良くある話

夏目心 KOKORONATSUME

13 良くある話その8(前編)(脚本)

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〇病院の入口
  とある病院。

〇病院の診察室
医者「報告は以上です・・・もう、我々は勿論、どこの病院に行っても」
医者「同じ解答となるでしょう・・・我々は最善は尽くしましたが・・・」
早川育男「おいおい!あんたらがそんな顔して、俺の病気が治るのか?」
早川育男「迷惑掛けまくったのは俺の方だ!寧ろ俺一人の為に良くやってくれたよ!」
医者「し、しかし!叶うなら治したかった!もっと長生きして欲しかったし!」
早川育男「へ!その悔しさは俺じゃ無くてもっと他の事に向ける方がずっと良いぜ!」
早川育男「もう結果出てるんだろ?聞かせてくれよ!」
医者「・・・分かりました・・・もって後1週間です・・・」
早川育男「おぉ!まだ1週間も持つのか!そりゃ良かった!」
医者「・・・私から言って難ですが、余り驚かれないのですね?」
早川育男「まぁ俺の事だしな!最近に至ってはそうじゃ無いかとは思ったが、」
早川育男「ははは!まさか当たるとは思わなかったな!」
医者「・・・・・・」
早川育男「おっし!そうと決まればもうここにいる理由も無いな!」
早川育男「先生、今直ぐ退院させてくれ!」
医者「え?宜しいのですか!?」
早川育男「ここで自分を腐らせても仕方ねぇだろ!」
早川育男「もう長くねぇってんなら、外に出してくれよ!」
早川育男「やりてぇ事、いっぱいあるからよ!」
医者「・・・分かりました・・・直ぐに手続きさせて頂きます・・・」
医者「勿論、ご家族の方にも・・・」
早川育男「おう!頼んだぜ!」

〇病院の待合室
  数時間後。
早川光子「育男さん、お待たせ・・・」
早川育男「おう光子!思ったより早かったな!」
早川光子「そりゃそうよ・・・またいつも通りの生活に戻れると思ったら・・・」
早川育男「・・・まぁ、聞いたよな?」
早川光子「・・・可能性があるならそっちの方に行きたいわ・・・」
早川光子「それで育男さんが助かるのなら・・・」
早川育男「おいおい!そんな辛そうな顔すんな!まだ1週間もあるんだからよ!」
早川光子「で、でも!それが過ぎたらあなたは!」
早川育男「だぁ、泣く程の事かよ!?」
早川光子「だって!だってぇ!!」
早川育男「(・・・ちょっと気が効かなかったかもな・・・)」
早川育男「(まぁ、今は言い訳すら出来ねぇんだけどよ・・・)」
早川育男「なぁ光子・・・ちょっと聞いてくれねぇか?」
早川光子「え?何?」
早川育男「実は俺、やりてぇ事があるんだ・・・良かったら付き合ってくれねぇか?」
早川育男「いや、寧ろ光子にしか頼めねぇな・・・」
早川光子「育男さん?」

〇遊園地の広場
  翌日、遊園地にて。

〇薄暗い廊下
早川育男「くははは!この程度の奴らが相手になる訳無いだろう!」
早川育男「しかしまぁ、普段やらないもんだが銃をぶっ放すってのも案外面白いな!」
早川育男「只、面白いってのは本当だが、この年でこれをガチャガチャ振るのは」
早川育男「流石に応えるな・・・」
早川育男「んま!関係ねぇか!次だ次!」

〇西洋風の駅前広場
早川育男「さて、そろそろスゲェのが出てもおかしく無い頃合いか?」
ラスボス「自分自身に愛を・・・自分以外の者に滅びの運命を!」
早川育男「おぉ!こいつがラスボスか!いっちょやってやるか!」

〇ゲームセンター
早川育男「やったー!生まれて初めてアーケード全クリしたぞー!!」
早川光子「ちょっとちょっと育男さん!そんなに大声出したら騒がれますよ!」
早川育男「おいおい!ここゲーセンだぜ?ゴチャゴチャしてるんだから」
早川育男「とっくにやかましいだろ?」
早川光子「ま、まぁそうよね・・・」
早川光子「でも、ゲームセンターに行きたいだなんて、本当に育男さんがやりたかった事なの?」
早川光子「てっきり海外旅行がしたいと思ったのだけど・・・」
早川育男「別にそこまで望んじゃいねぇよ・・・普段身近にある物でも、」
早川育男「本気でやりたいと思う物はあるからよ・・・」
早川光子「まぁ、育男さんがやりたいなら止めないけど・・・」
早川育男「はは!まぁそう言うこった!次はジェットコースターに挑戦だ!」
早川光子「えぇ!!それは身体に応えるわよ!?それにその年じゃあ!」
早川育男「・・・やっぱ駄目か?」
早川光子「・・・!駄目です!もっと落ち着いたのにしましょう!」
早川育男「・・・まぁ良いけどよ・・・」

〇遊園地の広場
  それから、
早川育男「さて!次はどこ行こうかな!光子は何か乗りたい物あるか?」
早川光子「そうね・・・私はやっぱり落ち着いた物が良いわね・・・」
早川光子「例えば、メリーゴーランドとか・・・」
早川育男「メリーゴーランドか!どこだったかな?」
早川光子「えっと確か・・・」
「う〜ん困った困った・・・」
早川育男「ん?」
浮島史郎「今日が本番なのに彼が来れないだなんて・・・」
早川育男「何だあのあんちゃん?凄く慌ててる見たいだが?」
早川光子「何かお困り見たいね・・・何かあったのかしら?」
早川育男「さぁな・・・でも困ってる見たいだし話聞いて見るか・・・」
早川光子「え?良いの?」
早川育男「黙って見過ごすのは簡単だけどよ、それで寝覚め悪くなったら気分悪いだろうよ?」
早川育男「俺は話聞いて見るぜ?」
早川光子「・・・分かったわ・・・」
早川育男「おい、そこのあんちゃん!」
浮島史郎「ん?どちら様で?」
早川育男「あんちゃんここの人か?何か困ってる見たいだから、」
早川育男「俺らで良ければ話聞くぜ?」
浮島史郎「え?あぁ!見られてましたか!飛んだ失礼をして申し訳ありません!」
浮島史郎「ここでは難ですので、場所を変えながら話しましょう!」
浮島史郎「実は、カクカクシカジカで・・・」

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