新たなる敵!テリブル襲来!(脚本)
〇魔王城の部屋
クライ「というわけで、さっそく今日から作戦開始だ!」
テリブル「俺様もようやく動けるもんだぜ!」
スケアー「ミラクルマジカルガールをぎゃふんといわせてやりましょう!」
〇教室
榎木麻衣「はい、皆さんおはようございます」
おはようございます!
榎木麻衣「やっと梅雨が明けましたね。いよいよ今週金曜日は終業式です。夏休みも近いですが、気を引き締めていきましょう!」
春野桃子「わかりました!」
大久保樹「桃子、今年も一緒に夏休みの宿題やろうな!」
春野桃子「夏休みが始まったらすぐに取り掛からないとね」
榎木麻衣「できるだけ、早起きして、朝のうちに片付けておくといいですよ」
大久保樹「そうしまーす!」
夏木藍衣「頑張りまーす!」
秋月萌黄「夜更かししないようにしまーす!」
冬元茜音「トラブルに巻き込まれないようにしまーす!」
榎木麻衣「みんな、夏休みはちゃんと約束を守ってくださいね」
〇学校の校舎
下校時間になった。
冬元あこ「愛ちゃん、はじめ君、また明日ねー!」
「あこちゃん、また明日ねー!」
冬元茜音「今の、あこの友達?」
冬元あこ「そうだよ。隣のクラスなの」
冬元茜音「あこも友達がいっぱいできたわね」
冬元あこ「お姉ちゃんもでしょ?」
秋月萌黄「4月に会いに行ったの覚えてる?」
冬元あこ「朝の時間でしょ?覚えてるわ」
大久保樹「そういえば俺らも学校内交流いっぱいしたよな」
夏木藍衣「学年が上がるたびに責任も増してきたわね」
春野桃子「私達も、いいお手本にならないとね」
〇綺麗なダイニング
その夜。
冬元莉子「梅雨が明けたから、夏休みも近いわね」
冬元紀彦「初めて東京で過ごす夏休みになるね、茜音、あこ」
冬元茜音「そういえば、前の学校の友人が連絡してくれたの。「夏休みに遊びに行くね」と」
冬元あこ「お姉ちゃんの友達とまた会えるの、楽しみだわ!」
冬元莉子「でも、宿題をおろそかにしちゃいけないわよ。夏休みが始まったら、すぐに始めないと」
冬元紀彦「お前の言うとおりだな。家族総動員なんてゴメンだ。俺の弟もそうだった。あいつ、ぎりぎりまでためて、俺にまで泣きついた」
冬元あこ「おじさんにあんな過去があったなんてびっくり!」
冬元紀彦「茜音、あこ。夏休みの宿題は、夏休みが始まったらすぐに取り組みなさい。朝のうちにやるんだよ」
冬元莉子「もちろん、ちゃんと早起きしてね」
「わかったわ!」
〇おしゃれな居間
秋月萌黄「梅雨も明けたから、夏休みも近いわね!」
秋月響「4月の遠足、5月の合唱コンクール、6月の中間試験、いっぱいあったわ。私は、来週から8月25日まで夏休み。そして期末試験!」
秋月雄二「俺は、萌黄や姉さんと同じく来週から夏休みで、9月下旬に体育祭、10月下旬に文化祭だよ。10月初旬には中間試験だ」
秋月萌黄「そういえば、お姉様は2学期制の学校だから、夏休みが少ない分、秋休みがあるから、不思議よね」
秋月響「私も結構大変な毎日を送ってるのよ。4月の遠足の時だって.....」
〇空港のエントランス
江田剛「よーし、時間ぴったりに来たね。修学旅行の予行演習を兼ねて、ここを集合場所にしたんだ」
秋月響「先生、修学旅行の当日もここですね?」
江田剛「正解!」
森彬「韓国への修学旅行を励みにこの先も頑張ります!」
江田剛「ハハハ、そうだな。それじゃ、横浜への遠足、楽しんでおいで。ちゃんと指定された場所へ行くんだよ」
妹尾里佳子「中華街も楽しみね」
秋月響「そうね」
〇おしゃれな居間
秋月響「それで、横浜での遠足を楽しみつつ、きちんと行動計画を立てていったのよ」
秋月萌黄「なるほどね」
秋月雄二「俺の学校での修学旅行は中3の時に5月に京都と奈良に行くんだ。京都鉄道博物館にも行くらしいんだ」
秋月萌黄「テレビで見たわ、京都鉄道博物館!」
秋月雄二「ああ。蒸気機関車も置いてある。なんでも、国鉄時代はSLの車庫だったそうだ」
秋月響「雄二、及川君から聞いたのね」
秋月雄二「ああ。あいつのお袋がJRの駅員なんだ」
