この度は第1回ゲーム小説大賞にご応募いただきありがとうございました。
本選に選ばれた作品はどれも魅力的且つ個性的で、審査員の間でも票が割れました。
その結果、大賞とは別枠で特別賞を設けさせていただくことにいたしました。

大賞作品は、のぞみのぞむさんの『曼珠沙華は知っている』を選出させていただきました。
秘密のアイデアはもちろんのこと、キャラクター造形、完成度の高いストーリー展開、ラストのオチに至るまで、読者を飽きさせないサービス精神にあふれた作品でした。

特別賞は、Too Funk To Dieさんの『みんな、知ってる。～恐神シャーロットちゃんの秘密～』を選出させていただきました。
TapNovelのことをよく研究されており、テンポ感がよく、センスの光るコミカルなセリフで最後まで楽しく読ませていただきました。
作者の書きたいもの、面白いと思うものが前面に出ている作品でした。

読者賞は、chinen-mさんの『恋の成就するお呪い』となりました。
非常に沢山の読者に読まれ、もっとも読者からの投票を獲得した作品となります。
表紙のインパクトはもとより、作者の確かなスキルによって読者の支持を勝ち得ることができました。

その他、今回は枠の都合で惜しくも選出できませんでしが、

• 秘密の特性を活かした展開とひねりのあるオチで最後まで読ませる力のある新田漣さんの『何度も』
• 短いながらも設定と人間関係が上手に書かれ、演出や見せ方の上手な式桜苑之介さんの『ギゼルの診療録』
• 綿密な設定とTapNovelならではの演出表現が光るHALPINさんの『ディスポーザブル』
• 迫力のあるセリフが印象的なせんぶりさんの『隠しキャラの沢田さん』
• かわいらしいキャラクターに長ける桜月みやこさんの『愛でたい王子としゃべらずの姫』
• バカバカしくも笑わずにはいられない中河原虎太郎さんの『エイリアンだとバレたら、即死亡。』

等が最後まで審査員を悩ます作品でした。

大賞及び特別賞を受賞した二方には、公式タップライターとしてオリジナルイラスト付きの公式作品を発表できる機会を提供いたします。

また次回のコンテストでお会いできることを楽しみにしております。