あの星が死ぬまで

エピソード

キャラクター

  • 星絵
    星絵

    独身の77歳女性。
    高齢であるが見目麗しく、いつも気品が漂っている。ただ、気さくな性格ではなく、口数が少ないミステリアスな女性。
    3年前に病を患ってから自由に動くことができなくなり、現在は車椅子で生活している。

    訪問介護員の恵とは、もう3年以上の付き合いだが、その恵も星絵が若い頃どのような生活を送っていたのか何も知らない。

    ただ、夜になるといつも窓から静かに星を眺めていることは気付いている。

  • 恵

    31歳の女性で、星絵の訪問介護員。
    明るくて、人当たりの良い性格。人が好きで、人の役に立ちたくて訪問介護員になった。
    3年前から星絵の担当で、恵にとって星絵は初めて単独で担当する人だった。

    最初は性格上お節介をし、星絵に迷惑をかけることもあったが、今ではお互いに良い距離感で接することができている。
    ただ、どこかミステリアスな雰囲気が漂うホシエの過去が気になってはいる。

  • 星絵(学生時代)
    星絵(学生時代)

    有名お嬢様学校に通っていた時の星絵の姿。
    裕福な家の一人娘で、文句なしの容姿・知性・品性を備えており、学友の中でも一目置かれる存在だった。

    そんな優等生の星絵だったが、新人の教師である当時23歳の陽司に初恋をした。
    陽司も教師という立場ながら星絵に惹かれ、二人はお互いに心を寄せ合った。
    しかし、結ばれるにはあまりにも多すぎる問題を前に、2人は結ばれず星絵はそれ以降誰も愛することがなかった。

  • 陽司
    陽司

    星絵のお嬢様学校に赴任した23歳の新人教師。
    全てが初めての経験で戸惑い上手くいかないこともあったが、星絵だけはいつも自分を静かに見守ってくれていて、そんな姿に淡い恋心を抱くようになった。

    学生である星絵と想いを通わすことはいけないことだと自分の心の中に一生留めておくつもりだったが、星絵も自分を好いていてくれることが分かり、そんな星絵を大切にしたいという想いゆえの交際だった。

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タップライター

花信風描

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