〇魔王城の部屋
バッド「すみません、大失敗しました」
クライ「また失敗か。いつになったらうまくいくのだ！」
ドクター・フィアー「ならば、わたくしに名案がございます」
クライ「なんだ、ドクター・フィアー？」
ドクター・フィアー「名誉挽回のチャンスを与えてやるんです」
ダークネス「それなら、まずは私から！」
クライ「よかろう」
ドクター・フィアー「それから、わたくしにも出番を与えてくだされ」
クライ「ま、後日な」

〇教室
　　帰りの回が終わった時だった。
榎木麻衣「それでは皆さん、忘れ物がないようにしましょうね。この後のクラブ活動ではちゃんとルールとマナーを守りましょう」
江口充「起立！礼！榎木先生、さようなら！」
　　榎木先生、さようなら！
榎木麻衣「はい、皆さん、さようなら。クラブ活動の後は、真っ直ぐお家に帰りましょう。車に気を付けてね。寄り道しないでね。また明日！」

〇学校の廊下
春野桃子「すっかり葉桜になっちゃったね」
夏木藍衣「本当ね。桜って、あっという間に散っちゃうのがさみしいよね」
大久保樹「本当に不思議だよな、桜って」
山下俊樹「不思議なもんだね」
春野桃子「これから私、クラブ活動で手芸クラブに行くんだ」
夏木藍衣「私はバスケットボールクラブよ」
大久保樹「俺はパソコンクラブだよ。プログラマーになりたいんだ」
秋月萌黄「私はダンスクラブよ。ダンサーを目指してるの」
冬元茜音「私は料理クラブ。あこも私も、料理大好きだもん！」
山下俊樹「僕はドッジボールクラブだよ」
春野桃子「みんな、すごいね。私も頑張らなきゃ！」

〇教室
諸星俊也「はい、今日はぬいぐるみを作っていきましょう。裁縫セットはありますね？」
　　はーい！
諸星俊也「今日は自分の好きなものを作ってみましょう。設計図を書いてから作りましょうね」
春野桃子「私はあれを作ってみよう！」
三村まこと「私はあれを作ってみようっと！お兄ちゃんをびっくりさせるんだ！」
　　数分後
諸星俊也「おお、結構すごいのができましたね」
春野桃子「私は友達のぬいぐるみを作ってみました」
三村まこと「私はお兄ちゃんのぬいぐるみです。もうすぐ誕生日なんで、それでプレゼントしようと思ったんです」
諸星俊也「すごいですね。無理せず自分のペースで作りましょう」

〇体育館の中
森月正彦「準備運動は終わりましたね？では練習を始めます」
「はい！」

〇おしゃれな教室
梅原みあ「はい、今日は、パワーポイントを使った自己紹介文の作成にチャレンジしてみましょう」
大久保樹「わかりました！」
小山田莉嘉「初めてのパワーポイント、大丈夫かなぁ...」
大久保樹「大丈夫。俺が教えるよ。俺将来プログラマーになりたいんだ」
小山田莉嘉「ありがとう....」

〇体育館の屋上
細川久美子「はーい、ワン、ツー、スリー、フォー！ワン、ツー、スリー、フォー！」
「ワン、ツー、スリー、フォー！ワン、ツー、スリー、フォー！」
細川久美子「そう、その調子！」
秋月萌黄（頑張って、立派なダンサーになるわ）

〇家庭科室
片桐隆一「はーい、今日はいちごプリンを作ってみましょうね」
冬元茜音「先生、一人何個作るんですか？」
片桐隆一「2個ですね。１個はお土産にしましょう」
冬元茜音「私、妹にプレゼントしようと思います！」
片桐隆一「いいですよ」
井波つかさ「御願いします」

〇土手
松崎千歌「先輩、私もいろいろと学ぶことは多いですが、頑張りますね」
夏木翼「ああ。いろいろとフォローしていくから、安心してね」
若槻純也「夏木もいい後輩ができたな」
ダークネス「今回はちょっと違うわよ！」
夏木翼「誰だ！」
松崎千歌「不審人物ね！応援呼びます！」
若槻純也「こちら若槻。不審人物発見。応援願います、どうぞ！」
ダークネス「この世界を闇と不幸に染めてやるまでよ！行きなさい、ディザスター！」
ディザスター「ディザスター！」
ダークネス「あれにとりつくのよ！」
ディザスター「ディザスター！」
若槻純也「攻撃するぞ！」
「分かりました！」

〇学校の校舎
春野桃子「クラブ楽しかった~」
夏木藍衣「手芸部で、何をしたの？」
春野桃子「ぬいぐるみ作ることになったの。大好きな、樹君のぬいぐるみよ」
夏木藍衣「そういえば来月樹君の誕生日だもんね」
秋月萌黄「今日はダンス部で練習があったの。いっぱい動いたから、おなかぺこぺこ！」
冬元茜音「でも買い食いはしないのが約束よ」
夏木藍衣「そうだね。お家に帰って、ご飯食べよう！ちなみに私は今日バスケの練習があったの。いっぱいシュート決めたわ！」
秋月萌黄「すごいじゃない！」
冬元茜音「実は、今日作ったいちごプリン、あこにプレゼントするの」
夏木藍衣「きっと喜ぶわね」
大久保樹「今日はパワーポイントで自己紹介文作ったんだ。いろいろと丁寧にわからないところを他のやつにも教えたんだ」
春野桃子「優しいんだね、樹君って」
大久保樹「まぁね」
　　その時だった！
大久保樹「何だ!?」
春野桃子「もしかして、ダークランド?!」
冬元茜音「行ってみましょう！」
春野桃子「樹君、先に帰ってて。私、その正体突き止めるから！」
大久保樹「分かった。頑張れよ！」
冬元茜音「私たちも急ぎましょう！」
「わかった！」
大久保樹（負けるなよ、桃子）

