お胸をズッキューン(脚本)
〇学園内のベンチ
おらぁぁぁーー!!
龍神「ぐはっ」
竜也「出直してこいやっ!」
龍神「ちくしょう・・・」
龍神「やっぱり番長には勝てねぇーーー!!」
生徒A「やっぱり番長が最強なんだわ!」
生徒B「番長強ぇ~」
ちょっと待ったぁー!!
ジャスティス比呂「竜也君!弱い者イジメはやめなさい!!」
竜也「あぁん?誰だお前」
ジャスティス比呂「私は正義のヒーロー!ジャスティス比呂だ!」
ジャスティス比呂「もう大丈夫だよ龍神君! 後は私に任せなさい!」
龍神(なんだこいつ・・・?)
ジャスティス比呂「さぁ!逃げたまえ!」
龍神「暑苦しいわ」
チーン
龍神「竜也行こうぜ」
竜也「おう」
ジャスティスはおやすみになられた
〇学園内のベンチ
ジャスティス比呂「うぐっ・・・頭がクラクラする・・・」
ジャスティス比呂「一体何が起きたんだ・・・」
ジャスティスは一時的に記憶を失った
〇空
次の日
〇学園内のベンチ
おらぁぁぁー!!
龍神「ぐはっ」
竜也「出直してこいやっ!」
龍神「ちくしょう・・・」
ジャスティス比呂「あれはイジメ!?助けなければ!」
ジャスティス比呂「ってあれ?この光景どこかで・・・」
ジャスティス比呂(やっぱり番長には勝てねぇー)
龍神「やっぱり番長には勝てねぇーー!!」
ジャスティス比呂(やっぱり!これはデジャヴ? いやっ──)
ジャスティス比呂(これはきっと・・・ 同じ1日を繰り返してしまう現象だ)
ジャスティス比呂(多分、龍神君を助けなければ永遠に今日を 繰り返す事になってしまう)
ジャスティス比呂「龍神君、今助けますよ!」
ジャスティス比呂「竜也君!弱い者イジメは──」
龍神「また来たんかい!」
龍神「あっ思いっきり殴り過ぎた」
ジャスティスは吹き飛ばされた
〇黒背景
──ですか・・・
大丈夫ですか・・・?
〇西洋の街並み
アルベルト「大丈夫ですか?」
ジャスティス比呂「いててて・・・」
ジャスティス比呂「ってここは!?」
アルベルト「ここは風車の町、キルムングです」
ジャスティス比呂「まさか・・・死んで異世界に 転生しちゃったパターン!?」
ジャスティス比呂(にしては、身体はそのままだな・・・)
ジャスティス比呂(じゃあ、すごい魔法が使えるとか?)
ジャスティス比呂「いでよ!!アブラカタブラー!!」
レイザー「あのー」
ジャスティス比呂「はい?」
レイザー「稽古の邪魔なんでどいてもらえませんか?」
ジャスティス比呂「えっ?」
アルベルト「あっ、もしかして入部希望者ですか?」
ジャスティス比呂「入部?!」
レイザー「異世界クラブに入りたいなら大歓迎ですよ」
ジャスティス比呂「違いまーす」
アルベルト「逃げなくてもいいのに」
〇学校の駐輪場
ジャスティス比呂「はぁはぁ」
ジャスティス比呂(部活にしてはセットがすごかったな・・・)
ジャスティス比呂「ん?」
ジャスティス比呂(ほんとは仲が良い・・・?)
ジャスティス比呂「あれは演技だったんですね!」
龍神「な・・・なんで分かった!?」
ジャスティス比呂「龍神君、あなたが最後に放った言葉── 『番長には勝てねぇ』」
ジャスティス比呂「周りに聞こえるようにわざと大きな声で言っていましたね?」
ジャスティス比呂「あれでピンときました──」
ジャスティス比呂「それに龍神君のパンチはゾウを一撃で倒せるほどの威力があります」
ジャスティス比呂「そんな人が喧嘩に負けるはずがない・・・」
龍神「バレちまったか・・・」
龍神「そうさ、あの喧嘩は演技だ」
龍神「竜也ってこんな見た目なのに 喧嘩が弱いんだよ」
竜也「あぁ、そのせいで毎日喧嘩売られてよ・・・」
龍神「だから俺はこの学校のヤンキーを全員 ボコッた」
龍神「その俺を倒すやつがいたらそいつが最強って事になるだろ?」
ジャスティス比呂「それであんな演技を?」
龍神「ああ」
竜也「そして俺は皆から番長と認められ、 誰も喧嘩を売ってこなくなった」
龍神「って事だ」
ジャスティス比呂「でもそれを続ける意味は?」
龍神「竜也はもうすぐ死ぬんだ・・・ 不治の病らしい・・・」
竜也「・・・」
竜也(なにそれ?)
