HIMAHAN-Z(ヒマハンズ)

君乃世界

エピソード8(脚本)

HIMAHAN-Z(ヒマハンズ)

君乃世界

今すぐ読む

HIMAHAN-Z(ヒマハンズ)
この作品をTapNovel形式で読もう!
この作品をTapNovel形式で読もう!

今すぐ読む

〇街の宝石店
ニーナ「こっちだ! ノロマ!」
貴金属店店主「コラ! 待てー!」

〇市場
ケイト「なんか落ち着かないなぁ。この髪型」
チャック「平気平気。絶対似合ってるって」
ケイト「みんな楽しそうだね」
チャック「現実じゃできないことを、思うがままにやってるんだよ」
果物屋店主「よ! あんちゃんたちもどうだ? ポルティア名物、ポルティアンライチ」
果物屋店主「うちのは実がプリップリで甘いよ!」
ケイト「僕たち、人探しをしてるんでまたの機会に・・・」
チャック「グゥゥゥ」
ケイト「今、お腹鳴った?」
チャック「うっ、聞こえた?」
果物屋店主「はっはっは。身体は正直だな」
果物屋店主「どうだい? お安くしとくぜ?」
ケイト「変なの。仮想世界なのにお腹鳴るんだ」
チャック「確かに! お腹も減ってる」
果物屋店主「お、あんちゃんたち、初心者かい?」
果物屋店主「ほれ、これ食ってみろ」
チャック「ほんと? いいんですか?」
果物屋店主「ああ、遠慮するな」
  ライチを一粒食べるチャック。
チャック「おいしい!」
果物屋店主「だろ?」
チャック「ほら、ケイトも食べてごらんよ」
ケイト「うん」
  ケイトもライチを一粒食べる。
ケイト「すごい! 本物みたい!」
果物屋店主「はっはっは」
果物屋店主「腹だって減るし、美味いもんは現実に劣らず美味い」
果物屋店主「いや、むしろ、うちのフルーツは現実よりも美味い!」
ケイト「おじさんは、現実の世界でも果物のお店を開かれてるんですか?」
果物屋店主「おっとそれは聞いちゃいけねーぜ」
ケイト「え?」
果物屋店主「みんな、現実から逃避したくてこっちの世界に来てんだ」
果物屋店主「わざわざ嫌なこと思い出させてくれんな」
ケイト「・・・そうですか・・・すみません」
果物屋店主「ま、気にすんな」
果物屋店主「ほれ、どうだい? こっちのオレンジも美味いぞ」
チャック「あ、ごめんなさい」
  果物屋の放り投げたオレンジを受け取り損ねてしまうチャック。
  地面を転がるオレンジを追うチャック。

〇市場
  オレンジを拾うチャック。
「おーい、待てー!」
ニーナ「どけー!」
チャック「え?」
チャック「いてて・・・」
  慌ててアクセサリーを拾い集めるニーナ。
チャック「ごめん。これ」
「おい、そいつ捕まえてくれ!」
チャック「え? この子を?」
ニーナ「ちっ。それ、やるよ」
チャック「え?」

このエピソードを読むには
会員登録/ログインが必要です!
会員登録する(無料)

すでに登録済みの方はログイン

次のエピソード:エピソード9

コメント

  • 最後気になる

成分キーワード

ページTOPへ