4眠:ハウスぶちぎれ!!(脚本)
〇綺麗なリビング
ハウス「おはよう、レドイちゃん。 今日も早いのね。」
レドイ「おはよう。」
ハウス「もう朝食にする?」
レドイ「うん。」
ハウス「それでは今日の朝ご飯は...!」
ハウス「ハウスのスペシャルデラックス特製きらきらプレートよ!!」
レドイ「いただきます。」
あれからレドイちゃんの筋肉痛は治まった。
しかしまだ、レドイちゃんのロボットは目覚めない...。
レドイちゃんの早起きが、
早く報われることを、
私は幾日も願い続けている...。
レドイ「ごちそうさま。」
ハウス「おかわりはどうかしら?」
レドイ「たべたらねむくなっちゃった...。」
レドイ「おやすみー...。」
〇黒
〇綺麗なリビング
ハウス「ふんふふんふーん♪」
ハウス「ふんふんふーん♪」
その時、私はレドイちゃんの昼食を作っているところだった。
そこへ突如響く甲高い悲鳴...
ハウス「れ、レドイちゃんっ!!?」
ハウス「どうしたの!!?」
〇黒
〇本棚のある部屋
ハウス「レドイちゃん大丈夫!!?」
ハウス「今すぐそのロボットから離れて!!」
???「いきなり悲鳴を上げるなんて、失礼しちゃうわ。」
レドイ「だ、だって...」
レドイ「...。」
レドイ「...。」
???「なによ、早く言いなさいよ。」
ハウス「ちょ、ちょっと、あなた...」
レドイ「えっ、えーとね...」
レドイ「ど、ドアを開けたら...」
レドイ「急に目の前にいたから...」
???「ここが何処か分からないから、とりあえず部屋から出ようとしたのよ。」
???「...。」
???「でもまあ、私を助けてくれたのよね。 お礼は言っておくわ。」
ハウス「あなたねぇ...」
ハウス「それは随分な物言いなんじゃない?」
ハウス「ロボット...じゃないわね?」
ハウス「ロボットなら、そんな言い方、人間にはできないはずよ。」
???「...。」
レドイ「...。」
ハウス「...。」
???「私が何者かなんて...」
???「私が知りたいくらいよ。」
ハウス「そんなことって...」
ハウス「それなら尚更、この家に置いておくことは危険だわ。」
ハウス「こんな野蛮なもの、レドイちゃんにどんな危害を加えるかも分からない。」
レドイ「だめだよ、ハウス。」
レドイ「この子は、レドイのロボットっていったでしょ!」
ハウス「レドイちゃん...」
レドイ「だめったら、だめっ!!」
ハウス「...。」
???「話し合いは終わったかしら。」
???「じゃあ、とりあえずは...」
???「ここにいていいってことね、人間さま。」
ハウス「まぁっ!!」
???「ほんのジョークよ。」
レドイ「よろしくね。」
???「こちらこそよろしく。」
ハウス(一体、どうなっちゃうのかしら...。)