龍神「俺はあの時、聞いちまったんだ」
〇病院の廊下
医者「竜也さん、あなたは不治の病です」
龍神「竜也・・・」
〇学校の駐輪場
龍神「あの日から、最強の番長になるって竜也の夢だけは絶対に叶えてあげたい──」
龍神「そう思ってやってきたんだ」
ジャスティス比呂「なんて素晴らしい友情・・・」
竜也「ちょっと待てよ」
竜也「俺は不治の病でもないし夢は番長でもねぇぞ?」
「ええーっ!?」
竜也「何か勘違いしてるから言うけど」
竜也「俺は痔という病で── 夢は最長のパン工場で働く事だ」
龍神「なんだそりゃー!!」
ジャスティス比呂(最長のパン工場とは一体・・・)
「あ・・・あのぉ~」
麗子「アナタが番長さん・・・?」
ジャスティス比呂「いえ、私は正義のヒーロー、 ジャスティス比呂ですが」
麗子「違うんかい!!」
チーン
竜也「なんだなんだー?」
麗子「アナタが・・・番長さん?」
竜也「そ、そうだけど」
竜也(まさか告白?)
麗子「ワタシとアナタ・・・」
麗子「どっちが最強か勝負よ!!」
竜也「えっ!?」
麗子「くらえっ!!」
龍神「なんだてめぇ」
麗子(私の正拳突きを片手で受け止めただと?)
麗子(しかもあの一瞬の動き・・・)
麗子「アナタは一体何者・・・?」
龍神「俺は龍神!龍神と書いてリュウジだ!」
〇学校の駐輪場
麗子「龍神さん・・・」
龍神「ははっ」
はいカットー!オッケー!!
〇学校の駐輪場
監督「みんな完璧だぁ!おつかれー」
「お疲れさまでしたー!」
麗子「お疲れ様でーす」
『札幌ラーメンウメェンジャーズ』
という映画がついに完成した。
〇映画館の入場口
『札幌ラーメンウメェンジャーズ』は
胸キュンランキングで全米1位になった
〇学園内のベンチ
「せーの!」
「みんな、見てねー!」
ジャスティス比呂「僕も出てまーす!」
大ヒット上映中!
〇黒背景
なんだこの映画は・・・
誰が見んねん
〇学生の一人部屋
夢・・・夢か・・・変な夢だったな
たつひろ「あぁーねむぅー」
〇新橋駅前
「夢オチかよー!つまんねー」
ツミキ(なんだこの話・・・作者は?)
ツミキ(コッチザスコッチ?ふざけた名前のクソ野郎だな)
イケメン「何見てんの?」
ツミキ「タップノベル・・・ってアナタ誰?」
イケメン「君の王子様。それより君も書くの?小説」
ツミキ「えっ?書きませんけど・・・」
イケメン「何だか書きたそうな顔してるよ」
ツミキ「う~ん。さっき読んだやつ、マジ意味分かんなかったし」
ツミキ「それよりはマシなの私でも書けるかな?とは思ったよ」
イケメン「じゃあ書いちゃいなよ。君の心の詩、読んでみたいな」
ツミキ「私の心の詩?」
イケメン「なんてね!あははっ」
ツミキ(なにこの人・・・キュン(心臓が小さくなった音))
イケメン「さぁ、君も書いてみないか?」
イケメン「タップノベルで君だけのストーリーを!」
イケメン「僕は君をいつまでも待ってるから!」
イケメン「じゃあまたね!」
イケメン「good-bye」
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8時だよ全員集合的な、あっけらかんとした、ウルトラドタバタに脱毛、いや脱帽です。いろんなキュンがある、いやぁ、すべらんなぁ。
最後思わずえぇ!?という言葉が漏れてしまいました!
ずっとハイテンションな作品で最後まで笑わせていただきました!
とても素敵な作品ありがとうございます!
さりげないステマを盛り込むとはすごいです