〇魔王城の部屋
クライ「しくじるとは何事だ！情けなくて怒る気にもなれない」
テリブル「予想外の出来事ゆえ、仕方ないですよ」
クルエルティー「私が行くとしましょう」
クライ「健闘を祈るぞ」

〇体育館の中
　　1学期の終業式の日。
諸星俊也「それでは、校長先生と、教頭先生からのお話です」
和久井絵里「皆さん、いよいよ明日から夏休みです。規則正しい生活を守って、事件や事故に巻き込まれないようにしましょう」
代々木宏「夏休みは、計画性を養う重要な時期です。しっかり計画を立てて行動しましょうね」

〇教室
榎木麻衣「それでは、通信簿を配布いたします。呼ばれた人は私のところへ来てください」
　　生徒たちは、結果に一喜一憂していた。
榎木麻衣「きちんとおうちの人に見せて下さいね。それから、夏休みに関する書類を配布します」
　　先生はそう言うと、夏休みのしおりと、夏休みの宿題に関するプリントやドリルを配布していった。
春野桃子「ドリルに読書感想文、結構あるわね」
夏木藍衣「自由研究、工作もあるわね」
秋月萌黄「しおりには、「毎日日記を３行書くこと」って書いてあるわ」
冬元茜音「毎日あこと宿題をやることにしたの」
大久保樹「できるだけ早いうちに片づけておけば、有意義な夏休みが過ごせるな、桃子！」
春野桃子「そうだね、樹君！」
三村泰「宿題は朝のうちに片づけないとな。まことと一緒に片づけるよ」
榎木麻衣「夏休みは、学校でのプール、飼育小屋の世話もあるので忘れないでくださいね」

〇教室
森月正彦「さて、それでは通信簿を配ります。ちゃんとお家の人に見せて下さいね」
　　通信簿を配っていく森月先生。
森月正彦「ちなみにこの通信簿は、２学期の始業式に忘れずに持ってきてくださいね」
　　結果に一喜一憂するクラスメイト達。
森月正彦「それから、夏休みの宿題と、夏休みのしおりを配布します。お家の人にも見せて下さいね」
冬元あこ「お姉ちゃんと一緒に宿題やろうかな」
宮田あきら「家のお手伝い、積極的に何かしてみようかな」
森月正彦「いいことですね」
横浜奏「先生、私はいろんなことにチャレンジしたいです」
岸和也「ボクも頑張ります」
森月正彦「みんな、トラブルのないように生活してくださいね」

〇シックなリビング
　　その夜。
春野正幹「成績はそれほど悪くはなかったようだね」
春野雫「桃子、明日から夏休みだけど、早寝早起きはちゃんと続けるのよ」
春野桃子「大丈夫。樹君と一緒に朝早く起きて朝のうちに勉強すると約束したもん」
春野雫「じゃあ、明日から早速始めないとね、夏休みの宿題」
春野桃子「そうね！」

〇おしゃれなリビングダイニング
夏木翼「いよいよ明日から夏休みだね。僕は、ローテーションが不規則だから、いつ休めるかわからないけど、休めたら休めるな」
夏木智也「そうだな。藍衣もちゃんと勉強してるのは、LINEでも見たよ」
夏木翼「あれ、お父さんいつの間に白髪染めたんだ？」
夏木智也「せっかく帰国したんだからな。心機一転というわけよ」
夏木さくら「私も白髪染めたのよ」
夏木佳子「そういえば私もたまげたわ」
夏木昭雄「白髪染めるとイメージって変わるもんだな」
夏木佳子「そういえば夏休みは翼はしっかり計画を立ててたわね」
夏木藍衣「私も兄さんを見習うわ！」
夏木翼「そういえば、去年結婚した愛奈姉さんも夏に帰ってくるって言ってたよ」
夏木藍衣「また姉さんに会えるわね！」

