、確かに・・・」
カイル「とりあえず、冒険者ギルドに報告しておくか。 発見できただけでも、多少の功績にはなる。 ・・・ん?」
「ギシャァッ!」
  突然、水中から巨大な影が現れた
エミリア「わぁっ! 大きな蛇が来ましたよ!」
カイル「こいつは・・・、ビッグサーペントだ。 しかも、かなりデカいな」
「ギシャアッ!」
  ビッグサーペントは鋭い牙を剥き出しにし、2人に襲いかかる。
カイル「危ない!」
  カイルは素早く反応し、ペガサスを操り回避する
カイル「大丈夫か?」
エミリア「はい! ありがとうございます」
カイル「よし。じゃあ、こいつを倒すぞ」
エミリア「はい! ・・・って、ええっ!? 戦うんですか!?」
カイル「当然だろ。 こんなに割のいい相手はなかなかいないぞ」
エミリア「割のいい? ・・・でもでも! こんなに大きいんですよ!」
エミリア「勝てるんですかね? 私、食べられたりしないでしょうか?」
カイル「安心しろ。戦うのは俺だけだ」
エミリア「はいっ?」
カイル「エミリアは見ているだけでいい」
エミリア「ちょ、ちょっと! 私だって戦いますよ!」
カイル「エミリアの『怪力』があれば、きっと役に立てると思う」
カイル「だけど、戦いの中でエミリアが怪我をしたら大変だ。 だから、安全な場所で待機していてくれ」
  カイルは決め顔でそう告げたのだった。

次のエピソード:エピソード19 遠距離攻撃

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