読切(脚本)
〇雨の歓楽街
イケメン「久しぶり・・・キリッ 元気だった?」
イケメン「え?オレのことわすれたの? 前世では絶対に忘れないって言ってたのに」
イケメン「オレも君のことしか覚えてないから オレが誰なのか・・・覚えてないけどな」
イケメン「キスしたら・・・ 思い出してくれるかな?」
イケメン「キスは冗談・・・ でも・・・ドキドキしただろ?」
イケメン「俺の名前は月神夜空だ 抱かれたい男ランキングでよく見るだろ?」
イケメン「え?初めて聞いた? 君の初めてはオレがいただいたぜ★」
イケメン「それよりも今夜は暇? 俺と一生一緒にエンゲージしない?」
イケメン「12000円でいいよ。 半年後に愛を届けてやるよ」
それはるしあ
イケメン「ん?ロシア?大変だよね? 俺と一緒にロシア大戦を止めに行くかい?」
それは一方通行
イケメン「今夜、君に天国への日帰り旅行を プレゼントしてやる。 いやァ、コイツはなかなかお得だぜェ」
イケメン「あまりにもイイ所だから帰る気起きなくなるかもなァ。 今夜は絶対に寝かせないぜ★」
これが私たちの出会いである。
〇ラブホテルの部屋
ここはどこ・・・
イケメン「ここはオレの家・・・ イケメンハウスさ」
イケメン「イケメンハウスは世界で100か所ある。 イケメン王子が住んでいるのさ」
イケメン王子?
イケメン「そう、イケメン王子だよ」
イケメン「みんな、イケメンは好きだろ?」
うん・・・大好き
イケメン「今日、久しぶりに出会えた奇跡に祝福を」
そういえば・・・
さっきのそれどういう意味なの?
久しぶりに会えたって・・・
イケメン「本当に忘れちゃったんだね・・・ あの時の出来事を・・・」
〇ジャングル
イケメン「ここはジャングルの世界、 君と出会った場所さ」
イケメン「僕はジャングルの王子、 ターザンって呼んでね」
ターザン「この家にはワープホールが開いていて ジャングルとつながっているんだ」
ターザン「毎日がバカンスだね」
なんだか、身体が若返った・・・
まるで・・・ユメみたい!!
ターザン「ここはユメの国さ・・・ 僕と一緒に踊ろうよ・・・」
ターザン「welcome to ようこそジャパリパーク 今日もドッタンバッタン大騒ぎ!!!!」
なんて楽しい世界なんだろう!!!!
みんながきっと楽しいよおおおお!!
ターザン「み〜んなトモダチ!!み〜んなアイドル!! ハッピーが止まらないッピ」
ターザン「世界にはたのしくなれるお薬があるから、みんな、お薬を飲もうよ! お薬を飲むことはわるいことじゃないよ!」
ターザン「おててスパスパしてもだいじょうぶ! みんなやってることだから!」
ターザン「お注射だってこわくないよ♡ みんな、ワクチンお注射してるし、 べつのもの注射しても、 それは心のワクチンになるから」
ターザン「タバコだっていいことなんだよ、 しあわせの煙だからね、吸うと心が 落ち着くんだよ」
ターザン「世の中の大人のいうことは みんな間違ってる」
誰だってつらいことがあるんだよ。
みんな生きてて
ツラいんだよ死にたいんだよ
ターザン「いやことたくさんあるから、 プリキュアはいるんだよ」
ターザン「プププランドだって存在するんだよ」
すぱぱぱぱ
ゴクゴク
シュワシュワ
お薬飲めたねえらいね
ターザン「今日も生きてていい子だね えらいね!!!!!!!」
わーい!たのしー
ターザン「大人になったら いっぱいたのしいことがあるよ」
ターザン「みんなしあわせ、みんなアイドル」
ターザン「キマッテキタネ」
もう現実には帰りたくない。
ターザン「帰らなくてもいいんだよ」
ターザンのぶっ飛び発言に、終始笑ってしまいました。物語全体から溢れてました。ヤバさが。この幸せがどこまで続くのかが、気になります。素敵な物語ありがとうございます!!
ごめんなさい、途中からずっとお腹抱えて笑ってました。いいね爆連打したい。
みんなが幸せになったらとても嬉しいですが、本当に心身共にしあわせになれるのか、ちょっとだけ心配になりました。
肯定的な見方をして、楽しい世の中を作るのは大切ですよね。