〇養護施設の庭
　　回想。
夏木藍衣「姉さん、離れていても私たちは姉弟だからね」
双葉愛奈「そうね。たまには連絡するわ」
夏木翼「大輔さん、姉さんをお願いしますね」
双葉大輔「はい」
双葉源太郎「一人息子だった大輔がすっかり立派になるとは思わなかった」
双葉和子「そうですね」
夏木昭雄「愛奈、ちゃんと連絡は入れるんだぞ」
夏木佳子「離れていても、私たちは家族よ」
双葉愛奈「はい」
夏木さくら「大輔さん、娘をお願いしますね」
双葉大輔「わかりました」
夏木智也「お前との思い出、ずっと忘れないよ」
双葉愛奈「私もよ、お父さん、お母さん」
　　こうしてメンバーで記念写真を撮ったのだった。

〇おしゃれなリビングダイニング
夏木藍衣「あの時はお父さんもお母さんも一時帰国してたのよね」
夏木翼「そうだね」
夏木昭雄「またこうしてみんなで集まれるの、わくわくするよ」
夏木佳子「そうね」
夏木智也「愛奈もちゃんとやってるようだな。大学で知り合ったていうしね」
夏木さくら「温厚な男性でよかったわね、あなた」

〇おしゃれな居間
秋月萌黄「そういえばお姉様は来週から１か月間夏休みだったわね」
秋月響「そうよ。雄二と萌黄は明日からだったわね」
秋月雄二「ああ。萌黄と一緒に朝は夏休みの宿題に励むさ」
秋月輝子「響は８月25日から９月30日まで学校よね？」
秋月響「そうよ。２学期制だから、10月１日から10月10日まで秋休みなの。９月に入ったら期末試験があるのよ」
秋月俊「10月に入ったら、体育祭と文化祭だね、響」
秋月響「来年は受験生なんだから、進路のことも考えるわ。役者を目指してるから専門学校も考えるわ」
秋月輝子「専門学校ならノウハウをしっかり学べるわね」
秋月俊「雄二と萌黄、ちゃんと明日の朝から宿題に励むんだよ。図書館は午後に行きなさい」
秋月雄二「成績に甘んじず、頑張ろうぜ、萌黄」
秋月萌黄「そうね。毎朝早起きするわ！」
秋月俊「うまくいけば、家族旅行も行けるはずだ」
秋月輝子「そうね」
秋月萌黄「私は小学校のプールが午前にある日があるから、勉強は昼食後にやった方がいいわね」
秋月雄二「俺は学校の夏季特別講習もあるから、それと同時進行で片付けようと思う」
秋月響「私もそうするかもしれないわ」
秋月萌黄「予備日も作っておけば安心ね。とにかく、夏休みは家族総動員で宿題をやらないようにするわ。ラジオ体操もちゃんと行くわ」
秋月雄二「じゃ、信じてるぜ」

〇綺麗なダイニング
冬元莉子「いよいよ明日から夏休みね」
冬元茜音「毎日早寝早起きして、朝のうちに宿題をやるわ」
冬元あこ「お姉ちゃん、毎日一緒に宿題やろうね！」
冬元紀彦「きっちり計画を立ててやらないといけないな」
冬元茜音「読書感想文の本も、明日当たり図書館で借りようかと思ってるの」
冬元あこ「私も行っていい？」
冬元茜音「もちろんよ」
冬元莉子「そういえば、前の学校にいた友達も遊びに来るとか言ってたわね。ちゃんと日程を決めないとね」
冬元茜音「そうね！」

〇綺麗なリビング
大久保樹「いよいよ明日から夏休みだ！」
大久保美来「しっかり計画を立てないとね」
大久保昭雄「そうだね。朝のうちに勉強しておけば、昼間いっぱい遊べるしな。 明日から始めるんだろう？」
大久保樹「桃子と一緒にやるんだ！」
大久保美来「毎年恒例なのね」
大久保樹「そりゃ桃子とはかけがえのない絆があるしね」
大久保美来「早いうちに夏休みの宿題はやっておかないとね」

〇シックなリビング
　　翌日。夏休み最初の日は土曜日だった。
春野桃子「じゃあママ、パパ、朝ごはんも食べたから、樹君の家に行くね」
春野雫「迷惑にならないようにね」
春野桃子「午後は、図書館で読書感想文に書く本を借りに行くの。どんな本がいいかな？」
春野雫「「秘密の花園」とかいろいろあるわよ。そういうのはどうかしら？」
春野桃子「ありがとう。午後に友達とみんなで行くね」
春野雫「本を借りたら、すぐに戻るのよ」
春野正幹「何かあったら、パパとママに連絡してね」

