エピソード4(脚本)
〇ビルの屋上
高島守「ひいい」
マモルンレッド「・・・くっ」
音無圭一「油断したな。 このくらいの力は温存しておくものさ」
手に付いた血を舐める音無。
音無圭一「まさか一日に二体も食べられるなんて」
高島をジロリと見る音無。
音無圭一「先に粋のいい方を仕留めておくか」
高島の元へ向かう音無。
音無圭一「ん?」
音無圭一「まだそんな力が」
マモルンレッド「はあっ」
渾身の力を振り絞って音無を反対側へと放り投げる。
変身が解けるマモルンレッド。
マモルンレッド「き、君・・・」
高島守「ひ、ひい」
マモルンレッド「私の・・・手を・・・」
高島に手を差し伸べるレッド。
「クソがあぁぁぁー!」
マモルンレッド「早く!」
恐る恐るレッドの手を握る高島。
高島守「な、なんだこれ」
マモルンレッド「頼む・・・やつに・・・とどめを」
高島守「無理だ! 俺にはそんなことできない!」
マモルンレッド「地球・・・戦士・・・ マモ・・・ルンダー・・・」
高島守「え?」
マモルンレッド「地球戦士マモルンダーと・・・唱えるんだ」
高島守「地球戦士? マモルンダー?」
高島守「わっ!」
高島守「く、くる!」
音無が手を振り上げる。
すると、辺りが一瞬光に包まれる。
音無圭一「ぐあぁぁぁー!」
地べたに倒れる音無。
音無圭一「うぅぅ・・・」
マモルンレッド「今の・・・うちに・・・とどめを・・・」
高島守「お、俺には・・・人殺しなんて無理だ・・・」
マモルンレッド「今・・・とどめを刺さないと・・・大変なことに・・・」
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