秋月萌黄「そういえば、お姉様、合唱コンクールの時はどうだったの?」
秋月響「それがね.....」
〇劇場の舞台
亘恵「それでは、2年1組による発表です!」
響たちのクラスは、英語の歌だった。
森彬「俺思うんだよ。洋楽も悪くないなって」
秋月響「私は、将来役者を目指してるの。外国語でもいっぱい演技できるよう、頑張るわ」
妹尾里佳子「響なら、いい役者になれるはずよ」
前島智明「僕は、将来親の後を継ぎ住職になるけど、外国語でもうまく外国人をもてなして見せるよ」
〇おしゃれな居間
秋月俊「響も結構大変だったんだね」
秋月輝子「響もそうだけど、みんな夏休みはしっかり勉強に励むのよ」
秋月響「朝の内に勉強は進める予定よ」
秋月雄二「俺も夏休みの宿題は夏休み開始直後にすぐに取り掛かる。朝のうちにみんな片付ける。萌黄も朝のうちにやれよな」
秋月萌黄「判ってるわよ、お兄様」
秋月雄二「そういって毎年夏休みの最終日に俺らに泣きついてるのは誰だっけ?」
秋月俊「去年みたいなことにならないよう、萌黄、朝のうちに片づけるんだよ、夏休みの宿題。夏休みがスタートしたらすぐに始めてほしい」
秋月萌黄「判ったわ」
秋月輝子「萌黄、毎日早起きするのよ」
秋月萌黄「それぐらい毎日できるわよ!」
秋月響「雄二、萌黄、とにかく夏休みは3人一緒に起きるわよ!」
こうして、響、雄二、萌黄の3人は、夏休みは毎日同じ時間に起床するという約束を交わした。
秋月輝子「そういえば、雄二、あなたも1学期いろいろあったでしょ?」
秋月雄二「ああ。都心遠征が去年みたくあってね」
秋月響「聞きたいわ、それ」
〇施設の展望台
秋月雄二「いや~、スカイツリーがチェックポイントで正解だった」
及川茂「スカイツリータウンは1日いても飽きないな」
草野まどか「この後は本所防災館よ。暴風雨体験もできるから、水害対策にももってこいね」
及川茂「そうだよな」
今泉花江「本所防災館に行かれる方はすぐに準備願います」
〇おしゃれな居間
秋月雄二「という訳」
秋月萌黄「お兄様もいろんな経験してるのね」
秋月響「防災訓練は積極的に参加しないとね」
秋月輝子「備えあれば患いなしね」
秋月俊「だな」
〇おしゃれなリビングダイニング
夏木藍衣「いよいよ梅雨が明けたわ」
夏木翼「夏休みももうすぐだね」
夏木昭雄「藍衣、しっかり夏休みの宿題をやるんだよ」
夏木藍衣「大丈夫よ。早起きして朝のうちにやるから」
夏木佳子「そうね。しっかり前もって計画しましょう」
夏木さくら「藍衣も、すっかり変わったわね」
夏木智也「そうだな。翼も結構変わったもんだ」
夏木翼「そうかなぁ....」
〇リサイクルショップの中
数日後。
春野桃子「という訳で、明後日は終業式で、それから夏休みがあり、9月1日に始業式なの」
夏木藍衣「夏休みの宿題は、早いうちに片づけることにしてるから」
秋月萌黄「できるだけ早いうちにやっておく必要があるわね」
冬元茜音「私は妹と一緒に宿題をする予定なの。わからないところは教える予定よ」
ジョイフル「できるだけ早いうちにやっておけば、あとで泣きを見なくなるね」
グレートフル「そういえば僕らも桃子ちゃんたちと同じころは城の中で結構勉強されられたもんだね」
ジョイフル「毎日毎日英会話だのピアノだのいろいろやったもんなぁ」
ハートフル「そういえば、私も、一時期お忍びでこっそり出かけたことがあったの」
グレートフル「そういえば、僕らもそうだった!」
ジョイフル「たまには息抜きも必要だしね」
デライト「僕も、ハートフル様に会った時、まさか王女だとは思わずたまげましたね」
城之内花江「そういえば、私達もジョイフル様、グレートフル様、ハートフル様のお忍びでの散策を間近で見てたわね」
城之内珠璃「覚えてるわ」
〇西洋の街並み
回想。
ハートフル(たまには町の人の気分を味わいたいわ)
チアフルキングダムの住人「おい、あれってハートフル姫じゃねぇか?」
チアフルキングダムの住人「ボクにはそう見えないけどなぁ」
ハートフル(正体を隠すのって、本当に楽しいわ!)
