私の学校には主人公がいる

檸檬桃緑茶

1-10.火神 竜也(脚本)

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〇白い玄関
  俺の名前は火神 竜也(ひがみ りゅうや)
  今年の4月から高校1年となった、
  一般男子・・・だった。
  そんな俺には、
  幼い頃から仲の良い幼馴染の女性、
  王滝 冴夜(おうたき さや)が常に一緒にいた。
  中学までは登下校は常に一緒だったし・・・
  お昼や、休憩時間も時間が合えば一緒だった。
  時たま、知らない女性に告白され・・・
  勢いで付き合ってはみたものの・・・
  幼馴染である冴夜とは関わるな、とか言ってくる連中だったので、すぐに別れた。
  冴夜は、俺のことを・・・
  好きだという事には気づいていた。
  冴夜が俺を見る目が、俺のことを好きだという女子と同じだったから・・・
  だから俺は・・・
  
  そんな冴夜に甘えていたんだと、今なら思う。

〇公園の入り口
  高校に入学して、
  一週間が過ぎた頃だった。
  冴夜が生徒会に勧誘され、放課後一緒に帰れなくなったため、
  一人トボトボと帰っていた時だった。
火神 竜也「なんだ?! この音は・・・!?」

〇公園の入り口
  音がした方向に向かってみると・・・
火神 竜也「・・・なんだ? あれ・・・??」
天水 瑠花「っく・・・!!! これじゃ、倒せない・・・!」
  一人の女性が化け物と戦っている場面に出くわした。
火神 竜也「危ないッ!!!!」
  俺の体は、
  化け物への恐怖や、この後どうなるかなどを吹き飛ばし・・・
  彼女をかばう様に立っていた。
天水 瑠花「ちょっ!? あなた!? どうしてここに?」
天水 瑠花「結界があるはずだから、一般人は入れないはずなのに・・・」
天水 瑠花「あなた・・・もしかして・・・ 覚醒者?」
火神 竜也「カク、セイ、シャ???」
  魔物は竜也たちをほっておいてはくれなかった。
火神 竜也「グッ!!!」
  俺は、魔物の攻撃で吹き飛ばされていた。
火神 竜也「ゴホッ・・・」
天水 瑠花「だ、大丈夫?! 今のうちに逃げて!」
火神 竜也「・・・君は・・・?」
天水 瑠花「・・・ 私は、あの魔物から逃げるわけにはいかない・・・」
天水 瑠花「あいつを倒すのが私の使命だから・・・!!」
火神 竜也「・・・」
  少女が再度攻撃を繰り出す。
天水 瑠花「っくっ! 致命傷にはなってない、か・・・」
天水 瑠花「ぐっ!!」
  魔物の攻撃で、
  少女も吹き飛ばされた。
天水 瑠花「・・・ぐっ!」
火神 竜也「大丈夫か?」
天水 瑠花「・・・逃げてって言ったのに・・・」
火神 竜也「理由はわからなけど・・・」
火神 竜也「あいつは悪いやつだな・・・ なら・・・俺が・・・」
天水 瑠花「あ、あの? どうしたの?」
火神 竜也「・・・・・・」
  突然・・・
  竜也の体が炎に包まれ、その熱気で魔物が怯み始めた。
火神 竜也「てめぇは! 俺が、倒す!!!」
  目覚め力の使い方が不明な状態で・・・
  竜也は魔物を討伐していた。
  それは、なかなかに異形なことであるため・・・
  覚醒者を取りまとめる対異界災害対策機構(通称:対災機構)に、
  一目置かれる存在となる。

〇近未来の開発室
  その後──
  対異界災害対策機構(通称:対災機構)で覚醒者の登録をし、
  これから魔物を倒す任務があると教えられ・・・
  俺の通っている高校にある”地球安全ボランティア部”に強制加入を命じられた。
  そして・・・
  
  覚醒者であること、魔物を倒していること・・・
  その何もかもを口外してはいけない。
  その決まりのせいで、冴夜に理由を告げることができなくなってしまった。

〇学校の部室
  翌日の放課後──
  ”地球安全ボランティア部”に顔を出した。
  そこには・・・
  昨日、助けることになった天水 瑠花(あまみ るか)、高校一年、同じクラス。
  宇土 玲奈(うづち れな)、高校一年、同じクラス。
  最初は、この三人だった。

〇学校の部室
  そして・・・
  
  一ヵ月が過ぎた頃・・・
  俺たちの戦力を底上げするための指導者として・・・
  風野 貴斗(かざの たかと)が、臨時で加入した。
  どうやら、『対災機構』での活動は、基本チーム単位らしく・・・
  チームが決まっていないメンバーが・・・
  ”地球安全ボランティア部”に集められているとのことだった。
  つまり・・・
風野 貴斗「本部も、元居るチームから俺を抜けさせてまで、君たちに何を期待してるんだか・・・」
風野 貴斗「ちなみに、 俺は戦闘はしないから・・・」
火神 竜也「なっ!?」
風野 貴斗「俺が入ったら一撃で倒しちゃうんだよ? それって訓練になる?」
火神 竜也「・・・」
  風野は、幼い頃から覚醒者として活動しており、
  『対災機構』ではかなりの実力者だった。

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