久しぶりの好きはセーブがきかない❣️

久しぶりの好きはセーブがきかない❣️(脚本)

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〇幻想空間
  私はクミ
  同じ会社の雅人のことが
  最近すごく気になる。
  部署が離れてから
  
  最近メールのやり取りを
  するようになった。
  悩み事にも
  寄り添って話を聞いてくれる。
  
  誰が何と言おうと
  オレはクミさんの味方だよ・・・
  誰にでもこんな事言ってるのかな?
  そう、雅人はみんなに優しいのだ
  毎日やり取りをしているうちに
  
  
  雅人のことがもっと知りたい
  
  雅人に気づいて欲しい
  
  と思うようになった。
  私、ヘンだな。
  
  楽しいから雅人のことが気になってるだけだよね。
  会社のグループで
  集まることになった。
  
  会うのは久しぶり。
  きっと会ったら
  この気持ちが何なのか
  わかるかな。
  雅人くん
  まだ仕事中かな?
  
  メールしてみようか・・・
  でも嫌がられるかな

〇駅のホーム
クミ「雅人くん 今何してた〜?」

〇異世界のオフィスフロア
雅人「クミさん お疲れさま まだ仕事中だよ。笑 クミさんって、何でも知りたがりだなぁ〜」

〇駅のホーム
クミ「あ・・・ ごめん」

〇異世界のオフィスフロア
雅人「いや、いいけどね。 帰ったら電話するよ」

〇電車の中
クミ「え?本当〜? ありがとう! 待ってるね」

〇女の子の一人部屋
クミ「雅人くん 電話ありがとう。 疲れてるのにごめんね」

〇マンション群
雅人「大丈夫だよ、そんなに謝らなくて。 クミさんってさ〜 バレバレだよね」

〇ソーダ
クミ「え? わかっ・・・ちゃった??」
雅人「クミさん分かりやすいよね。 そういうとこ・・・ クミさんかわいいなって思うよ」
雅人「想いがダダ漏れなんだよね」

〇ソーダ
雅人「その気持ちとっても嬉しいよ。 ありがとう」
クミ「私・・・この気持ちどうしたらいいのか。 久しぶりに人を好きになったから どうしたらいいのか わかんなくて」

〇マンション群
雅人「気持ち充分伝わってるよ。 でも、正直・・・まだクミさんと 同じ気持ちにまで いけてないんだ」

〇マンション群
雅人「オレ、ちょっと置いてけぼりに なってるかな。 もう少し待ってて 一緒のペースで行こうよ」

〇女の子の一人部屋
クミ「私の気持ち気づいてたんだ。 良かった。 でもまだまだなんだね。 一緒のペースかぁ・・・」

〇マンション群
雅人「うん。 オレはさ、ゆっくりがいい。 その方がずっと好きでいられる。 ひとりで突っ走しらなくていいんだよ」

〇女の子の一人部屋
クミ「ごめん。 私、焦ってるね」
  聞きたいことも
  
  言いたいことも
  
  怖くて聞けなくなっちゃった・・・

〇マンション群
雅人「メールもらって嫌だなんて 一度も言ってないだろ? 勝手に決めつけるのやめなよ 連絡くれるの嬉しいよ」
  そんなに
  突っ走って焦らなくていいのにな・・・
  
  ま、クミのそんなとこも
  かわいいけど。

〇女の子の一人部屋
クミ「そっか・・・ そうだね。 ありがとう。 泣けて来ちゃう」
  何も言われてないのに
  勝手に思い込んでた
  私の悪いクセ・・・

〇マンション群
  雨音が聞こえて来た。
  
  いつの間にか、雨が降り出している。
雅人「バカだな・・・そんなことで泣くなよ。 オレのこと信じればいいんだよ。 オレはクミのこと好きだよ」

〇マンション群
雅人「ちゃんとさ、気持ちも伝えたし。 これから少しずつ追いつくから 待ってて・・・ ずっと好きだから、ゆっくりいこうよ」

〇女の子の一人部屋
クミ「ごめんね。好きがあふれてて・・・ どうしていいのかわかんなくて 不安になってる。 年上なのに・・・バカだね。ごめん」

〇マンション群
雅人「年齢なんて関係ないだろ? オレさずっと好きでいたいな・・・って 思ってるよ」
雅人「クミが落ち着いてくれたら オレから去っていくことはないよ」

〇月夜
クミ「え、なんで? 去っていかないの?」
雅人「なんで去らなきゃいけないの?」
クミ「だって・・・私こんなだし。 嫌いになるかもしれないでしょ」
雅人「クミがひとりで突っ走らなければ ずっと一緒だよ」

〇マンション群
雅人「クミ・・・ オレさ しばらく海外勤務になるんだ」

〇水たまり
クミ「え・・・・・・・・・ どうしよう・・・💧 耐えられるかな・・・」

〇水たまり
雅人「クミ・・・だからさ いつもそんなんじゃ これから離れて暮らしたら 気持ちが疲れてクタクタになるだろ」

〇風
雅人「クミさえ信じてくれたら それでいいんだよ。 オレは何も変わらないんだから」

〇幻想
クミ「うんわかった 信じる・・・ 私、ひとりで勝手に喜んだり 落ち込んだり・・・ごめんね」
雅人「そんなことないよ。 それじゃ心配になるだろ。 クミ・・・・・・一緒に付いてくるか?」
クミ「え?・・・・・・」
雅人「クミ ずっと一緒にいたい。 好きだよ」

〇桜並木
  もう人を好きになることは
  ないと思ってた。
  
  雅人を好きになったと気づいた瞬間から
  思い出しただけで、勝手に笑顔になって
  目に見えるものが輝いて見えた。
  
  と同時に
  
  言葉を口に出すのが怖くなった。
  こんなこと言ったらどう思うかな。
  
  好きって言ったら、重たいって
  嫌われるかも。
  でも、いつも雅人は
  
  『クミはそのままでいいんだよ』
  『その声を聞いてると癒されるんだよ』
  
  と言ってくれる。
  好きという気持ちの歯車は
  同じスピードの時は上手くいく
  
  どちらか片方がスピードを
  上げるとあっという間に崩れてしまう
  ずっとずっと
  一緒に同じ気持ちでいたいから
  
  彼のスピードに合わせて
  重なり合って回っていきたい。
  あふれる想い
  
  とまらないけど
  
  いつかは
  
  同じスピードで
  
  雅人が受け止めてくれるかな?

〇桜並木
  あ・・・
  
    サクラだ・・・🌸

コメント

  • 私もどちらかと言えばクミさんタイプなのでめちゃめちゃ感情移入して読んじゃいました!!
    雅人くんみたいな考え方出来る方すごく素敵だと思います✨かっこいい☺️

  • めっちゃクミさんとおんなじタイプなので痛いほどわかります。でも相手を信じればいいんですよね。
    信じる…には自信ないとなかなかできないけど、男性がゆったり受け止めてくれたら安心できますね。クミさん幸せになってほしいな

  • 好きという思いが溢れだしてしまう主人公が、可愛いなと思いました。好きという感情は、年齢関係無いですね!素敵な物語ありがとうございました!

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