第二十六話[記憶](脚本)
〇西洋の城
ハルカ「ど、どうしよう・・・」
今からサクラに裁きが下されようとしていた。
サクラ「・・・・・・・・・」
サクラの頭に浮かんだのは諦めだった。
兵
『君!待ちなさい!!』
カガミ
『サクラさん!!』
サクラ「・・・!!」
人混みを掻き分け現れたのはカガミだった。
カガミ「アラタさん・・・!!」
カガミ「王様!!」
カガミは膝をついた。
カガミ「どうか!この者の処罰を軽くしてください!!」
カガミ「お願いします!!」
土下座したカガミを見るとアラタは複雑そうな顔をした。
アラタ「いいや、決定事項だ この者は魔法使い」
アラタ「国に害をもたらす存在だ」
アラタ「もちろん例外は存在するが、この者の魔法は、人を殺して得た物」
アラタ「生かして置けばさらなる悲劇をもたらすだろう」
カガミ「(・・・こちらも覚悟が必要というわけですね)」
カガミ「わかりました・・・、なら、 この者が処刑されるのであれば!」
カガミ「私もここで命を絶ちます!!」
サクラ「(カガミさん・・・!!)」
兵
『どうしますか?』
アラタ「どうするも何も続けるしか無いでしょ・・・」
アラタ「あのね、君、俺等の仕事は罪人を平等に裁くことだ」
アラタ「どんな罪も見逃すわけにはいかないんだよ」
アラタ「ましてや特別扱いなんてもってのほか」
アラタ「俺等は平和のために今までも、そして、 これからもそうしていくつもりだ」
ネイ
『・・・本当に平等か?』
ハルカ
『ネイ!!』
ネイ「ハルカ、記憶を借りるぞ」
〇ヨーロッパの街並み
〇レトロ喫茶
〇試着室
〇ヨーロッパの街並み
〇中東の街
〇小さな小屋
〇森の中
〇西洋の城
人々の頭の中に記憶が流れ出した。
場は混乱していた。
人々
『犯罪に利用されて挙句の果てには処刑だなんて!』
人々
『この子が可愛そうだわ!!』
人々
『何言ってんだよ犯罪者だぜ!?』
人々
『そうだけど・・・』
人々は意見が分かれていた。
ネイ「さっき、平等といったな?」
ネイ「境遇や環境に平等なんて存在しないと僕は思うんだが?」
ネイ「平等に裁くことが俺等の仕事? 笑わせるな!」
ネイ「貴様らの仕事は二度と同じ悲劇を繰り返さないことじゃないのか!?」
アラタ「・・・っ!!」
アラタ「・・・・・・・・・」
アラタ「・・・そうだな・・・」
アラタ「ん"っん"ー」
アラタ「そうだな! 我らの仕事は繰り返すだろう悲劇を抑えることだ!!」
アラタ「・・・勇気ある者 教えてくれてありがとう・・・」
サクラは長期間監視付きで収まった。
〇西洋の城
ヒカリ「迫真の演技お疲れさま」
アラタ「バレてた?」
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