表紙イラスト:いずもねるカルキノス

エピソード

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挿絵イラスト

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キャラクター

  • 鎧坂蕗子
    鎧坂蕗子

    鎧坂蕗子(よろいざかふきこ)。名家の令嬢で、観測会の場所として鎧坂邸を提供している。一見すると、冷静で固い印象もあるが、内面は普通の少女らしい心の持ち主。絵画を学んで熱心に美術家を志しているが、上手くいかずに苦しんでいる。優秀な兄や両親を誇りに思う一方で、彼らと比較したときの自分の凡庸さに悩む一面も。密かに蓮介に好意を抱いている。

  • 梵嵐
    梵嵐

    梵嵐(そよぎあらし)。一卵性双生児の妹。ひねくれ者で、姉の凪と同じく不登校だが、それは極度の人見知りで人嫌いが原因。常にムスッとして排他的、攻撃的な性格だったが、観測会を通じて少しずつ他者に心を開いていく。

  • 醍醐蓮介
    醍醐蓮介

    醍醐蓮介(ごだいれんすけ)。梵姉妹の父方の従兄弟で、ふたりのことを実の妹のように思っている。家に閉じこもる凪と嵐を心配し、彼女たちを月例観測会に巻き込む。人懐っこく物怖じしない、犬っぽい性格。少々お節介なところもあるが、持ち前の明るさは人を惹きつけ、友人が多い。元野球少年で、スポーツ特待で高校に入学したが、肘の故障により、現在は野球を辞めている。

  • 岡崎大志
    岡崎大志

    岡崎大志(おかざきたいし)。高校は自主退学して、バイトで生活費を稼いでいる。しかし不良ではなく、高卒認定試験を取得して、大学への進学を目指している。高校を辞めた理由はこのままここに3年通っても意味がないと思ったから。自立心が強く、大学進学を目指して熱心に勉強に勤しんでいる。蓮介とは退学後も連絡を取う大切な友人。

  • 正岡きらり
    正岡きらり

    正岡(まさおか)きらり。売れない漫画家。画力はあり、ストーリー構成も丁寧だが、面白味に欠けると担当に言われる日々。好きなことをやっていたはずなのに、いつの間にか楽しくなくなり、自分がどんなものを作りたかったのかわからなくなりつつある。バイト先の書店で客に頭を下げる毎日に、虚無感を覚えている。性格は、基本的には穏やかで臆病。事なかれ主義。

  • 梵凪
    梵凪

    華奢で小柄な、人形のように整った容姿の少女。嵐とは一卵性双生児で姉である。いじめに遭った過去があり、かつては不登校だったが、観測会を通して再び登校する勇気を得た。優しくて引っ込み思案、他者の顔色を無意識に窺ってしまう悪癖があり、容姿も相まって悪目立ちしてしまう。他人に迷惑をかけるのを嫌い、極限まで我慢してしまうことが多い。あるきっかけで自殺未遂を起こし、現在は入院中。

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