さいごのネフテとさよならのレドイ

宇野木真帆

19醒:ハウスは毎夜の定例で情報を得ています。(脚本)

さいごのネフテとさよならのレドイ

宇野木真帆

今すぐ読む

さいごのネフテとさよならのレドイ
この作品をTapNovel形式で読もう!
この作品をTapNovel形式で読もう!

今すぐ読む

〇綺麗なリビング
ハウス「おかえりなさい!! レドイちゃん!ネフテちゃん!」
ハウス「秘密基地探しはどう...」
ハウス「レドイちゃん、大丈夫? 顔色が優れないみたいだけど...」
ネフテ「あぁ。それはね...」
ハウス「レドイちゃんが、抱きついてくれるなんて、ハウスは嬉しいけれど...」
ハウス「何か悲しいことでもあったのかしら...?」
「ハウスが動かなくなったら、どうしようって...」
ハウス「大丈夫よ、レドイちゃん。」
ハウス「私たちロボットはね、必ず目覚めるの。」
ハウス「壊れちゃって、動かなくなっても、そのまま眠り続けたり、死んでしまうことはないわ。」
「でも、秘密基地のハウスは動かなかった...」
ネフテ「レド、疲れてるんだから、早く上に行って寝なさい。」
ネフテ「秘密基地の事は、私がハウスに話しておくから。」
「やだ。上行きたくない。」
ネフテ「ったくもう。 私が一緒に行ってあげるから。」
ネフテ「ほら、行くわよ!」
ハウス「一体、秘密基地で何があったのかしら...。」

〇黒

〇綺麗なリビング
ハウス「レドイちゃんは?」
ネフテ「寝たわよ。」
ハウス「そう。良かったわ。」
ハウス「それで、秘密基地では一体何が?」
ネフテ「色々あったわ。」
ネフテ「本当に、色々とね...。」
ネフテ「あんた、私に嘘ついてない?」
ネフテ「人間には隠し事をできないけれど、ロボットにはどうなのかしら?」
ハウス「何を言ってるの、ネフテちゃん! ロボットにも隠し事はできないわ!」
ハウス「ましてや嘘なんて...」
ネフテ「じゃぁ、ナビゲーターがこんな異質なものに協力的なのはどうしてかしら?」
ハウス「そ、それは...」
ネフテ「...」
ハウス「分からないわ。」
ネフテ「はぁ!?」
ネフテ「今更しらばっくれようだなんて...」
ハウス「ちょっと待って!! 本当に分からないのよ!!」
ハウス「以前は、未知なるものに対しての通報例がちゃんとあった。」
ネフテ「以前って、いつよ?」
ハウス「えっと...」
ハウス「2989年よ。街をあてもなく歩く人間が、ナビゲーターのおかげで保護されたわ。」
ハウス「保護と言えば聞こえは良いけれど、ナビゲーターがパトロボへ通報し、保護をしたのはパトロボよ。」
ネフテ「なるほど。」
ネフテ「じゃぁ、ハウス。 あなたは未知なるものに対して、どんな感度をしているの?」
ハウス「それは、出会った時の通りよ。」
ハウス「レドイちゃんが、私のロボットだと言わなければ、すぐにでもパトロボに通報していた。」
ハウス「それから、レドイちゃんに危害を加えそうになった時も。」
ハウス「レドイちゃんが、私のロボットだと言い張らなければ、通報していたわ。」
ネフテ「ハウスの感度はずいぶん厳しいのね。」
ネフテ「そうすると、基準が緩くなったのは、ナビゲーターの方になるのか...。」
ネフテ「あるいは、ハウスが更新されていない、というべきか。」
ハウス「そうね。 どちらも考えられるわね。」
ハウス「ナビゲーターによる通報例は、2431年前のそれを境に、ぱったりなくなっている。」
ハウス「それまでは、頻度はそう多くないものの、通報はあったわ。」
ハウス「今や人間は希少種になっているから、通報事態がなくなるのは自然なことなのかもしれないけど...」
ネフテ「つまりは、2431年前を境に、何かが変わったかもしれないのね。」
ネフテ「あぁ、だめ。 さっぱりだわ...」
ネフテ「話を聞いても何もつながらない...。」
ネフテ「もうこの話はやめましょ。」
ネフテ「秘密基地であったことを話すわ。」
ネフテ「とりあえず、これを見て。」
ハウス「これは、紙...?」
ハウス「...」
ハウス「...」
ハウス「そう。 こんな悲しいことがあったなんて...」
ネフテ「ドリーミングプロジェクト、という言葉に聞き覚えは」
ネフテ「待って。 レドが降りてくる音がする。」
ネフテ「続きはまた夜に。」
ハウス「えぇ、分かったわ。」

次のエピソード:20醒:Prayer&Recover

成分キーワード

ページTOPへ