私利私欲のために!

息耐者カール

エピソード1(脚本)

私利私欲のために!

息耐者カール

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〇城の会議室
ハラオン「ちょっと待って下さい 僕も交易課に移転じゃなかったのですか!」
上司「当初はその予定だった。 だが、頓挫した計画の資料を渡した結果 ハラオン、お前はディズリアに移転だ」
上司「半ば、人質扱いになることに不満はあるだろうが、ここはこらえてくれ 今の我らにディズリアに逆らうことは許されない」
ハラオン「はい、でも、僕の状況、向こうも知った上ですよね?」
上司「一応そのはずだ 交易課のほうが早く負債を返せる、 その利益を捨てさせての仕事である以上 相応の予算がそなたに支払われる!」
ハラオン「なら問題はない!」
  こうして俺はディズリアに異動になった!

〇養護施設の庭
  俺はもともと、両親を流行り病で亡くしてからは商人ギルドの下働きで日銭を稼いでいた。
  研究機関にいたのもギルドからの投資先の見張りだった!
ウロム「お前がディズリアに異動か! やはりあれが原因か」
ハラオン「おそらくね! まあ、これも仕事だ 早く自分の店がほしい」
ウロム「モンスターを自らの下僕として操る技術の研究で成果らしい反応がお前にだけでたと聞く」
ハラオン「ああ!」
  今この国「ファスタ」は
  「ディズリア」に負債を抱えてる身
  向こうにある程度資金を落とさせないと
  返済がままならない。
  そして奴らの研究成果の一つに俺が適合した
  詐欺に当たらない範囲で研究を気楽に行い
  資金面で頓挫し、研究員は全員別の部署に異動予定の寸前で俺だけに反応があった!
ハラオン「向こうでは既に何人か実用的な魔物使いがいるらしい。 まあ、せいぜい比較対象の引き立て役が関の山かな!」
ウロム「おいおい!もう少し、自信もてよ 帰ってくるときはお土産を忘れるなよ!」
  こうして、俺は魔物使いの端くれとして
  外国に行く羽目になった!

次のエピソード:エピソード2

コメント

  • これから始まるであろう物語の序章に過ぎないとわかっていても、面白い展開が待ち受けていそうで楽しみです。私利私欲のため、期待してます。

  • 世界設定、キャラクター設定が示されて、これからの展開が面白くなってきそうですね。タイトルも相まって、今後が楽しみになります。

  • 私利私欲のためならどんな試練にも耐えて、将来の自分の成功に備えたいという彼の野心がとてもよく伝わりました。手土産はいったいどんなものになるのか楽しみですね。

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