☆ダイジェスト1話~7話(脚本)
〇魔界
一人の少女が、モンスターに囲まれていた。
少女は爪で応戦するが
モンスターは次々と湧いてきた。
その時──
〇雷
突如、雷鳴のような閃光がほとばしった
〇魔界
気が付けば、モンスターは跡形もなく消えていて──
ただ一人、黒髪の戦士が立っていた。
「敵か?味方か?」少女は警戒した。
銀髪の少女「近寄るな!」
銀髪の少女「お前は何?」
銀髪の少女「どうやってモンスターを倒した?」
ハラン「身構えなくていい、猫人(ねこひと)の少女」
ハラン「私はハランという」
ミムレット「猫人(ねこひと)って呼ぶな! アタシはミムレット。ミムレットだ!」
〇闇の要塞
ハランを警戒しつつも、人間離れした強さに興味を惹かれたミムレット。
ミムレット「お前、こんな荒野で何をしてるんだ?」
ハラン「彷徨(さまよ)っている」
ミムレット「彷徨うって・・・」
ハラン「「球」のなかで、君みたいな人に会うために」
ハラン「・・・罪滅ぼしもな」
ミムレット「?」
ハラン「いや」
ハランは空を指差した。
ハラン「空が湾曲しているのが見えるか?」
ハラン「ここは「球」という道具の中なんだ」
ハランが言うには、「球」は生き物を閉じ込める道具である。
ミムレット「どうやって外に出る?」
ハラン「球の端に行けば良い」
空の端に見える「ゆらぎ」を指差して、ハランは言った。
ハラン「球の端には空間の終わりがある」
ミムレット「空間の終わり?」
ハラン「言うなれば、壁だな」
ハラン「外に出たいなら、一緒に行こう」
〇モヤモヤ
ミムレット「壁・・・」
ミムレット「壁に行けば、外へ出られるのか」
〇闇の要塞
ハラン「なあ、ミムレット」
ハラン「建物を散策しても良いかな?」
ミムレット「何でアタシに聞くんだ」
ハラン「ここは君の「故郷の街」だろう?」
ミムレット「何それ」
「球」の中では、それぞれの「故郷の街」が再現されるのだ。
〇要塞の回廊
ミムレットはこの再現された街で、思いがけないモノと再会した。
ミムレット「父さんの指輪!」
ミムレット「どうしてこんなところに」
ハラン「父君(ちちぎみ)と「球」へ来たのか?」
ミムレット「分かんない」
ミムレット「確かなことは、アタシを「死んでも守る」って約束して、死んじゃったってこと」
ハランは、ミムレットへ組み紐を渡した。
指輪を首に掛けられるように。
ミムレット「・・・ありがと」
ミムレット「あ、あんたにもあるの?大事なもの」
「姉君(あねぎみ)にもらったんだ」
ハランは櫛をそっと撫でた。
ミムレット「そっか、大事な姉さんからもらったのか」
ハラン「ああ」
ハラン「・・・さあ、行こうか」
ミムレット「「球」の端へ?」
ハラン「まずは近い街へ、だな」
〇魔界
「球」では、人が増える度に、新たな街が生成される。
ミムレットの「故郷の街」を後にした二人
荒野をしばらく行くと、別の街影が見えてきた
ミムレット「お、本当に他の街があった!」
〇城門沿い
ミムレット「でかいな」
ミムレット達が大きな街を見上げていると・・・
ハンマーを振りかざした猫人(ねこひと)の少女が現れた。