〇玄関内
春野桃子「おはよう、樹君！」
大久保樹「桃子、早かったな！」
春野桃子「夏休みの宿題、今日は樹君の家でやると決めてたの！」
大久保樹「それじゃあさ、俺の部屋でやらないか？」
春野桃子「賛成！」

〇本棚のある部屋
大久保樹「じゃあ、俺は自分の机でやるから、桃子はテーブルで勉強してくれよ」
春野桃子「わかったわ。わからないところは、教科書とか資料集を見て確認しようよ」
大久保樹「それでもわからないなら、お袋に聞いてみるよ」
　　数分後。
大久保美来「夏休みの宿題、進んでる？」
春野桃子「もちろんよ。おばさん、いきなり押しかけてごめんね」
大久保美来「大丈夫よ。なんだか、自分の娘に見えて可愛いもの」
春野桃子「そうかなぁ....」
大久保樹「お袋、俺午前中に宿題進めて、午後は桃子と図書館で読書感想文に使う本借りてくるよ！」
大久保美来「そうね。司書の先生ならぴったりのを教えてくれるはずよ」
春野桃子「昼食をそれぞれおうちで食べてから、図書館に行こうよ！」
大久保樹「そうだな」
大久保美来「桃子ちゃん、せっかくだからここで食べていかない？私がお母さんに電話しておくから」
春野桃子「ありがとうございます！私からもそう伝えます！」

〇おしゃれなリビングダイニング
夏木藍衣「おはよう。兄さんは？」
夏木佳子「夜勤からそろそろ帰ってくるはずよ」
夏木藍衣「今日は午後、兄さんと一緒に図書館に行き、読書感想文の本を借りるわ」
夏木昭雄「今のうちに宿題は済ませておくといいね」
夏木藍衣「わかったわ」
夏木さくら「そういえば愛奈が結婚して１年ね」
夏木智也「結婚して引っ越していったのは残念だけど、連絡を取り合えるのはいいもんだ」

〇おしゃれな居間
秋月萌黄「おはよう、お父様、お母様」
秋月輝子「萌黄、ちゃんと早起きしたのね」
秋月俊「ところで、雄二と響は？」
秋月萌黄「多分、そろそろじゃないかな？」
秋月雄二「今起きた。とりあえず朝飯食ってから宿題をする。午後は読書感想文に使う本、萌黄と一緒に選びに図書館に行くよ」
秋月響「私は、７月25日から夏休みよ。朝ごはん済ませたら勉強するわ」
　　朝食後。
秋月俊「それじゃあ、ウサギのお世話しようか」
秋月輝子「私もお手伝いするわ」
秋月響「私も勉強に一区切りがついたら手伝うわ」
秋月雄二「俺は午前中に宿題進めるよ」
秋月萌黄「じゃあ、私も、お兄様と一緒に宿題に励むわね」
秋月輝子「ちゃんと進めてね」

〇学生の一人部屋
　　雄二は朝食後、さっそく宿題にとりかかった。
秋月雄二「さて、今日は社会の宿題から始めるか」
　　すると、携帯電話が鳴った。
秋月雄二「はい、秋月ですが」
及川茂「雄二？僕だよ。茂。宿題、順調？」
秋月雄二「順調だ。お前はどうだ？」
及川茂「こっちもなんとかうまく進めてる。読書感想文に使う本は家にあったエッセイ本を使う予定だよ」
秋月雄二「俺は今日の午後図書館で萌黄と一緒に本借りるから、その時に選ぶよ」
及川茂「2学期になったら、読み比べしようよ」
秋月雄二「いいな、それ。お互いに宿題頑張ろうな」
及川茂「そうだな。じゃあな！」

