こりゃヤバい!?ストームチェリーの弱点(脚本)
〇魔界
異界の魔王子「ぬぅ、デスプリンセスめ、とんでもないことをしてくれたな・・・」
魔界軍はデスプリンセスの反逆からの快復で手一杯だった。
「王子」
異界の魔王子「バグラム博士ではないか。こんな時にどうした?」
バグラム博士「人間界に魔物を送りたいと思いますが、許可を得たいと思いまして」
異界の魔王子「良いのだが、どのような奴だ?」
バグラム博士「こちらにございます」
バグラム博士「スパイドデヴィルです。相手を粘着性のある繭に閉じ込め、エネルギーを奪います」
バグラム博士「これならスターフラワーズと言えども簡単にやれましょう」
異界の魔王子「ほほう、自信があるようだな。良かろう、許可する」
バグラム博士「ありがとうございます。では奪ったエネルギーは我が軍の立て直しに役立てましょう」
異界の魔王子「──頼んだぞ」
〇綺麗な一人部屋
この日はあいにくの雨。風宮櫻子の自宅にて
風宮櫻子「うげぇ~・・・雨降るとは言っていたけど、かなり強いな・・・」
学校近くの一軒家で一人暮らしをしている櫻子、慌てて洗濯物を中に取り込んだ。
風宮櫻子「ベランダ、大丈夫かな?洗濯物、中に入れ忘れないか確認しよう」
〇明るいベランダ
風宮櫻子「ほっ、良かった。大丈夫なようね・・・」
ホッとして、ベランダの手すりに手をかけたが・・・
風宮櫻子「ん?」
櫻子がふと手の方を見ると小指付近に・・・
──ナメクジがいた。
風宮櫻子「──!!!!!!!」
〇空
「いやああああああああああああ!!!!」
〇白いバスルーム
翌日、拠点の洗面所にて・・・
風宮櫻子「~~~~~!虫嫌い虫嫌い虫嫌い虫嫌い虫嫌い・・・」
野川比奈「どうしたのよ、櫻子。そんな顔して・・・」
風宮櫻子「昨日、雨だったでしょ。ベランダ出て手すりに手をかけたら私の手に・・・」
風宮櫻子「私の手にナメクジがいたの~!虫嫌い虫嫌い~!!」
野川比奈「そ、そうなんだ・・・」
野川比奈(うげっ、そういえば櫻子は虫が大の苦手だったんだっけ・・・まいったな・・・)
イヴ「どうしたのですか?2人共、何やら騒ぎがあったようですが・・・」
風宮櫻子「あ、ご、ごめんイヴちゃん・・・実は・・・」
〇近未来の開発室
風宮櫻子「というわけなんだよ・・・」
イヴ「それで、あのような取り乱しようだったと・・・」
風宮櫻子「ふぇぇ〜・・・」
「ん?どうしたんだ、この雰囲気」
六谷美麗「風宮、そこに突っ伏して・・・どうした?」
野川比奈「六谷先生、神谷さんたちもお疲れ様です。実はですね・・・」
〇要塞の回廊
魔物たちの拠点である洋館ではブラッディ・ミカが物思いにふけていた。
ブラッディ・ミカ(お姉ちゃん、なんであんな事したんだろう・・・失敗続き、なわけないよね?)
「寂しいのですか?ミカ様・・・」
ブラッディ・ミカ「ば、バグラム博士!?」
バグラム博士「あのことが気になっていたのですか?」
ブラッディ・ミカ「べ、別に・・・」
バグラム博士「憎きスターフラワーズを倒したいのでしょう?私が用意したこの魔物をお使いください」
スパイドデヴィル「シュルルル~・・・」
ブラッディ・ミカ「ひっ!な、何なのこのおぞましいやつは!」
バグラム博士「スパイドデヴィルです。お気に召さなかったでしょうか?」
ブラッディ・ミカ「気に入るわけないでしょ!大馬鹿!!これ見せるぐらいなら・・・」
ブラッディ・ミカ「スターフラワーズをこいつで倒してきなさい!!」
バグラム博士「は!りょ、了解しました・・・行くぞ、スパイドデヴィル」
スパイドデヴィル「ラージャ」
ブラッディ・ミカ「さてと・・・」
ブラッディ・ミカ(人間体)「とりあえず人間共の様子を見に行きますか」
ミカは人間に変装するとすたこら外へ出ていった。
〇近未来の開発室
神谷千夏「風宮さんの虫嫌い、相当なものなの?」
野川比奈「そうなのよ・・・蝶とかは平気だけどクモとかがダメで・・・」
イヴ「この前、洗面所で彼女を見ましたがナメクジが私の手に、とかいって相当・・・」
福南二奈「トラウマでもあったのかな・・・」
〇公園のベンチ
風宮櫻子(私もスターフラワーズの一員だし苦手克服しないといけないよね・・・)
風宮櫻子(絶対虫嫌いを克服してみんなの役に立って見せるわ!)
櫻子が決意を固めた時!
風宮櫻子「!?魔物が出たのかしら!」
〇近未来の開発室
イヴ(魔物が、来る!)
そう、イヴは魔物の気配を予知できる能力を持っている。
そのため、この能力と警報を併用して魔物の場所等の情報を集めている。
神谷千夏「イヴちゃん、場所は!?」
イヴはすぐに魔物の場所を伝えた。
野川比奈「この公園ね。分かったわ!」
イヴ「櫻子さんがその公園にいるみたいです。早めに合流してください!」
「了解! OK!」
イヴ「魔界軍の気配です!相当強力なのが出ました、皆さん気を付けて!!」
福南二奈「まさか、新幹部とか!?」
イヴ「可能性は高いです!」
六谷美麗「了解した!・・・風宮、無事を祈る!」
〇大樹の下
風宮櫻子(この辺りのはず・・・)
風宮櫻子「!?あいつは・・・魔界軍の新しい幹部?」
バグラム博士「この美しい世界を我が軍のものにすれば・・・」
バグラム博士「フヒヒヒヒヒ・・・楽しみですな!」
「待ちなさい!」
バグラム博士「!何者!?」
風宮櫻子「あんた・・・魔界のやつね!この世界で好き勝手させないわ!」
バグラム博士「ふん、威勢の良いやつだ・・・」
風宮櫻子「その感じ、魔界軍の幹部かしら?」
バグラム博士「いかにも!私は魔界軍のバグラム博士。貴様らを始末に来た!」
と、そこへ
バグラム博士「お、来たか。お前の相手は・・・」
バグラム博士「こいつだ・・・」
風宮櫻子「覚悟なさいよ・・・って!」
スパイドデヴィルをみた瞬間、櫻子の顔は青ざめた。
風宮櫻子「く、クモ・・・?」
それはそうだろう。自分が苦手なクモ、しかもそれが魔物として目の前にいるのだから。
スパイドデヴィル「シシシシシ・・・」
風宮櫻子「クモ、私の苦手なクモの魔物・・・あは、あは、あはは・・・」
震え上がる櫻子にじわじわと迫るスパイドデヴィル・・・
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