表紙イラスト:はじめアキラぬる、ぬる、ぬる。

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コメント

  • 赤の他人の赤い血で壁を赤く塗るという悪趣味の極み!ヌルヌルした血を塗る塗るする光景のおぞましさ!そして「塗れたら皆さんを解放します」という真っ赤な嘘!どういうときにこんな発想が浮かぶのか、作者さんの悪魔的な才能に圧倒されました。

  • 確かにはじめから絶望を感じているのと、希望を持ち続けて希望を糧に苦しみながら進み最後の最後で絶望する、、絶望の大きさがまったく違いますね。優しい人から苦しみを手放すことができる、しかもそのトリックにきづいたのは一番幼い子どもだったとは。とてもおもしろくて時間をまったく感じないほどひきこまれる作品でした。

  • とても恐ろしい設定ですね。誰かの血を流すしかないという結論へと誘導させ、しかも血を流しても、、、残酷なルールと、それを冷静に分析する主人公の思考に背筋がゾクゾクしました!

  • 現状把握が誰よりも明確にできたのが、年齢の一番小さい主人公だったのですね。人間誰でも希望は捨てたくないし、絶望の淵から這い上がっていく人もいますが。とてもすっきりとした記述からも、臨場感がすごく伝わりました。

タップライター

はじめアキラ

のんびり小説書いてる人です。特にホラーが大好き。 ●書籍情報  『数鬼』(BEKKOホラー文庫より発売中) ●短編収録  「5分後に歪んだ愛のラスト」  「5分後にいい気味なラスト」  「怪談 生き地獄 現代の怖イ噂」  「5分後に衝撃のどんでん返し」

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