〇可愛らしい部屋
秋月萌黄「さてと、まずは自由研究から始めようかしら」
秋月萌黄「そうだわ！ウサギについて調べてみるわ！」

〇学生の一人部屋
秋月雄二「朝は捗るからいいもんだ」
　　雄二は宿題を順調に進めた。
秋月雄二「教科書とかを参考にしてみるか」
　　こうして雄二は、午前中に何とか課題を終えた。

〇綺麗なダイニング
冬元茜音「じゃああこ、わからないところがあったら教えるから、その時は呼んでね」
冬元あこ「わかったわ」
冬元莉子「しっかりしてきたわね、茜音」
冬元茜音「今日から夏休みだし、頑張んなくちゃ！午後は図書館で本を借りて、読書感想文を書くの」
冬元あこ「私は、お母さんの手伝いに励むわ！」
冬元莉子「茜音、２時間くらいで読める内容の本がおすすめよ。昼食食べたら図書館に行くんでしょ？」
冬元茜音「正解！だから朝のうちに片づけるの」
冬元紀彦「ウサギは、俺が面倒みるよ」
「ありがとう、お父さん！」

〇玄関内
春野桃子「おばさん、ランチ有難う！美味しかったわ！」
大久保樹「お袋の作る料理は結構うまいもんだよ！」
大久保美来「これから図書館に行くんでしょ？」
大久保樹「そうだよ」
大久保昭雄「ウサギは僕が面倒みるよ」
春野桃子「おじさん、おばさん、ありがとう！」
大久保昭雄「また来てね、桃子ちゃん」
大久保樹「じゃあ、図書館に行ってくるから！」
大久保昭雄「気を付けてね！」

〇リサイクルショップの中
ハートフル「いらっしゃいませ～」
男性客「ああ。なあ姉ちゃん、実は姪に買うアイテムを探してるんだが、何がいいと思う？」
ハートフル「それでしたら、こちらを」
男性客「じゃ、それにするぜ。ほらよ、金は払ったぜ」
ハートフル「お釣りとレシートのお渡しです。ありがとうございました！」
男性客「また来るぜ」
デライト「じゃあ僕は、買い出しに行ってきます」
ハートフル「気を付けてね」
グレートフル「すっかり板についてきたね」
ジョイフル「このところ順調だな、お前たちのおかげで」
グレートフル「商店街の人たちともうまくやってるしね」
ジョイフル「俺、実はオープン時は宣伝活動に結構行ったぜ」
グレートフル「チラシとか作ったりしたしね」
ハートフル「だからあんなに繁盛してるのね」
ジョイフル「そういえば俺ら兄妹で行動すること、割とあったもんな」

〇城の廊下
　　3人がまだ小さかったころ。
ジョイフル「そういえば、父上と母上は重要な話があると言ってたけど、何だろうな？」
グレートフル「僕ら子供には関係ない話だって言ってたけど、気になるね」
ハートフル「私だっていずれは女王様だけどね」
　　3人は、妙に気になっていた。
ジョイフル「ま、とにかくいずれわかるさ」
グレートフル「兄さんの言う通りかも！」
ハートフル「そうね」
　　3人は、いつも一緒に遊ぶのが好きだった。

〇城の会議室
グラッド王「今後の我が国における方針に関してだが、何か意見はあるだろうか」
ブライト妃「意見があればぜひともお願いします」
王室のスタッフ「私としては、そろそろ国民の意見を取り入れた政治を実施した方がいいかと」
グラッド王「具体的には？」
王室のスタッフ「つまりは、内閣制度を入れて総理大臣を中心に政治を行うんですよ」
王室のスタッフ「なるほど。主権在民国家を目指すんですね」
王室のスタッフ「つまりは、王室をシンボルとして残すんですよね」
王室のスタッフ「はい。王室は政治に関与せず、儀式的な仕事をメインにとどめます」
グラッド王「なるほど。私はそういうのには否定はしないぞ」
ブライト妃「その、内閣とやらはどうやって人員を選ぶかも気がかりですね」
王室のスタッフ「選挙ですよ。国民の中から選んでそれで内閣をつくるんです。 政治は総理大臣に任せて、王室は儀式系の仕事をメインに進めます」
グラッド王「なるほど。私の立場はそのまま。この国の象徴としてあり続けると」
ブライト妃「いいアイデアですが、国民の意見も聞いていかないといけませんね」
グラッド王「そうだな」
王室のスタッフ「積極的に国民の意見を聞いていきましょう」
王室のスタッフ「我が国の憲法のことも考えていきましょう」
執事「まずはアンケートを作りましょう」
メイド「全国民にこのアンケートを郵送して意見を聞いていきましょう」
グラッド王「いいアイデアだね。だが、あの３人には内緒だ」
ブライト妃「黙っていましょうね」
メイド「分かりました。３人が聞きつけたらきっと興味を持ってしまわれますからね」
グラッド王「これにて、会議をお開きとする。皆の者、ご苦労であった」
ブライト妃「また機会があれば会議をしましょう」

