2 入社式(脚本)
〇立派な洋館
数日後。
早乙女父「さて、いよいよだな・・・」
榊原勇斗「はい!旦那様!皆様のお陰で、今日までやってく事が出来ました!」
榊原勇斗「この御恩は、一流の技術者になって必ずお返し致します!」
早乙女父「そうかそうか!私も夏目工房には面識がある・・・困った事があれば」
早乙女父「何でも相談するんだぞ?」
榊原勇斗「勿論です!」
榊原勇斗「所で、お嬢様の姿が見えないのですが?」
早乙女父「・・・麻里奈の事は心配要らない・・・」
早乙女父「勇斗君は勇斗君のやるべき事をやりなさい・・・」
榊原勇斗「・・・?分かりました・・・それでは行って参ります・・・」
榊原勇斗「今日まで、ありがとうございました・・・」
早乙女父「・・・勇斗君、すまない・・・」
〇渋谷スクランブルスクエア
数時間後。
〇研究施設の玄関前
榊原勇斗「夏目工房、前に面接に来た時以来だな・・・」
榊原勇斗「今日からここで働くからには、少しでも気を緩めない様にしないと・・・」
「すみません!あたくし、今日の夏目工房入社式に参加する者なのですが、」
「まだ勝手が良く分かりませんので、宜しければ道案内をお願い出来ますか?」
榊原勇斗「え?あなたも夏目工房に?俺もなんですよ!場所は分かってるので宜しければ・・・」
榊原勇斗「って!?」
早乙女麻里奈「御免遊ばせ勇斗!道案内、確り頼むわよ?」
榊原勇斗「え、えぇぇ!!?何故お嬢様がここに!?」
早乙女麻里奈「決まってるでしょ?あたくしもここで内定取れましたので、」
早乙女麻里奈「入社式に参加するのですよ・・・」
榊原勇斗「えぇ!?冗談ですよね!?財閥の仕事はどうするのですか!?」
早乙女麻里奈「勿論やるわよ・・・そんな事より、早くしないと遅刻するわよ?」
榊原勇斗「は、はぁ・・・分かりました・・・行きましょう・・・」
榊原勇斗「(一体何がどうなってるんだ?)」
〇オフィスのフロア
それからまた数時間後、あたくし達は入社式の後に配属先が決まり、
自己紹介をする事に。
榊原勇斗「皆様初めまして!本日からこの部署に配属になりました、」
榊原勇斗「榊原勇斗と申します!宜しくお願い致します!」
早乙女麻里奈「同じく、本部署に配属が決まりました早乙女麻里奈と申します!」
早乙女麻里奈「あたくしも同じルーキーですので、家柄とかは忘れて頂ければと思いますので、」
早乙女麻里奈「どうぞ宜しくお願い致しますわ!」
部長「うむ!2人共今日から宜しく頼む!先ずは基礎的な事から始めたいと思うので、」
部長「確り聞いてくれたまえ!」
榊原勇斗「はい!部長!」
部長「良し!それでは早速!」
こうして、あたくし達の新しい生活が幕開けしましたわ。
〇アパートの玄関前
それから、今日の仕事終わり。
〇古いアパートの一室
榊原勇斗「ふう、何とか今日を無事に終わらせられた・・・」
榊原勇斗「しかし驚いたなぁ・・・まさか麻里奈が、じゃ無かった、」
榊原勇斗「お嬢様が夏目工房に内定だなんて・・・何かの間違いかと思った・・・」
榊原勇斗「ん?誰だろう?」
〇アパートの玄関前
榊原勇斗「はい!榊原ですが何か・・・って、」
早乙女麻里奈「御免下さいませ、あたくしは隣に引っ越して来ました」
早乙女麻里奈「早乙女麻里奈と申します!以後お見知りおきを!」
榊原勇斗「そ、そうですか・・・初めまして、榊原勇斗・・・」
榊原勇斗「じゃ無いですよ!!お嬢様!これは一体どう言う事ですか!?」
早乙女麻里奈「だから、あたくし隣に越して来たのでご挨拶にとお伺いしたのですが?」
榊原勇斗「ま、待った待った待った!幾ら冗談とは言え度が過ぎてますって!」
早乙女麻里奈「全く・・・勇斗が勝手に色々やってるのだから、あたくしが何しようと」
早乙女麻里奈「止める権利がありまして?」
榊原勇斗「うぅ、それを言われると流石に・・・」
早乙女麻里奈「まぁ良いわ、ここで話しても仕方無いし、中に入りましょう・・・」
榊原勇斗「あぁちょっと!幾ら俺らの仲だからって勝手に入らないで下さい!」
〇古いアパートの一室
榊原勇斗「ちょっとちょっと!お嬢様!?」
早乙女麻里奈「へぇ、流石はあたくし専属の執事ね!キチンと部屋を綺麗にして偉いわ!」
榊原勇斗「お嬢様!」
早乙女麻里奈「あのさぁ勇斗、今日絶対言おうと思ってたんだけどね?」
榊原勇斗「へ?」
早乙女麻里奈「今のあたくしは勇斗と同じ土俵にいるの・・・」
早乙女麻里奈「だから敬語とお嬢様呼びは禁止!今から昔見たいな接し方でやって頂戴・・・」
早乙女麻里奈「命令だからね?」
榊原勇斗「・・・わ、分かったよ麻里奈・・・そうだよね・・・」
榊原勇斗「これから一緒に働く訳だし・・・」
早乙女麻里奈「当然よ!今のあたくしはお金持ちの早乙女麻里奈では無くて、」
早乙女麻里奈「ごく普通の早乙女麻里奈ですもの!これから実力を付けるのに、」
早乙女麻里奈「権力に媚びてる場合じゃありませんもの!」
榊原勇斗「あはは、相変わらずそこの所は頼もしいな・・・」
早乙女麻里奈「当然ですわよ!」
榊原勇斗「あっはは・・・」
榊原勇斗「あ、それはそうとさ・・・」
早乙女麻里奈「ん?どうしまして?」
榊原勇斗「何で麻里奈、夏目工房に就職なんてしたの?麻里奈があそこに行くなんて」
榊原勇斗「想像すらして無かったんだけど・・・」
早乙女麻里奈「・・・そんなの決まってるでしょうに・・・あなたの本心を聞く為よ・・・」
榊原勇斗「え?俺隠してる事何も無いけど?」
早乙女麻里奈「いいえ隠してるわ!あなたは昔から何かを形にするまで誰にも言わない人だから、」
早乙女麻里奈「今回に至ってはどうしても聞かせて貰いたいの!納得出来る答えを聞くまで、」
早乙女麻里奈「あたくしはあなたを逃がすつもりは無いわ!」
榊原勇斗「・・・そ、そっか・・・そうだね、これは別に隠す事でも無いかな?」
早乙女麻里奈「・・・!なら聞かせて頂戴!あなたは何をしようとしてるの?」
榊原勇斗「・・・あのね麻里奈、俺はさ・・・」


