働くお嬢様

夏目心 KOKORONATSUME

6 コンペの結果(脚本)

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〇オフィスのフロア
早乙女麻里奈「えっと、ここがこうなって、それから・・・」
鹿島綾乃「早乙女さん、進捗はどう?」
早乙女麻里奈「あ、先輩・・・少しずつですが進んでます・・・」
早乙女麻里奈「ちょっと分からない所があるんですが、助言願えますか?」
鹿島綾乃「え?勿論良いわよ!どこをどうしたいの?」
早乙女麻里奈「あ、はい!えっとですね・・・」
榊原勇斗「良し!出来た!」
榊原勇斗「後はテストだ・・・直ぐに松浦教授に報告しよう・・・」
厚亮「良し!遂に・・・遂に出来たぞ!」
厚亮「これなら人語も話せるし何でも運べる!空だって飛べるし補給は電力!」
厚亮「これが量産された暁には!」
厚亮「完璧だ!これさえあれば工房の奴らも俺を再評価するだろう!」

〇大会議室
  数日後。コンペ当日。
職員「え〜皆様、厳正の診察の上結果が決まりました・・・」
職員「今回のコンペで採用する製品は、榊原勇斗氏の最新義手を採用する事と致します!」
榊原勇斗「え、えぇ!?」
松浦浩二「おめでとう榊原君!やはり君が作成した新パーツが決め手だったよ!」
早乙女麻里奈「これは胸を張って良いわ!おめでとう勇斗!お父様にも良い報告が出来るわ!」
榊原勇斗「あ、ははは・・・でも本番はここからなので、油断せずに行きます!」
松浦浩二「うん!その意気だ!」
職員「それでは、以上を持ちましてコンペを終了致します・・・」
厚亮「おい待て司会者!」
職員「ん?どうかなさいましたか?」
厚亮「おかしいだろ!どうして俺が作ったロボットが選ばれなかったんだ!?」
厚亮「あれは俺の最高傑作なんだぞ!?」
職員「ま、待って下さい!確かに厚様のロボットは凄いスペックです!ですが!」
職員「スペックその物は最高です!けど、その人の脳を読み込んで」
職員「ロボットをその人その物にする・・・その考えは審査一同、口を揃えて」
職員「非人道的と判断されたのです!ですが、それ以外は最高の物ですので、」
職員「介護用としてなら採用出来るとの事でして!」
厚亮「俺がいつ介護用のロボットを作るなんて言った!?」
厚亮「俺は人の幸せを考えてだな!」
職員「そ、そうおっしゃるのなら、やはりあれは介護用にするべきです・・・」
職員「申し訳ありませんが、この後の事もありますのでお引き取りを・・・」
厚亮「く、くぅ・・・」

〇オフィスの廊下
  それから、
早乙女麻里奈「うふふ!折角勇斗がコンペに受かったのだから、今日はお祝いしなくちゃね!」
榊原勇斗「いやいや、本当にそんな事しなくて良いって!これからの方針とか、」
榊原勇斗「データとか把握したいし・・・」
早乙女麻里奈「勇斗の心意気は分かるわ・・・でもずっと働き詰めだといつか倒れちゃうわよ?」
早乙女麻里奈「どうしても断ると言うのなら、あたくしにも考えがあってよ?」
榊原勇斗「あ、はは・・・麻里奈のそう言う所には敵わないな・・・」
厚亮「お前ら・・・」
榊原勇斗「・・・厚さん・・・」
早乙女麻里奈「何かご用がありまして?」
厚亮「取り合えずお前らが受かった事に対してはおめでとうとだけ言って置こう・・・」
早乙女麻里奈「あら、意外と往生際が良い方なのですね・・・」
厚亮「勘違いするな!今回は負けたが次はそうはいかねぇ!」
厚亮「必ず俺の理想が正しいって事を周りの奴らに証明する!」
厚亮「大方お前の運が良かっただけだろうが、次はこうは行かないからな・・・」
早乙女麻里奈「訂正、あいつはデカい図体だけのガキだって事は良く分かったわ・・・」
榊原勇斗「まぁ良いさ・・・結局自分を変えられるのは自分だけだし、」
榊原勇斗「相手してる方がおかしいからさ・・・」
早乙女麻里奈「・・・そうよね・・・勇斗、今日の分が終わったら盛大にお祝いしましょう!」
榊原勇斗「分かった・・・でも程々に頼むよ?」

〇オフィスのフロア
  その日の夜。
厚亮「俺は間違ってなんか無い・・・誰だって死にたく無い・・・」
厚亮「誰だってずっと生きてたい筈だ・・・」
厚亮「それなのに何故だ!?何故充分やったと言い切れる!?」
厚亮「あの世が怖く無いのか!?この世には幾らでも楽しい事があるってのにか!?」
厚亮「・・・・・・」
厚亮「分からねぇ・・・あいつら永遠の命がどんな物か分からねぇのか?」
厚亮「・・・・・・」
厚亮「・・・・・・」
厚亮「そ、そうか!分からないなら、分からせれば良いんだ!」
厚亮「永遠の命がどれだけ素晴らしいか!」
厚亮「良し!そうと決まれば!」

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