ミラクルマジカルガール

どんぐり

嘘!?ミラクルマジカルガールの秘密がばれちゃった!?(脚本)

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ミラクルマジカルガール
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〇魔王城の部屋
クライ「何!?お前しくじったのか!」
フューリアス「申し訳ございません。新たなる刺客が出たものですから」
マッドネス「ならば、吾輩が行くとしよう」
クライ「健闘を祈るぞ」
クルエル「いずれはわらわにも出番を」
クライ「遠くないうちに出番を与えるつもりだ」

〇シックなリビング
  ある日曜日の朝。
春野桃子「パパ、ママ、今度の水曜日は何の日でしょう?」
「桃子の誕生日でしょう?」
春野桃子「正解!だから、友達を呼んでもいい?」
春野正幹「いいけど、向こうの許可も得ないとね」
春野雫「誰か呼ぶ予定は?」
春野桃子「樹君とか、藍衣ちゃんとか」
春野正幹「じゃあ、バースデーパーティーの招待状を出さないとな」
春野桃子「誕生日プレゼントも楽しみだよ!」
春野雫「今のうちにごちそうとか予約しないとね」
  私は、その後招待状を書くことにした。
春野桃子(あの雑貨店の人たちにも送らなきゃ)

〇綺麗なリビング
大久保樹「という訳だけど、オヤジ、何贈ったらいいかな、桃子の誕生日プレゼント。 おふくろの意見も聞きたいのさ」
大久保昭雄「そうだなぁ、実用的なものはどうかな?」
大久保美来「そうね。それこそ、クリアファイルはどうかしら?」
大久保樹「そうだな。俺の小遣いで探してみるよ」

〇おしゃれなリビングダイニング
夏木藍衣「という訳で、桃子ちゃんの誕生日プレゼント、何贈ったらいいかな?」
夏木昭雄「ぬいぐるみはどうじゃ?」
夏木藍衣「そうね。あの子、ぬいぐるみが好きだって言ってたわ」
夏木佳子「それなら、私がとっておきのぬいぐるみを作るわ」
夏木藍衣「私も一緒に作るね!」
夏木昭雄「じゃあ裁縫道具を用意しないと」
夏木藍衣(夜勤中の兄さんにも伝えなきゃ)

〇アパートのダイニング
江口充「今日さ、桃子ちゃんの誕生日パーティーの招待状が来たんだよ、兄さん」
江口智「ほほう、それはよかったな」
江口充「プレゼントは何がいいかな?」
江口智「俺としては、まぁ、ペンダントはどうだろう?」
江口美香「小学生にペンダントは合わないと思うから、ブレスレットがベターじゃないかしら?」
江口智「だよな、母さん」
江口晴彦「それなら絵本はどうだい?」
江口充「その手があったか!ありがとう、父さん!」

〇おしゃれな居間
秋月萌黄「おかえりなさい」
「ただいま」
秋月萌黄「今日ね、友達からバースデーパーティーに招待されたの」
秋月雄二「それはよかったな」
秋月響「それで、プレゼントはどうするの?」
秋月萌黄「私は、ペンダントを贈ろうと思うの」
秋月俊「ペンダントか。それなら、今度、父さんと一緒に探そう」
秋月輝子「それなら、手ごろな価格で手に入るやつがあるから、私紹介しようか、俊君?」
秋月俊「輝子ちゃん、ありがとう」
秋月萌黄「ところで、お兄様とお姉様は?」
秋月雄二「今日さ、数学の伊藤先生がタコの食あたりで休んだんだ。代わりに三村先生が担当したよ」
秋月響「私は、今日、演劇部の練習があった。結構楽しかった。私が歩けば、誰もがみんな私に魅了される」
秋月雄二「姉さんは、王子様キャラだからね」
秋月萌黄「私もお姉様みたいな立派なレディになりたいわ」

〇綺麗なダイニング
「おかえりなさい、お父さん」
冬元紀彦「ただいま」
冬元莉子「おかえりなさい。あなた、新しい職場、慣れた?」
冬元紀彦「ああ。お前はどうだ?東京の暮らし、慣れたろ?」
冬元莉子「そうね」
冬元茜音「前の子たちに今度手紙を書こうと思ってるけど、実はこんなニュースがあったの」
冬元あこ「何なの、お姉ちゃん?」
冬元茜音「友達の誕生日会に招待されたの」
冬元莉子「名前は?」
冬元茜音「春野桃子さん」
冬元あこ「いいなぁ。あたしだってお姉ちゃんと同じ学校の1年生よ」
冬元茜音「あんたは初めての環境でなかなか馴染めないだけよ。私も最初はそんな感じだったけど、桃子さんのおかげで何とかうまくやってるわ」
冬元紀彦「あこも俺みたく慣れる日が来る」
冬元莉子「それで、プレゼントはどうするの?」
冬元あこ「そうだ!帽子なんてどうかな?」
冬元茜音「いいアイデアね」
冬元紀彦「じゃあ、さっそくネットで探してみるか」

〇ダイニング(食事なし)
山下俊樹「でさ、桃子ちゃんへの誕生日プレゼント、何がいいと思う?姉貴と兄貴の意見が聞きたいんだ」
山下宗介「ほれ、言ってやりなよ」
山下理沙「私は、入浴剤をお勧めするわ」
山下舞「確かに疲れが取れるわね」
山下純也「僕は文房具セットかな。進級したんだし」
山下舞「純也、大学生になったんだから、そろそろシャキッとしないとね」
山下純也「判ってるって。だいぶ大学にも慣れたし」
山下俊樹「アドバイス、ありがとう」
山下俊樹(入浴剤にしてみるか)