〇華やかな広場
　　お城の中の庭。３人は今日も遊んでいた。
ハートフル「この花冠はお兄様たちにプレゼントするの」
「ありがとう！さすがは我が妹だ」
グレートフル「ハートフルはまさにプリンセスだよ」
ハートフル「私、立派なお姫様になれるかな？」
ジョイフル「お前ならなれるぜ。 いずれ俺は、父上や母上だけでなく、先代の国王や女王を超えてやる！そしてこの国を笑顔でいっぱいにする！」
グレートフル「兄さんなら、きっといい王様になれるね」
ハートフル「私もいずれは立派な女王様になって見せるわ」

〇リサイクルショップの中
城之内珠璃「そういえばいつも３人で遊んでたわね」
城之内花江「私達もでしょ？」
城之内珠璃「そうだったわね。にしても、あの時は内閣制度を実施するなんて思ってなかったけど、国民の声も生かしたいという思惑もあったわね」
ジョイフル「ま、ダークランドを壊滅させてチアフルキングダムを復興させ、内閣制度を本格的に入れないとな」
グレートフル「王室は政治にかかわらないのが基本だしね」
ハートフル「私、お兄様の妹でよかったわ」
デライト「お待たせしましたー！食事にしましょう！」
　　メンバーは食事をとることにした。

〇中央図書館
　　図書館前でのこと。
クルエルティー「夏休みだし、人々は浮かれている。そういう時こそ私は活躍できるものだ」
大久保樹「ここで読む本決めて、借りたら早く帰り、ゆっくり読んで、感想文書こうな、桃子！」
春野桃子「そうだね！」
夏木翼「僕も図書館に用事があるんだ。ちょっと借りたい本があってね」
夏木藍衣「私も本借りるわ。読書感想文に使う本、一応決めてるの」
秋月雄二「俺は一応借りる本は決めてる。萌黄、できるだけ長いのは避けた方がベターだな」
秋月萌黄「2時間くらいで読める奴を選ぼうと思うの」
秋月雄二「その方が無難だな」
山下俊樹「冬元さんも来たんだね。僕も本を借りに来たんだよ」
冬元茜音「お互いに頑張りましょう！」

〇綺麗な図書館
冬元茜音「こちらを借りたいのですが....」
司書「判りました。今日から15日間の貸し出しになります。ちゃんと返却期限を守ってくださいね」
冬元茜音「ありがとうございます」
山下俊樹「僕もお願いしまーす！」
司書「判りました。返却期限はこちらの栞に書いてあるので、無くさないようにして下さいね」
山下俊樹「ありがとうございます」
秋月萌黄「お願いしまーす！」
司書「はい、手続き完了です。ちゃんと返却期限を守ってくださいね」
秋月雄二「すみません、こっちもお願いします」
司書「判りました。ちゃんと返却期限を守ってくださいね」
秋月雄二「ええ」
夏木藍衣「お願いします」
司書「はい。返却期限を守ってくださいね」
夏木藍衣「判りました！」
夏木翼「読み物を借りたんだね？」
夏木藍衣「そうよ。兄さんは？」
夏木翼「専門書借りたんだよ。これは僕が借りた本だから、触らないでね」
夏木藍衣「判ったわ」
大久保樹「この本借りまーす！」
司書「はい、手続き完了です。ちゃんと返却日を守ってくださいね」
春野桃子「私はこの本借りまーす！」
司書「はい、２週間後の返却期限日を守ってくださいね」
　　その図書館は、AVも充実していた。

