3.〈始まりの炎鬼〉(脚本)
〇美しい草原
星守 妖「最近星の輝きが薄いような、、」
星婆「族長、怪異によって星が侵されているようです」
星守 妖「、、、」
星守 妖「そうか」
〇おしゃれな居間
星守 妖「おい、所長」
九結 暗影「なんだい?」
星守 妖「最近依頼が少ないだろう?」
星守 妖「だからうちの〈一族〉の依頼を受けてくれないか?」
九結 暗影「あぁ、いいけど」
九結 暗影「何かあったのか?」
星守 妖「それが、〈怪異〉が星に何か影響を与えているらしくて、、」
星守 妖「〈星守〉としてはそれが見逃せなくてな」
九結 暗影「ふーん、、そしたら、」
九結 暗影「天風と紅夜、二人とも行ってこい!」
「はーい!」
〇美しい草原
星守 妖「ここが〈星守〉が基本的な拠点としているところだ」
天風 狗真「綺麗な花畑ですね!」
有酒 紅夜「家とかはないんですか?」
星守 妖「僕らは色んなところに行って星を守ることもあるから」
星守 妖「家を作ってもあまりそこで寝る事がなんだよね」
星守 妖「だから基本テントとかで野宿だよ」
有酒 紅夜「そうなんですね」
星守 妖「こんな早くに来てもらって悪いんだけどさ、」
星守 妖「夜にならないと星がよく見えないんだ」
星守 妖「だから夜になるまで待っててもらってもいいかな?」
天風 狗真「はい!それじゃあここを探検してきます!」
星守 妖「無邪気だねぇ」
有酒 紅夜「迷子になったら困るので俺、ついていきますね」
星守 妖「あぁ、わかったよ」
〇大樹の下
天風 狗真「大きい木だなぁ」
星婆「こんにちは」
天風 狗真「あ、こんにちは~」
天風 狗真「えっと、、〈星守族〉の方ですか?」
星婆「あぁ、そうだよ」
星婆「君は、、、」
天風 狗真「私は天風狗真っていいます!」
天風 狗真「〈怪異解決事務所〉ってとこで働いてます!」
星婆「君が、、そうかい」
星婆「族長が最近やりだしたところの人かい」
星婆「本当は〈星守〉の仕事に専念してほしいのだけどね」
星婆「まぁ、長年生きていたら息抜きも大切なのかねぇ」
天風 狗真「長年?」
天風 狗真(先輩って一体何年生きてるんだ?)
星婆「さて、私はそろそろ行くかね」
天風 狗真「うーん、、何しようかなぁ」
天風 狗真「あれあそこに人が、、」
天風 狗真「こっちを見てる、、のかな?」
天風 狗真「行ってみよ」
「狗真ちゃーん!」
有酒 紅夜「あれぇ、いないなぁ、、」
有酒 紅夜「どこ行ったんだろ」
〇霧の立ち込める森
天風 狗真「急に霧が濃くなってきたなぁ、、」
天風 狗真「さっきの人、、どこだろ」
苦羽 六炉「おや、こんにちは」
天風 狗真「え、、、っと、こんにちは~」
天風 狗真(羽とか色々あるし、、)
天風 狗真(怪異なのかな?)
天風 狗真「失礼だけど、、もしかして怪異、、」
苦羽 六炉「あなたは天風狗真様、、ですね」
天風 狗真「なんで名前知ってるん、、、ですか?」
苦羽 六炉「少々監視させてもらいました」
天風 狗真「なんで、、目的は?」
苦羽 六炉「僕、、いえ我々の目的は」
苦羽 六炉「あなた方についてきてもらうことです」
苦羽 六炉「そのためにまず、、天風様」
苦羽 六炉「あなたを拘束させてもらいます」
天風 狗真「うわぁっ」
天風 狗真(ヤバい、、今のはギリギリで避けれたけど、次は無理だ、、きっと)
天風 狗真(逃げなきゃっ!)
苦羽 六炉「待て!」
〇大樹の下
天風 狗真「さっきの木のところ、、、」
有酒 紅夜「あっ狗真ちゃん!」
天風 狗真「紅夜くん!ちょ、助けて!」
有酒 紅夜「えっどゆこと!?」
有酒 紅夜「え、だれ」
天風 狗真「あ、ちょっ、やばい逃げなきゃだよ!」
有酒 紅夜「なんで!?」
天風 狗真「とりあえず先輩のとこまで!」
有酒 紅夜「わっわかった!」
苦羽 六炉「チッ」
〇美しい草原
星守 妖「おや?二人とも帰って来たのかい」
天風 狗真「せ、先輩!」
天風 狗真「私たち追われてて、、」
天風 狗真「助けてください!」
星守 妖「一体誰に、、」
苦羽 六炉「はぁ、はぁ、、、」
苦羽 六炉「やっと追いついた、、」
星守 妖「君かな、後輩たちを追っかけてるのは」
苦羽 六炉「そうです」
苦羽 六炉「おとなしく捕まってくれれば何もしないので、、、」
星守 妖「うーん、、もしかして、最近星の輝きが薄いのは君のせいなのかな?」
苦羽 六炉「そうかもですね、特殊な魔力を使っておりますから」
星守 妖「それじゃあ、キミを倒させてもらうよ」
苦羽 六炉「そうですか、、それでは僕も」
星守 妖「〈浄化〉」
苦羽 六炉「くっ、、」
星守 妖「なっ、、浄化を使ってもここまで、、」
星守 妖「あまり聞いていない、、ということは完全な怪異ではない?」
苦羽 六炉「あなたは賢いですね」
苦羽 六炉「そうですね、僕は血が薄いですから」
星守 妖「ふむ、、、」
星守 妖「〈電撃〉」
苦羽 六炉「はっ!?」
苦羽 六炉「指輪が、、、」
星守 妖「やはりか」
天風 狗真「え、どゆこと?」
天風 狗真「さっき自分に受けてもそこまでだったのに指輪が壊れたらそんなにショック?」
星守 妖「さっき見たが、彼の魔法は指輪から発生していたんだ」
星守 妖「それが壊れれば、もう魔法はつかえないだろう」
苦羽 六炉「チッ」
天風 狗真「逃げちゃった、、」
星守 妖「これでいいだろう」
星守 妖「逃げた、ということはもう星に影響はなくなるだろうし、」
星守 妖「本来の目的は達成された」
天風 狗真「解決ですね!」
星守 妖「うん」
〇美しい草原
星守 妖「綺麗な星だろう?」
有酒 紅夜「そうですね」
有酒 紅夜「街で見るのとは全く違います」
天風 狗真「こんなにも綺麗な星が、まだあったなんて」
星守 妖「うん、都市開発が進んで」
星守 妖「もう我々〈星守族〉の管轄外では見れなくなってしまった」
星守 妖「、、、ところで」
星守 妖「二人とも戦う武器がなくて困っているだろう」
星守 妖「今回手伝ってくれたお礼に、武器をあげようか」
「武器?」
星守 妖「うちの鍛冶好き達が作ってくれたのさ」
天風 狗真「すごーい!」
天風 狗真「これ、貰っていいんですよね!」
星守 妖「うん、いいよ」
有酒 紅夜「上手く使えるかな、、?」
星守 妖「まぁ、訓練とか練習はいると思うけど」
星守 妖「そこまで難しくないだろうし、出来るんじゃない?」
有酒 紅夜「がんばりますっ!」


