〇華やかな広場
ニコタイン「煤色歯茎はキツ〜い葉巻！」
ニコタイン「ピュアニコタインでござる！」
ニコタイン「今回は番外編のショートストーリーを４本連続でお届けするでござるよ〜！」
ニコタイン「みんなのお気に入りのキャラの、意外な一面が見えるかも・・・でござる」
ニコタイン「それでは早速、始まり始まり〜!!」

〇可愛い部屋
苺果「あんたら一言で「怪人」って言うけど・・・なんなの？」
ニコタイン「我々とて元は人間でござる」
ニコタイン「首魁であるハッツガーン様から力を得て怪人と化すパターンが多いでござるよ」
苺果「ってことはアンタも元人間？」
ニコタイン「某はハッツガーン様から力を得たわけではないでござるが、そうでござる」
苺果「ねえねえ、人間だった頃の写真とかないの!?」
ニコタイン「一枚だけあるでござる」
苺果「・・・・・・」
ニコタイン「この頃の自分を忘れぬように、という戒めでござるな」
　　どっちがニコタインなのか、怖くて聞けない苺果であった。

〇秘密基地のモニタールーム
「追い詰めたモキ〜!!」
ピュアストロベリー「く、しまった・・・!!」
「ぐええ〜」
？？？「やれやれ、遅れちまったゼ」
ニコタイン？「悪かったナ」
ピュアストロベリー「ニコタイン・・・」
ピュアストロベリー「バカ！もうちょっとでやられちゃうとこだったんだからね！」
ニコタイン？「だが、間に合った・・・そうだロ？」
ニコタイン？「ほぅら泣くな、せっかくの整ったショートケーキがベシャベシャになっちまウ」
ピュアストロベリー「うん・・・」
ニコタイン？「さあ、パーティはここから仕切り直しダ」
ニコタイン？「今度は俺たち「ニコ☆イチ↑」が燃え上がらせてやる番だゼ！」
ニコタイン？「着いてこれるか!?ストロベリー！」
ピュアストロベリー「こっちのセリフ！」
「いっけえええええ!!!」

〇可愛い部屋
苺果「はっ!?」
ニコタイン「今日はお寝坊さんでござったな、苺果どの！」
苺果「・・・なんか途中からそんな気はしてた」
ニコタイン「?」

〇ケーキ屋
お母さん「できた！」
お母さん「これぞ新時代の「必殺洋菓子（スペシャリテ）」よ!!」
ピヨりん「おいおい、どこのメテオシスターの家に落ちてたやつなんだこりゃ」
お母さん「ラー油とガラムマサラとハバネロペッパーソースを混ぜ、私の女子力も練り合わせてるの！」
お母さん「お上がりよ！」
ピヨりん「どれどれ・・・」
ピヨりん「うっ!?」
お母さん「ピヨりんくん!?」
ピヨりん「うう・・・」
ピヨりん「こいつはウメ〜ぜ！」
ピヨりん「なんかよくわかんね〜苦味と、なんかよくわかんね〜辛味がなんかあれしててあれだわ」
お母さん「本当!?」
ピヨりん「こいつは看板メニュー間違いなしだぜ」
お母さん「ピヨりんくんがそう言うなら大丈夫ね！」
お母さん「よぉ〜し、量産化を進めるわよ〜!!」
苺果（なぜかこの二人、妙にウマが合うんだよなぁ・・・）
　　新メニューは、苺果の断固拒否に遭い、あえなくお蔵入りとなった。

〇魔法陣のある研究室
レッドプリン「ええと・・・」
レッドプリン「『おーっほっほっほ！耳の穴かっぽじってよーくお聞きになるがいいですわ!!』」
ブループリン「全然・・・なって・・・ない・・・」
ブループリン「「耳の穴かっぽじって」ではなく・・・「顔の左右をよくお掃除なさって」・・・という」
ブループリン「お嬢様界隈では、常識・・・」
レッドプリン「・・・・・・」
める「めんどくさ・・・」
める「変身しても、いつもの話し方じゃダメなの？」
ブループリン「正体がバレてもいいなら・・・そうすればいい・・・」
める（別にお嬢様言葉である必要はなくない？）
める「でもわかった、アンタそれでそんな陰キャな喋り方してるのね」
める「いつももっとウザい喋り方なのに」
ブループリン「「陰キャ」は「影に生を宿す者」・・・「ウザい」は「魂に剣を刺すような」・・・と言い換える・・・」
める「いや、今はそれいいから！」
める（っていうかだんだん厨二病になってない・・・？）

〇華やかな広場
アクロレーン「いかがでしたか？「ストロベリベリ❤️ハッピー☆な４本立て！」」
アクロレーン「さあ、次回はいよいよマスター・コールタールvsニコタイン！」
アクロレーン「ワタクシが手塩にかけたマスター・コールタールがどんな活躍をするか・・・楽しみですねえ！」
アクロレーン「クヒャーッハッハッハ!!ハーハッハッハ！」
苺果（なんで仕切ってんだこいつ・・・）