〇中央図書館
山下俊樹「読書感想文、早いうちにやらないとね」
大久保樹「そうだな」
春野桃子「私も、頑張って夏休みの宿題進めるわ」
夏木藍衣「お互いに頑張りましょう」
秋月萌黄「夏休みって、長いから楽しみもいっぱいね！」
冬元茜音「でも油断禁物。ダークランドも容赦なく攻めてくるわよ！」
　　その時だった！
クルエルティー「この楽しいひと時を、恐怖と悲しみに染めてやるわ！」
春野桃子「やっぱり出たわね！」
クルエルティー「私はクルエルティー。ダークランドのボス、クライ様の忠誠なる部下」
冬元茜音「あなたには関係ないわ！」
クルエルティー「おだまり！出て来い、ディザスター！」
ディザスター「ディザスター!!!」
クルエルティー「あいつにとりつけ！」
山下俊樹「うわーっ!!!!」
ディザスター「ディザスター!!!!!!」
クルエルティー「やれ、一気に恐怖に陥れるのだ！」
春野桃子「そんなこと、させないわ！みんな、変身しましょう！」
「オッケー!!!!」
春野桃子「ミラクルマジカルチェーンジ！」
「ミラクルマジカルチェーンジ！」
チアフルスマイル「チアフルスマイル、可愛く登場！」
チアフルシック「チアフルシック、可憐に登場！」
チアフルポップ「チアフルポップ、元気に登場！」
チアフルエレガント「チアフルエレガント、美しく登場！」
「私達、ミラクルマジカルガール！」
チアフルスマイル「みんなの笑顔と幸せ、守ってみせる！」
クルエルティー「現れたか。やれ、ディザスター!!」
ディザスター「ディザスター!!!!!」
チアフルスマイル「ミラクルマジカルウォッチ、タップ！」
「オッケー！」
　　メンバーは、ミラクルマジカルウォッチとミラクルマジカルステッキを併用し、攻撃を開始した。
チアフルスマイル「反撃の糸口がつかめたわ！チアフルスマイルハート！」
チアフルシック「私も！チアフルシックハート！」
チアフルポップ「チアフルポップハート！」
チアフルエレガント「チアフルエレガントハート！」
クルエルティー「バカな！こんなのありか！？」
「ディザスター!!!!!」
チアフルスマイル「とどめを刺すわよ！チアフルスマイルアターック！」
チアフルシック「チアフルシックアターック！」
チアフルポップ「チアフルポップアターック！」
チアフルエレガント「チアフルエレガントアターック！」
「ミンナハッピー.....」
「みんな明るく、」
チアフルスマイル「笑顔♪」
クルエルティー「貴様ら、覚えておけ！次はそうは行かない！」
春野桃子「山下君、わかる？目を覚まして！」
山下俊樹「あれ？いったいどうなってるの？」
大久保樹「無事でよかったな、山下！」
夏木翼「藍衣！いったい何があったんだ？」
夏木藍衣「ちょっとね」
秋月雄二「萌黄！今ここで騒ぎがあったそうだな。ケガはない？」
秋月萌黄「私は何ともないわよ」
秋月雄二「そうか。なんでも、魔法の力を持った４人が戦ってたのが見えたんだけどな」
冬元茜音「ま、結果オーライってことで」

〇シックなリビング
春野桃子「ただいまー！」
春野雫「おかえり。いい本、見つかった？」
春野桃子「ちょうどいい本があって、助かったわ」
春野正幹「読書感想文は、明日の朝にやるんだろう？」
春野桃子「そうよ。明日は、樹君がうちに来るのよ」
春野雫「今日はごちそうになったんだから、そのお返しもしないとね」
春野正幹「明日は僕が、樹君にご馳走をするよ」
春野雫「パパの料理、楽しみにしてるわ」
春野桃子「やったぁ！樹君にも伝えようっと！」
春野雫「桃子、しっかり宿題頑張るのよ」
春野桃子「もちろんよ、ママ！」