第6話 ミサVSメレ!バトルを制するのは!?(脚本)
〇おしゃれなリビングダイニング
ミサ「おはよう」
ミサの母親「み、ミサ!? 具合でも悪いの?」
ミサ「全然。なんで?」
ミサの母親「いつもなら、遅刻ギリギリまで起きないし、」
ミサの母親「起こしても、歩きスマホで『おそよー』って言いながら2階から降りてくるじゃない」
ミサ「あー」
ミサ「なんか、そーゆーことが、一周回ってダサいとゆうか」
ミサ「今は、Y2Kが流行しているように、次はY1kが流行すると思うんだよね」
ミサの母親「何よソレ」
ミサ「昭和の時代?」
くぅ「・・・アルカケアラーよ」
くぅ「アルカスレイヤーのLEVELが上がると、」
くぅ「死語の知識が増える代わりに、最新 トレンドの知識が減少する事案については、説明していないのか?」
天使「愚問だな。 答えるのも無駄だ」
くぅ(ミサ、敵ながら同情するぜ!)
くぅ(生きかえったとしても、あの娘の人生は180度違うモノに変わってしまうんだからな)
〇学校の校舎
〇教室
コハル「しょ、昭和ヲタク部に入部したいですって〜!?」
ミサ「毎回、誘って来たのはコハルでしょ」
コハル「そ、そーなんだけどもっ! 令和の白ギャルが、昭和を語るとか、パない!」
ミサ「白も飽きたし、日サロでガングロもカワイイかなと思ってる」
アルカイックを確認しました。
『パない』『ガングロ』
サーチして下さい。
ミサ「昭和の言葉喋る度に反応しちゃうから、怨念化したアルカイックにだけ反応するように、設定変えよ」
クラスメイト「ミサ、最近雰囲気変わったよね! コハルとか、優子とも仲良いみたい」
クラスメイト「前はギャルだし、スマホばっかり見て、近寄りがたかったけど、」
クラスメイト「インスタで死語連発してたり、面白いよ!」
クラスメイト「ミサのインスタ、ジワるよね! 私も、私のママもフォローしてるよ」
クラスメイト「逆に、メレのインスタ見なくなってきた」
クラスメイト「分かる! 最近、飽きてきたっていうか・・・先取りすぎて、現実味がないんだよね・・・」
クラスメイト「思い切って、ミサに話しかけてみない?」
クラスメイト「いいね!」
〇可愛い部屋
メレ「なっ、何よコレッ!?」
メレ「インスタやTwitterのフォロワーが大量にリムられている!!」
メレ「ぴえん超えてぱおん超えてどすこい之助!」
メレ「何が起こっているの!?」
チョコ「アルカスレイヤーを調査に行かせたくぅも、ミサという娘を調査に行くと言い残して音信不通になった」
チョコ「ミサという娘が関係あるのかもしれない」
メレ「待って! ミサって・・・」
メレ「最近、インスタフォロワー数増加中のギャルのことじゃない!?」
チョコ「このインスタの写真は、間違いない、くぅだな!」
チョコ「寝返ったのか、捕らえられているのか・・・!?」
〇炎
メレ「リムられたら、リムり返す!」
メレ「50万返しよっ!!」
〇教室
ミサ「え〜!! メレのアカウントから、インスタライヴ当選のメール!?」
フトシ「もうメレに興味無いんじゃなかったのかよ?」
ミサ「い、いや〜・・・」
コハル「ミサさんに人気が出てきたからって、あやかろうとするなんて、信用ならないわ!」
ミサ「ン、ン〜」
優子(ゆうこ)「ついこの間まで好きだった人を、いきなり嫌いにはなれないわ」
優子(ゆうこ)「せっかく当選したなら、みんなで観ましょうよ!」
ミサ「さすがチャンゆう❤️ フォローありがと!」
〇女性の部屋
「女友達の部屋入るの初めて・・・」
ミサ「じゃ、パソコンの電源入れるね〜!」
〇可愛い部屋
メレ「どーもーメレで〜す!」
メレ「今日は、今人気爆上がり中のインフルエンサー、ミサとコラボ配信しま〜す!!」
ミサ「や、やば!メレがミサの名前呼んでる!」
ミサ「コニャニャチワ!ミサです」
メレ「なにそれ。ジワるー! 始めまして☆令和トレンド発信源、メレだよ〜!!」
メレ「今日はコラボ企画受けてくれてありがとう! 周りに居るのはお友達かな?」
ミサ「そうなの! メレとft.(フューチャー)するっていったら、見たいって言うから・・・」
メレ「わお♡ 噂通り、見た目はギャルなのに死語連発するのね!」
メレ「とおっても、ウラヤマシイわ! メレは、フォロワーさんしか友達居ないから〜!」
メレ「メレの悪い癖。 すぐに他人のモノが欲しくなるのよね!」
コハル「アッ!!」
〇黒
「キャアアアアアア──!!」
〇女性の部屋
ミサ「チャンゆう?コハル?」
ミサ「突然、居なくなった!?」
天使「罠だ!ミサ、画面から離れろ!!」
メレ「もう遅いわ」
メレ「よくも、私のくぅチャンとフォロワーを盗んだわね?」
メレ「許さないわよ、ミサ!!」
〇女性の部屋
天使「クッ、やられた!」
くぅ「どうするつもりだ? メレの時空のハザマは自分の力でしか抜けることができない」
くぅ「その上、あそこには厄介なモンスターを、飼っている」
くぅ「3つの頭を持つ犬、ケルベロスをな!」
〇黒
ミサ「な、何よ、何処なのここは!?」
ミサ「天使!? 聞こえない!?」
トレンドハンドラー・メレにより、時空のハザマに飛ばされました。
ミサ「メレも何かの役職なの!? てゆうか、そーゆーことは、もっと早く教えてよ!」
ミサが勝手に設定を変更したので。
ミサ「アルカスマホ、拗ねてた!? もうっ!こんな時に!!」
ヒューヒュー!ヒューヒュー!
怨念化したアルカイック確認しました。
サーチして下さい。
ミサ「こっ、こんな時に・・・!」
ミサ「絶体絶命・・・!!」
〇黒
ミサ「ヒューヒューを、神サーチ!」
ミサ「なっ!ヒューヒューって、3通りの解釈あるのあるの!?」
ミサ「アルカイックの姿も見えないし、解釈の仕様がない!」
ヒューヒュー!ヒューヒュー!
ミサ「ち、近づいてくる!アルカソード!」
ミサ「あっ!アルカソードの光で、ボンヤリ・・・」
〇暗い洞窟
ミサ「コハル!チャンゆう!」
コハル「ミサ・・・!」
コハル「同じところに飛ばされていたのね!」
優子(ゆうこ)「無事で良かった!」
ミサ「そうとも、限らないのよ・・・!」
ヒューヒュー!ヒューヒュー!ヒューヒュー!
・・・tobecontinue
一話完結型の進行から、強敵の出現によりバトルが次へと持ち越しに。続きが気になる展開ですね。それにしても、3通りの”ヒューヒュー”とは、これも気になりますね。