〇商店街
「ありがとうございましたー！」
ジョイフル「今日もいつも通りの営業だね」
グレートフル「ああ。何事もなければいいんだけどな」
城之内珠璃「どうしたの？」
ジョイフル「ちょっと見てくる」
　　数分後。
グレートフル「どうだった？」
ジョイフル「間違いない、ダークランドの連中だ！川のほとりで出やがった！」
城之内花江「これは一大事ね！」
城之内珠璃「行ってくるわ！二人とも、店はお願い！」
「了解。２人とも、４人をよろしく！」
「任せといて！」

〇土手
ダークネス「ディザスター、この世界を闇と不幸に染めるのよ！」
「ディザスター！」
「うわーっ！」
テレビレポーター「こちら現場です！謎の水龍が街を襲来しています！」
「やっぱりダークランドの仕業だったのね！」
春野桃子「ひどすぎるわ！」
「みんな、変身して！」
春野桃子「わかったわ！」
「オッケー！」
春野桃子「ミラクルマジカルチェーンジ！」
「ミラクルマジカルチェーンジ！」
チアフルスマイル「チアフルスマイル、可愛く登場！」
チアフルシック「チアフルシック、可憐に登場！」
チアフルポップ「チアフルポップ、元気に登場！」
チアフルエレガント「チアフルエレガント、美しく登場！」
「私達、ミラクルマジカルガール！」
チアフルスマイル「みんなの笑顔と幸せ、守ってみせる！」
ダークネス「やっと来たのね。今回は一味違うから、やっちゃいなさい、ディザスター！」
「ディザスター！」
テレビレポーター「きゃあ！」
チアフルスマイル「危ない！」
　　私は、ステッキでハートを描き、バリアーを作った！
テレビレポーター「なんということでしょう！いきなり謎の戦士が現れ、あの怪物に果敢に挑んでおります！」
ディザスター「ディザスター！」
チアフルシック「きゃあ！」
チアフルポップ「タアーッ！」
チアフルシック「ポップ！」
チアフルポップ「私の攻撃、受けてみなさい！それ！」
　　萌黄ちゃんもステッキでハートを描いて、それを投げて攻撃したの！
チアフルシック「ありがとう！」
チアフルポップ「油断しないで、シック！」
チアフルエレガント「相手は水龍よ！」
チアフルシック「それじゃあ、私も！」
チアフルエレガント「すごい！ステッキでハートを描いたわよ！」
チアフルシック「それっ！」
チアフルポップ「そのハートをブーメランのように飛ばしたわ！」
ディザスター「ディザスター！」
チアフルポップ「すごいわ！」
チアフルエレガント「私も！」
チアフルポップ「すごい！エレガントがステッキでハートを描いたわ！」
チアフルエレガント「これを受けてみなさい！それ！」
ディザスター「ディザスター！」
チアフルスマイル「すごい！エレガント、ディザスターにめがけてそのハートを蹴ったのね！」
チアフルエレガント「スマイルもやるじゃない！」
ダークネス「ばかな！こんなにパワーアップしてるとは！」
テレビレポーター「あの戦士たちの威力は半端ありません！」
若槻純也「俺たちも応援するぞ！」
夏木翼「そうですね！」
松崎千歌「はい！」
「頑張れー、ミラクルマジカルガール！」
「すごいわね！今よ！ミラクルマジカルガール！」
チアフルスマイル「行くわよー！チアフルスマイルアターック！」
チアフルシック「チアフルシックアターック！」
チアフルポップ「チアフルポップアターック！」
チアフルエレガント「チアフルエレガントアターック！」
ダークネス「キャーッ！」
「ミンナハッピー...」
「みんな明るく、」
チアフルスマイル「笑顔♪」
ダークネス「キーッ！この次はそうはいかないわよ！」
テレビレポーター「すごいです！この戦士たちのおかげで、町は救われました！」
テレビレポーター「何か一言お願いします！」
「私達、ミラクルマジカルガール！」
チアフルスマイル「みんなの笑顔と幸せ、守ってみせる！」
テレビレポーター「皆さん、ミラクルマジカルガールの面々に大きな拍手を！」
　　なんと、まさかインタビューされるなんてびっくり！

〇テレビスタジオ
　　その日の夜。
ニュースキャスター「いや~、今回はすごい特ダネでしたね」
テレビレポーター「はい、まさかこんなヒロインたちに助けてもらうなんてびっくりですよ」
ニュースキャスター「私自身もヒーローものにあこがれてましたが、まさかこんなことが話題に出るとは信じられませんよ」
テレビレポーター「私も変身ヒロインにあこがれてたので、本物を見れるとは信じられません」
ニュースキャスター「この先も彼女たちを応援していきましょう」