ヴィランズトーク

チェンカ☆1159

1話目『狼と赤ずきん』(脚本)

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〇劇場の楽屋
クゥルフ「はーあ」
妖鬼「どうしたクゥルフ」
クゥルフ「いやさ、 今日『赤ずきん』で共演した子役が すっげぇ可愛いかったんだよ。ほら」
妖鬼「ほう、それは気になるな。 どれどれ──」
妖鬼「って、やけに多くないか?写真」
クゥルフ「いやあ、何してても可愛いから 思わずたくさん撮っちまったぜ」
妖鬼「無断撮影は良くないぞクゥルフ。 でも確かにこれは──」
ウィチカ「過去一で可愛いのぉ」
妖鬼「ウィチカ、私が言おうと思っていたのに」
ウィチカ「すまんの妖鬼。 あまりにも可愛かったものでな」
クゥルフ「だろ?わかってくれると思ってたぜ」
ウィチカ「もちろんさ、何せとても 美味そうな見た目をしておるからの」
クゥルフ「おいしばくぞババア」
妖鬼「一回落ち着くんだ、クゥルフ」
クゥルフ「いくらこの子が 食べちゃいたい位可愛いからって!」
クゥルフ「もし仮に食おうとしたら ぜってぇ許さねぇからなババア!」
ウィチカ「やれやれ。 これだから近頃の若いもんは、 冗談をすーぐ本気にして困るね」
クゥルフ「てめぇ言わせておけば!」
妖鬼「だから落ち着くんだ」
クゥルフ「妖鬼放せよ! 俺はこのババアを一発殴らねぇと 気が済まねぇ!」
妖鬼「全く。 ウィチカもクゥルフのことを 煽らないでくれ」
ウィチカ「すまぬ妖鬼」
ウィチカ「クゥルフを相手にするのは なかなかに楽しくての、 つい遊んでしまうんじゃ」
妖鬼「あぁ・・・・・・」
クゥルフ「ババア俺で遊ぶな! そんで妖鬼も何かに 納得したような反応すんじゃねぇ!」
ウィチカ「いいじゃろ別に。 暇なんじゃから」
クゥルフ「あのなぁ──」
妖鬼「ところでクゥルフ」
クゥルフ「な、なんだよ、妖鬼・・・・・・」
クゥルフ「てか俺はいつまで 羽交い締めのままなんだ?」
妖鬼「あぁ、すまない。 それで、実際のところ 彼女のことは食ったのか?」
クゥルフ「ノーだ。演出の都合で 食ったことになってるだけ」
妖鬼「そうか・・・・・・」
クゥルフ「おい妖鬼、 残念そうな反応をするってことは まさかてめぇまでババア側なのか?」
妖鬼「いや、えぇと・・・・・・」
ウィチカ「リメイク前ならともかく 現代ではコンプラ的にも厳しいじゃろ」
ウィチカ「あと仮にそうでなくても 未成年を裸にさせる時点で 普通に犯罪じゃし」
妖鬼「確かにそうか」
クゥルフ「いや待てって!」
ウィチカ「なんじゃ、クゥルフ」
クゥルフ「そもそもてめぇ等には 俺がどう見えてんだ!?」
妖鬼「まぁ子やぎとか子豚も 襲って食うくらいだし、 幼女も食いかねない危ない狼としか」
ウィチカ「口ではなんだかんだ言っても 結局おぬしはロリとショタが 大好物なんじゃろ?」
クゥルフ「二人揃って誤解を招く言い方やめろ!」
クゥルフ「てかそもそも俺はロリコンでも ショタコンでもねぇし!」
クゥルフ「あの子のことだって そういった目で見てねぇ!」
クゥルフ「ただ展開的に子供の方がその、 騙されやすいから・・・・・・」
クゥルフ「食うのにハードルが低いって・・・・・・だけで・・・・・・・・・・・・」
妖鬼「クゥルフ?」
ウィチカ「急にどうし──」
赤ずきん幼女「おおかみのおにいさん、 あたしのことホントに たべようとしてるの?」
クゥルフ「いや、えっと、あのな? 食うってのは──」
赤ずきん幼女「おおかみこわぁい! ママぁ!おばあちゃーん!」
クゥルフ「なっ、おい待ってくれ!」
妖鬼「待つのはクゥルフ、おまえの方だ」
クゥルフ「なんで止めんだよ!? アレじゃ俺誤解されたままだぞ!?」
ウィチカ「追い回していたら余計に 誤解を招くじゃろうが」
クゥルフ「そっ、それもそうか。 でもどうすりゃいいんだ」
クゥルフ「俺完っ全にあの子に 嫌われたぞ・・・・・・?」
妖鬼「仕方ないさ、 今日は運がなかったんだ」
ウィチカ「言うてあの子も人の子じゃ。 大人になれば真の意味を理解するじゃろ」
クゥルフ「だからどういう意味でも 食うつもりは無いんだって」
クゥルフ「まだ明日以降も 撮影あんのによぉ・・・・・・」
妖鬼「それは──かなり気の毒だな。 もうどんまいとしか言いようがない」
ウィチカ「クゥルフ、おぬし本格的に 嫌われるのには慣れておらんのじゃな」
クゥルフ「まあな──っておい、 なんか楽しそうな顔してんなババア」
ウィチカ「おっと。 喜びが隠しきれなかったようじゃの、 すまぬすまぬ」
クゥルフ「てめぇ! ぜってぇこのネタで 今後も遊ぶ気じゃねぇかよ!」
ウィチカ「バレたか。 ならばあたしは逃げるとしよう。 さらばじゃ!」
クゥルフ「おいこら逃げんなババア! あとほうきに乗るのは卑怯だろうが!」
妖鬼「やれやれ・・・・・・今日も平和だな」

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