ジョイフル「おい、ハートフル!お前も街にお忍びか?」
ハートフル「お兄様も!?」
グレートフル「奇遇だな。僕ら3人、町中でこっそりお忍びで出くわすとは」
ハートフル「奇遇ね。この後別行動にしましょう。夕方には戻らないと」
ジョイフル「裏口から入ろう、その時は」
グレートフル「3人だけの内緒な」
〇城の会議室
王室のスタッフ「揃いも揃ってお忍びとは、言葉にできません!」
王室のスタッフ「そうですよ!仮にもあの3人に何かあったとしても.....」
執事「ですが、彼らにも時には息抜きが必要でして....」
メイド「さようでございます」
王室のスタッフ「いいや!これは国王陛下にガツンと言ってもらわないと!」
王室のスタッフ「3人が帰ってきたら、すぐに大広間に向かうように伝えて下さい!」
メイド「判りました」
〇謁見の間
夕方。
グラッド王「揃いも揃って勝手に城を抜けるとは!」
ブライト妃「あなた方には、王子と王女という自覚があるのですか!?」
ジョイフル「別に俺らだってたまには外の空気を吸いたいんだ!」
グレートフル「それでも身分は隠してるよ!」
ハートフル「お兄様たちの言うとおりよ。私も気分転換したかっただけなの!」
ファイン「そうですよ、王様、女王様」
ジョイン「彼らも王室での仕事で忙しくてなかなか休めなかったんですよ」
ファイン「3人にも心のリフレッシュをさせてあげないと!」
グラッド王「ファインとジョインの言うことは否定できぬな」
ブライト妃「そうですわね、あなた」
グラッド王「お忍びの件に関しては今後ワシの許可を得てからにしなさい」
ブライト妃「王子と王女の自覚を忘れてはなりませんよ」
(これで一安心!)
「有難う、父上、母上!」
〇リサイクルショップの中
城之内珠璃「本当に懐かしいわね!それに、家族での旅行も懐かしく感じるわね!」
城之内花江「本当ね!」
デライト「そんな逸話があったんですねぇ」
春野桃子「お忍びで街中を歩くのも、ちょっとあこがれちゃうなぁ」
夏木藍衣「私も、小さかったころ庭で兄さんの靴履いて散歩して兄さんに叱られたの覚えてるわ」
秋月萌黄「私達も、チアフルキングダムに行ってみたいわね」
冬元茜音「そのためにも、ダークランドを倒さなくっちゃ!」
ジョイフル「そうだよな。ダークランドを全滅させ、チアフルキングダムを元に戻してあげないと!」
グレートフル「ダークランドは罪なきチアフルキングダムの面々を奴隷にしたりしてるのは事実だからね」
ハートフル「私をも苦しめたのは事実。何とかしなくっちゃ!」
〇商店街
テリブル「賑わってる、賑わってる。では今から、不幸と悲しみのエンターテイメントを始めるとしよう。出でよ、ディザスター!」
ディザスター「ディザスター!!!」
テリブル「あいつにとりつけ!」
そういうと、ディザスターは、クモにとりついた。
テリブル「さあ、ショーの時間だ!」
町はパニックに陥った!
