延長ヒキツギ

たくひあい

赤坂 亜月(脚本)

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〇黒
「許さない」
「許さない許さない許さない許さない許さない」
「納仁科寧音ッッ!!!!」
「せっっ・・・・・・かく! 今の事業で、 玉の輿を掴んだのに」
赤坂「嘘だとか、歴史改竄だとか・・・・・・! あいつのせいでっ」
赤坂「此処まで得たのは私! 私の力なの!」
赤坂「いきなり出て来たポッと出のやつが、 得るはずの地位も、財産も持っていくなんて」
赤坂「そんなの、許されない。許されない許さない許さない許さない許されない許さない」
赤坂「・・・・・・あんたも、なんか言いなさいよ」
?「・・・・・・・・・・・・」
赤坂「ムカつく」
赤坂「ムカつく・・・・・・」
赤坂「私を見て!あいつを聖人化しないで!」
赤坂「あいつは、あんたが思うような良い子じゃないし、 全然あの人とも関係がないのよ!」
  私から大事なものを奪っていく。
  急に現れて、全部、盗っていく。
  全部、全部、全部、
  亜月がようやく手にしてきたものばかり。大事なものばかり
  それが、性悪女でなければなんだというのだろう。
  全部、私の物。私の場所だ。
赤坂「返せぇぇぇ!!」

〇女性の部屋
納二科寧音(なにかねね)「って、言われてもな・・・・・・」
  あたしは別に何もしてないし・・・・・・
  親の事も実際よく知らないし
  少しだけ脳裏に過ったのは、小さい頃のあの景色と、少しだけ話したあの人の記憶。
納二科寧音(なにかねね)「あんまり顔覚えてないけど」
  検索するまでもなく、ネットの中で
  寧音は独り歩きしていた。
納二科寧音(なにかねね)「男を奪った、性悪妹、王太子、 爵位はく奪」
納二科寧音(なにかねね)「なんでテンプレが大体これで構成されてるんですか?」
  大体悪女側になってるし・・・・・・
  そんな気概があるなら、私は今頃もっとこう、上手くやれていた気がする。
  ショウさんをどうこう言ってる場合じゃないしな・・・・・・
  ただ、ヒントもある。
  何処かの働きかけで、こうなってるってことは、
  あたしに恨みを持つ層はやっぱり権力がある側なんだ・・・
  馬間市にあるアパートで、複数人の首だけ遺体が見つかる。
  殺人は、身内や知り合いの怨恨であるケースが多くを占めている。
  寧音という名前に近い人を複数人殺害している人が居るとして、
  明らかに、犯人が
  普通の他人でない事は、明白だ。

〇アパートの台所
「生活保護でも貰ってるんだろ! ふらふら遊び歩いてるんだろうな!」
寧音母「また来てる・・・・・・」
「出て来い! 出て来いや! なぁ!此処はうちのもんだからな!」
寧音母「ちょっと!しずかにしてください! 壁壊れるでしょう」
納二科寧音(なにかねね)「またやってる・・・・・・」
「警察呼ぶか? あ?」

〇女性の部屋
納二科寧音(なにかねね)「あんな事言われてたの、初めてだったから・・・・・・何でだろう・・・・・・」
  ショック?
  想像だけで偏見にまみれていて、
  それが自分達に向いている・・・・・・
  思えば、初めてだ。
  後宮、王太子、政略結婚・・・・・・
  あぁいうライトノベルもそう、
  悪意と偏見に満ちている。
  反論の余地を与えないかのように、
  出来るだけ人目につく形で、繰り返し叫んでいる。
納二科寧音(なにかねね)「・・・・・・」
村田紗香「刺されたくないよ・・・・・・」
村田紗香「怖い・・・・・・」
村田紗香「評価されるのは悪い事じゃない。 そのはずなのに? 悪い事なんて、してないのに」
村田紗香「どうして私なの?」
梅ヶ丘 ゆりこ「先生の新刊、すっごく楽しみにしてるんだ」
梅ヶ丘 ゆりこ「本って、すごいよね! 生きる活力って感じ」
馬田レナ「俺が馬だったら、なんだ!」
馬田レナ「絶対アイツラは居たんだ!」
ショウ「もう、事件は起きていない」
ショウ「終わった事になっている」

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