第三話[絵本](脚本)
〇英国風の部屋
今日はアキが出かけていて私とヒカリが掃除をしていた。
掃除をしていたら絵本を見つけた。
幼い頃に母に読み聞かせてもらった絵本だった。
魔法使いが登場する話だ。
掃除が終わると、私は懐かしい思い出に浸っていた。
ヒカリ
『ハルカ、お昼ご飯できたよ』
ドアの向こうからヒカリの声が聞こえた。
私は耳を疑った。
ハルカ「誰が作ったの?」
ヒカリ「僕だよ」
私は顔が青ざめた。
〇暖炉のある小屋
テーブルの上に真っ黒い何かが置かれていた。
それだけならまだ良かったが、料理だと思われるそれは悪臭を放っていた。
ハルカ「どうしてこんなことに・・・」
普通に焦がしたんじゃこうはならない。
ヒカリ「・・・食べないの?」
ヒカリは料理らしきそれを口に運んだ。
ヒカリ「!!」
ヒカリ「おえっ!まっずっ!!」
ヒカリ「ハルカ!!これ食べないほうがいいよ!」
ハルカ「(・・・食べないけどね)」
ハルカ「(というか・・・よく食べる気になったな・・・)」
私とヒカリは食器を洗っていた。
ジャー・・・
カチャカチャ
食器を洗い終えると、それぞれ自由時間を満喫した。
ヒカリ「ハルカ」
ハルカ「何?」
ヒカリ「さっき何してたの?」
ヒカリ「いつもだったら僕が作る前に君が止めていたのに、」
ヒカリ「何で今日は止めなかったのかなー・・・と思ってさ」
ハルカ「その話を聞いて、今まで止めてた理由に気づけよって思っちゃった」
ヒカリ「むっ・・・!」
ヒカリ「・・・・・・・・・」
ヒカリ「何してたの?」
ハルカ「絵本を読んでいたの」
ヒカリ「ふ〜ん・・・どんな?」
ハルカ「見る?」
ヒカリ「うん」
ハルカ「・・・じゃあついてきて」
〇英国風の部屋
ハルカ「・・・この本だよ」
ヒカリ「魔法使い?」
ハルカ「うん」
ヒカリ「これってカガミさんに買ってもらった絵本だよね?」
ハルカ「うん、そうだよ」
ハルカ「でも、この本はここに来る前から読んだことがあるんだ」
ハルカ「今私たち永遠の国に住んでいるでしょ? その前は命の国に住んでいたけど、」
ハルカ「まだヒカリには話したことがなかったよね」
ハルカ「更にその前は、私、別の国に住んでいたんだ」
ハルカ「お母さんはよくこの絵本を読み聞かせてくれたんだけど・・・」
ハルカ「お母さんとお父さんとは、はなればなれになっちゃったんだ」
ハルカ「でも今思うと、何故か、二人は私を守ってくれた気がするんだ・・・」
ハルカ「はなればなれになったとき、絵本もその時置いてきたんだけど」
ハルカ「永遠の国で見つけたときは嬉しかったな・・・」
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二人とも仲良しで良いですね!しかし、絵本の中身が気になる...いったいお父さんとお母さんに何があったんだろう?気になる...