〇商店街
グレートフル「兄さん、桃子ちゃんの誕生日会だってさ」
ジョイフル「そうだな。プラネタリウムの鑑賞チケットなんてどうだ?3枚贈るのさ」
ファイン「きっと喜ぶわ!パパとママと3人で見れるんですもの!」
ジョイン「そうね!」
ジョイフル(あとは晴れる日を祈るだけだな)

〇保健室
  ちなみにこの日は、午前中に健康診断があった。
医者「はい、次の方どうぞ」
大久保樹「大久保樹です。宜しくお願いします」
  別の部屋でも、同じことが行われた。
女性医師「それでは名前をどうぞ」
春野桃子「春野桃子です。宜しくお願いします」

〇教室
榎木麻衣「今日は、春野桃子さんの誕生日です」
  誕生日おめでとう!
春野桃子「ありがとうございます!」
榎木麻衣「これは、クラスのみんなと私で作ったメッセージ集です。本にしてあるから、保存する価値があるわ!」
春野桃子「有難うございます!」
春野桃子(お家に帰ったら、見てみよう!)

〇シックなリビング
春野桃子「誕生日が水曜日でよかったわ」
  午後は、友達を招待してのバースデーパーティー!
春野正幹「僕も、半休取ってきたからね」
春野雫「もう、パパはいつも桃子に甘いんだから」
春野桃子「そろそろ来るわ!」
大久保樹「誕生日おめでとう!これ、俺からのプレゼント!」
春野桃子「クリアファイルね!ありがとう!」
春野雫「いらっしゃい。よく来てくれたわね」
春野桃子「ママお手製のケーキやお菓子もあるよ!」
山下俊樹「僕からはこれを」
春野桃子「入浴剤ね。ありがとう」
冬元茜音「私からは、これを」
春野桃子「可愛い帽子ね。ありがとう!」
江口充「僕からはこれを」
春野桃子「わ、凄い!飛び出す絵本ね!」
江口充「この絵本は、兄と一緒に作ったんだ」
春野桃子「凄く素敵ね!江口君のお兄さん、絵がうまいのね!」
江口充「今度紹介するね」
夏木藍衣「私からは、これ。開けてみて」
春野桃子「うさぎのぬいぐるみね。かわいいわ!」
秋月萌黄「これは私から」
春野桃子「ペンダントね。ありがとう!」

〇シックなリビング
  こうして誕生日はうまくいくと思われた、その時だった!
マッドネス「誕生日などくだらない!」
春野桃子「またあなたね!」
「どうなってるの!?」
マッドネス「一気に闇に染めてやる!行け、ディザスター!」
ディザスター「ディザスター!」
「キャーッ!」
春野桃子「ママ!パパ!」
マッドネス「やっちまえ!不幸と悲しみに染めるのだ!」
「遅かったか!」
「二人とも、変身して!」
「オッケー!」
「ミラクルマジカルチェンジ!」
チアフルスマイル「チアフルスマイル、可愛く登場!」
チアフルシック「チアフルシック、可憐に登場!」
「私達、ミラクルマジカルガール!みんなの笑顔と幸せ、守ってみせる!」
マッドネス「やっと来たか。今回は手ごわいぞ!」
チアフルスマイル「何あれ!」
チアフルシック「今回は二人!?」
ジョイフル「バカな!2体だと?」
  私達は何とか逃げ回りながら攻撃のチャンスをうかがった。しかし、結構手ごわい!
グレートフル「僕らがおとりになる!」
  グレートフルとジョイフルが囮になった!
ジョイフル「敵は怯んだぞ!」
チアフルスマイル「とどめを刺そう!」
チアフルシック「オッケー!」
チアフルスマイル「チアフルスマイルアターック!」
チアフルシック「チアフルシックアターック!」
「ミンナハッピー....」
「みんな明るく笑顔♪」
マッドネス「おのれ、今度はそうもいかないからな!」
春野桃子「パパ、ママ、大丈夫?」
春野雫「ねぇ、あの男の人たちは誰なの?」
春野正幹「う~ん、腰が痛い!何があったの?」
春野桃子(嘘!?私のこと、ばれちゃった?)
春野桃子「ママ、パパ、黙っててごめんなさい」
  その後、ジョイフルとグレートフルが事情を説明した。

〇シックなリビング
春野桃子「そんなわけで、今まで黙っててごめんね」
大久保樹「そうだったのか」
春野雫「桃子、これからは困ったら私たちに相談してね」
春野正幹「そうだよ。パパやママは桃子の味方さ」
春野桃子「パパ、ママ、大好きだよ!」
春野正幹「そうだ。まだプレゼントを渡してなかったね」
春野雫「パパとママで選んだ、あなたへのプレゼントよ」
春野桃子「すごいわ!ハートのブレスレットね!」
春野正幹「いつまでも可愛くいてほしいと思ってね」
春野桃子「ありがとう!最高の誕生日になったわ!このブレスレット、私の宝物にする!」
「それじゃ、改めて....」
  ハッピーバースデー、桃子!

次のエピソード:明るく弾ける!チアフルポップ登場

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