〇リサイクルショップの中
ハートフル「今の音は!?」
デライト「ミラクルマジカルウォッチを見てみないと!」
城之内珠璃「ダークランドだわ!」
城之内花江「桃子ちゃんたち、すぐに現場に行って!場所はこの近く!つまり商店街の中!」
春野桃子「オッケー!みんな、行くわよ!」
「わかったわ!」
〇商店街
春野桃子「やっぱりダークランドの仕業だったのね!」
テリブル「正解!俺様はテリブル!クライ様のしもべだ! 覚悟するがいい!今日がお前らの最期だ!」
春野桃子「許せないわ!みんな、変身しましょう!」
「オッケー!」
春野桃子「ミラクルマジカルチェーンジ!」
「ミラクルマジカルチェーンジ!」
チアフルスマイル「チアフルスマイル、可愛く登場!」
チアフルシック「チアフルシック、可憐に登場!」
チアフルポップ「チアフルポップ、元気に登場!」
チアフルエレガント「チアフルエレガント、美しく登場!」
「私達、ミラクルマジカルガール!」
チアフルスマイル「みんなの笑顔と幸せ、守ってみせる!」
テリブル「覚悟しやがれ!行け、ディザスター!」
「ディザスター!!!」
ディザスターは、口から糸を出してきた!
チアフルスマイル「みんな、よけて!」
「キャーッ!!!!!」
4人は、ディザスターとなったクモの糸に巻き付けられてしまった。
テリブル「どうした?身動きはもう取れないぜ!」
チアフルスマイル(何とか、この糸を切って、みんなを助けないと!)
高速で振り回される中、何とか指を動かしてミラクルマジカルウォッチに近づくチアフルスマイル。
チアフルスマイル(御願い!この糸を溶かして!)
チアフルスマイルは、祈りながらミラクルマジカルウォッチをタップした。すると、ミラクルマジカルウォッチが光りだした。
すると、見る見るうちに糸が溶けていった。
チアフルスマイル「やったぁ!糸が溶けたわ!みんな、待ってて!今助けるわ!」
チアフルスマイルは、ミラクルマジカルウォッチを使って照準を糸に合わせた。
チアフルスマイル「チアフルスマイルハート!」
ミラクルマジカルステッキでハートを描いたチアフルスマイルは、そのハートをそれぞれの糸にめがけて3回連続で発射した。
チアフルスマイル「やったわ!」
「ありがとう、スマイル!」
テリブル「バカな!クモの糸を解きやがるなんて!」
テリブル「ええい、やっちまいな!」
ディザスター「ディザスター!!!」
チアフルシック「それっ!!」
チアフルシックは、ミラクルマジカルステッキでハートを描いて糸を跳ね返すことに成功した。
チアフルポップ「それっ!!!」
もう一つの吐き出された糸をかわすチアフルポップ。
チアフルポップ「これでも喰らいなさい!」
ミラクルマジカルステッキとミラクルマジカルウォッチを併用して必殺技を決めたチアフルポップ。
チアフルエレガント「受けてみなさい!」
チアフルエレガントは、ミラクルマジカルウォッチとミラクルマジカルステッキを使い、描いたハートを炎に変え、反撃した。
チアフルシック「次はこれよ!」
チアフルシックは、ミラクルマジカルウォッチとミラクルマジカルステッキを使い、描いたハートを水系の技に変え、反撃した。
チアフルスマイル「みんな、行くわよー!チアフルスマイルアターック!」
チアフルシック「チアフルシックアターック!」
チアフルポップ「チアフルポップアターック!」
チアフルエレガント「チアフルエレガントアターック!」
「ミンナハッピー.......」
「みんな明るく、」
チアフルスマイル「笑顔♪」
テリブル「おのれ、ミラクルマジカルガール! 覚えてやがれ!次はそうはいかんぞ!」
春野桃子「一件落着!」
〇一戸建ての庭先
その夜。
春野桃子「いよいよ明後日は終業式だね!」
大久保樹「夏休み、楽しみだな!」
春野桃子「夏休み、何か予定はあるの?」
大久保樹「俺は親戚の家に行くんだ」
春野桃子「私も親戚の家に行く予定なの」
大久保樹「なぁ、桃子。今年も夏休みの宿題、早いうちに一緒に片づけようぜ!」
春野桃子「じゃあ、朝食を済ませたら、日替わりで一緒の家で宿題やろうよ!」
大久保樹「いいぜ!プールとかにも一緒に行こうな!」
春野桃子「うん!一緒に行こうね!!」
春野桃子(楽しい夏休みになりそうね!)
待ってました!蜘蛛を撃退!
四人の連携が冴え渡ってますね。
夏休み中に何が起こるか。楽しみにしてます。